HOW TO PACKRAFT

パックラフトで行く四万十川|オーチョキャンプ

▲今回の四万十川ダウンリバーで使用したパックラフトと装備類。川旅を想定して作られたパックラフトは、想像以上に多くの荷物を収納できる。

まだまだ認知度の低いパックラフト。手軽に遊べる道具であることは間違いないが、一方で一歩間違えれば危険を伴うウォータースポーツであることも事実だ。ライフジャケットの装着など、最低限の安全装備はもちろん、知識や経験のある人とまずは一緒に楽しんでもらいたい。

パックラフトとは空気で膨らませた船体を特徴とするインフレータブルボートの一種だ。「パック(バックパック)に入る」と「ラフト(ゴムボート)」を組み合わせたもので、1840年代にはすでに現代のものとよく似た構造のハルケットボートが考案されている。

その後も軍事用などを中心に似たような構造のボートは世界中で使用されてきたが、1980年代になると船体素材の開発が進み、より軽くて丈夫な素材が使用できるようになり、レジャー用のゴムボートとは一線を画す本格的な川旅用のパックラフトが続々と生まれ始めた。

パックラフトで行く四万十川|オーチョキャンプ

▲パックラフトには船体内に荷物を入れることができる構造の物もある。意外と多くの荷物を運べるのだ。

同時に静水用、ホワイトウォーターと呼ばれる流水用など使用目的に合わせたモデルが生まれるなど、細分化も進んでいったが、主要なマーケットはあくまでも欧米が中心。すでにアメリカ北部のアラスカやカナダなどでは川旅の道具のひとつとして親しまれているが、日本国内ではまだまだ知名度もユーザーも少ないのが現状だ。

今回の川旅はそんなパックラフト製品に精通した「オーチョキャンプ」が独自の仕様を加えて製作した“日本仕様”とも呼べるパックラフトの普及を目指して実施したもので、「豊かな自然をより身近に感じられる川旅の魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたい」と、企画されたものだ。

ここでは「オーチョキャンプ」代表の西奥さんへのインタビューを基に、まだまだ馴染みの少ないパックラフトのベーシックな知識についてまとめてみた。ぜひ参考にしてみてほしい。

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