清流として知られる四国・四万十川(しまんとがわ)。その美しい水面が太平洋へと注ぐ四万十市の四万十川河口に建つのが「山みず木」だ。高さ60mの崖の上から眺める絶景と、地下800mから湧出する天然温泉、その両方が楽しめるこの施設では、極上のグランピング体験も堪能できる。
四万十川は、高知県の西部を流れる全長196kmの河川だ。津野町・不入山を源流とし、中土佐町、四万十町、四万十市から太平洋へと注ぐ、四国内では最長の河川である。本流に大規模なダムが建設されていないことから、日本最後の清流とも呼ばれている。
また、この四万十川には支流も含めて48にも及ぶ沈下橋がある。沈下橋は欄干がないのが特徴で、増水時に水面下に沈む前提で架橋されており、四万十川の風物詩のひとつとして全国的にも知られている。 その四万十川が太平洋に流れ込む河口にあるのが「山みず木」である。
敷地面積5万坪という鯨岬の高台に整備されたこの施設は、グランピングサイトとコテージ、キャンプサイトを組み合わせた宿泊施設だ。
オーシャンビューのグランピングサイトは、四万十川を見下ろす断崖絶壁の上に迫り出すように設置されており、絶景を堪能できるキャンプ場として人気を博している。 また、 四万十川河口の先端に位置するオーガニックファームの高台にはオートキャンプサイトも用意されている。
場内は管理棟を兼ねたカフェのほか、グランピングサイトとコテージ、さらに貸切家族風呂と男女別の露天風呂などが備わる。特に人気が高いのは、崖沿いに建ち、絶景のロケーションが楽しめるグランピングサイトとコテージだ。
海抜約60mの崖の上から見下ろす四万十川は、河口から太平洋へと美しい水面が続き、まさに絶景を堪能できる。特に水平線から昇る朝日や、穏やかに流れる四万十川の水面を紅く染める夕暮れどきがオススメ。
また、冬の早朝は水平線から昇る“だるま朝日”、夜は川面を彩るシラス漁の明かりによる幻想的な風景も楽しめる。
ちなみにこの絶景は共用施設である風呂やカフェからも堪能できる。 地下800mまで掘削した井戸から湧き出す温泉は、鉄分を多く含んでいるため湯船で酸化し、トロミ感のある琥珀色となるのが特徴。複数ある湯船からはどれも絶景が楽しめるので、滞在中はたっぷりと絶景と温泉を堪能しよう。
VIEW|景観
四万十川の河口に位置する鯨岬の断崖にあるグランピングとコテージを中心とした施設。崖側にある一部の宿泊棟や温泉、カフェなどから絶景を堪能できる。
FOOD and DRINK|食料・飲料
最寄りのコンビニはキャンプ場から約7.6km(クルマで約13分)。四万十市の中心部までは11kmほど(同約18分)で、市内中心部には複数のスーパーがある。
ACCESS|交通
高知自動車道・黒潮拳ノ川ICから約42km(クルマで約60分)。高知方面からの場合、四万十町中央ICで一度高速道路を降りて、再度無料の高速道路に乗る。
ADVICE|ひとことアドバイス
グランピング施設とコテージが中心だったが、近年オートキャンプ場や原生林内のグランピングサイトなどが整備されており、好みのスタイルでキャンプを楽しめるようになった。
山みず木|YAMAMIZUKI | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | なし |
サイト数 | 宿泊棟:12棟、区画サイト:(確認中)、フリーサイト(確認中) |
所在地 | 〒787-0163 高知県四万十市名鹿432-10 |
予約方法 | WEBのみ |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 11:00 |
地面 | 芝生・草・土・砂利 |
参考料金 | 2名合計2万9960円より(セルフクッキングプランの場合の2名税込合計料金) |
電話番号 | 0880-31-9160 |
WEBサイト | https://yamamizuki.net |
備考 | 温泉は大人1名500円(子どもは300円) ※ゴミの処分は有料 |
設備 | |||||
区画サイト | フリーサイト | AC電源 | 車両搬入 | オートキャンプ | 簡易宿泊棟 |
(確認中) | (確認中) | ◯ | ◯ | ◯ | × |
水回り付宿泊棟 | ペット | ドッグラン | 焚き火 | 直火 | 炊事場 |
◯ | ◯ | × | ◯ | × | ◯ |
給湯 | ゴミ捨て | コインシャワー | 風呂・温泉 | 洋式水洗トイレ | 洗浄機能付き便座 |
× | ◯ | × | ○ | ◯ | ◯ |
BBQ設備 | 洗濯機 | 乾燥機 | 自販機 | 管理棟 | 24時間管理 |
◯ | × | × | × | ◯ | × |
売店 | Wi-Fi | レストラン | レンタル | ||
× | × | ◯ | × |
注意 | 営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.28
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