“インスタ映えする写真が撮れる”と、若い世代を中心に人気の高い角島大橋。エメラルドグリーンの美しい海に架かるその角島大橋を渡った先に、島内唯一のキャンプ場がある。営業期間はわずか1ヶ月半。海水浴場に併設されたその「角島大浜キャンプ場」は、まさに夏の思い出を作るのにも最適な、海辺のキャンプ場である。
本州西端の絶景スポットとしてよく知られる角島(つのしま)大橋は、山口県下関市の角島と本土を繋ぐ全長約1.8kmの橋だ。2000年11月に完成し、それまでは渡船を使う以外交通手段のなかった角島へ、自家用車で気軽に往来できるようになり、島の観光にも大いに貢献した。
また、周囲の海は貝殻が堆積してできた海底の白砂により、太陽光の加減でエメラルドグリーンから紺碧色まで微妙に変化することから、“絶景の海に架かる橋”として写真撮影の人気スポットにもなっている。
「角島大浜キャンプ場」があるのは、その角島大橋を渡った島の西部北岸「角島海水浴場」の東隣。角島の中央を走る海土ヶ瀬ロードから一段降りた未舗装の大きな駐車場にクルマを止め、150mほど歩いた先にある。
この「角島大浜キャンプ場」は海水浴場に併設された施設であることから営業は年間わずか45日間ほどという短期間になるが、設備そのものはかなり立派なものだ。
宿泊できるのは冷蔵庫・冷房の完備したバンガローと、持ち込みテントでキャンプができる区画サイトの2種類。バンガローは定員により大小あり、眺望を遮らないように一段高く、さらに敷地の奥側に建築されている。
一方の区画サイトは、バンガローの周辺に点在しており、いずれもしっかりと整地されているのが特徴だ。
区画サイトは定員25組とけっして広くはないが、エリア毎にわずかに高低差を付けてあることから、他のキャンパーと視線が交差することもなく、どこに陣取っても素晴らしいロケーションを堪能できる。
特に海側に位置するサイトは眼下に日本海が広がることから、ひと際人気が高い。運が良ければオーシャンフロントに陣取ることもできるだろう。
共用施設はトイレと温水シャワー(水シャワーもあり)など。場内に浴室・温泉はないが、クルマで10分ほどの距離にあるホテルでは、角島を眺めながらながら露天の天然温泉も楽しめる。
VIEW|景観
角島の西部北側沿岸にある、海辺のキャンプ場。角島大浜海水浴場に併設されており、キャンプ場から直接海水浴場へアクセスができる。特に海側のキャンプサイトは人気が高い。
FOOD・DRINK|食料・飲料
スーパーやコンビニなどは島内にない。最寄りのコンビニは約10km(クルマで約15分)。スーパーは下関市豊北町の集落にあり、約17km(同約24分)。食料や飲料は事前に用意してから訪れよう。
ACCESS|交通
広島方面からの場合は中国縦貫自動車道・美弥ICで降り、国道435号を経由して約53km(クルマで約60分)。九州・下関市内からの場合は、国道191号を経由して約60km(同約80分)。
ADVICE|ひとことアドバイス
直下に日本海を望む美しいロケーションが楽しめるが、海沿いのキャンプ場だけに、耐風対策は万全に!
角島大浜海水浴場キャンプ場|TSUNOSHIMA OHAMA CAMP GROUND | |
営業期間 | 7月15日〜8月31日 |
定休日 | なし |
サイト数 | 区画サイト:25区画 |
所在地 | 〒759-5332 山口県下関市豊北町大字角島893-1 |
予約方法 | 電話 |
チェックイン | 12:00~18:00 |
チェックアウト | 10:00 |
地面 | 草・砂 |
参考料金 | 1600円(おとな2名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 083-786-0477 |
WEBサイト | http://ohamabeach.net |
設備 | |
区画サイト | ◯ |
フリーサイト | × |
AC電源 | × |
車両搬入 | × |
オートキャンプ | × |
簡易宿泊棟 | ◯ |
水回り付宿泊棟 | × |
ペット | × |
ドッグラン | × |
焚き火 | × |
直火 | × |
炊事場 | ◯ |
給湯 | × |
ゴミ捨て | ○ |
シャワー | ◯ |
風呂・温泉 | × |
洋式水洗トイレ | ◯ |
洗浄機能付便座 | × |
BBQ設備 | × |
洗濯機 | × |
乾燥機 | × |
自販機 | × |
管理棟 | ◯ |
24時間管理 | × |
売店 | × |
Wi-Fi | × |
レストラン | × |
レンタル | × |
注意 | 海浜清掃等協力金:大人:800円 海浜清掃等協力金:小学生:300円 持込テント:4000円 ※営業内容は変更されている場合がございます。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
掲載されている写真は取材時(PUBLISHED参照)のものです。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2021
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.Camp Goods Magazine Vol.19
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