南国・沖縄ならではという美しい海辺のキャンプ場として、県内でも屈指の人気を誇る「屋我地ビーチ」。目の前に広がるエメラルドグリーンの海は遠浅で海水浴にも最適。干潮時には無人島まで歩いて渡れるほど穏やかな水面を眺めながら、ひと足お先に夏キャンプを楽しもう。
沖縄本島中部の名護市にある「屋我地(やがじ)ビーチ」は、夏場は海水浴も楽しめるという海岸沿いに広がるキャンプ場だ。南国ならではという美しい海を堪能できる、沖縄を代表する海辺のキャンプ場といってもいいだろう。
キャンプサイトの東側には、干潮時には歩いて渡れるという無人島「ニイマチ干瀬」もあり、キャンパーだけでなく日帰りの観光客にからも人気が高い。さらに道路を挟んだ西側には「沖縄八景」のひとつとして知られ、別名「沖縄の瀬戸内海」とも呼ばれる羽地内海もある。
周辺のマングローブ林には貴重な野生生物も多く、環境省により鳥獣保護区として管理されている。つまり「屋我地ビーチ」は西側にある羽地内海と、ニイマチ干瀬が浮かぶ東側の東シナ海に挟まれるように位置した、海に囲まれたキャンプ場なのだ。
キャンプサイトは南北300mにわたって広がる海岸線沿いにあり、すべてフリーサイト。最大で40組程度まで収容可能になっており、車両乗り入れ・オートキャンプはもちろん、キャンピングカーの利用もできる。
利用者の8割は沖縄県内からというが、「てぶらでキャンプ」というプランも用意されており、設営から撤収やゴミの片付けまでスタッフが対応してくれるので、沖縄県外からの観光客でも手軽にキャンプを楽しめる。
共用設備は露天の炊事場とトイレやシャワーがあるだけというシンプルなものだが、場内にはクーラーやテレビを備えたバンガローもあるので、予算や好みに合わせて宿泊スタイルをチョイスできる。
おすすめは夏休みシーズン以外の海水浴客の少ない時期だ。
真冬でも最低気温が10度を下回ることはないため、装備は軽装でもいいが、沖縄では1年を通して蚊がいるため、真冬であっても蚊取り線香などの準備は忘れずに。
VIEW|景観
キャンプサイトは南北300m以上ある海岸線沿いに広がっており、どこに陣取っても美しい海辺の景観を楽しめる。目の前にある島は干潮時には歩いて渡れるという無人島で、日中は日帰り利用の来場者も多い。このため、ゆったりと過ごしたいなら、無人島周辺から少し距離を置くといいだろう。おすすめは夏場でも日除けとなる樹木が多い北側の海岸沿いだ。
FOOD and DRINK|食料・飲料
最寄りのコンビニはキャンプ場から南に位置した沖縄本島名護真喜屋地区にある。キャンプ場からは約1.7km(クルマで約3分)。観光地であることから、ちょっと走ればカフェやレストランも多い。
ACCESS|交通
那覇空港から沖縄自動車道を経由して約90km(クルマで80〜90分)。屋我地ビーチのある屋我地島の北には古利屋島があり、観光スポットにもなっている古利屋大橋とも繋がっている。
ADVICE|ひとことアドバイス
屋我地ビーチからクルマで5分ほどの古利屋大橋は沖縄本島中部の人気観光スポット。周辺には他にも見所が多く、沖縄観光の拠点としても利用できる。
屋我地ビーチ|YAGAJI BEACH | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | 不定休 |
サイト数 | フリーサイト:40区画 |
所在地 | 〒905-1631 沖縄県名護市字屋我143 |
予約方法 | WEBのみ |
チェックイン | 11:00〜17:00 |
チェックアウト | 11:00 |
地面 | 芝生 |
参考料金 | 2000円(おとな2名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 0980-52-8123 |
WEBサイト | http://yagaji-beach.com |
備考 | ※ゴミは有料にて引き取り可 ※手ぶらキャンプあり |
設備 | |||||
区画サイト | フリーサイト | AC電源 | 車両搬入 | オートキャンプ | 簡易宿泊棟 |
× | ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ |
水回り付宿泊棟 | ペット | ドッグラン | 焚き火 | 直火 | 炊事場 |
× | ◯ | × | ◯ | × | ◯(屋根なし) |
給湯 | ゴミ捨て | コインシャワー | 風呂・温泉 | 洋式水洗トイレ | 洗浄機能付き便座 |
× | ◯ | × | × | ◯ | ◯ |
BBQ設備 | 洗濯機 | 乾燥機 | 自販機 | 管理棟 | 24時間管理 |
× | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
売店 | Wi-Fi | レストラン | レンタル | ||
◯ | × | × | ◯ |
注意 | 営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.31
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