ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)|オールドマウンテンがプロデュースした日本海を見下ろす絶景のオートキャンプ場

西日本

日中は中海や日本海を見下ろす絶景を、夜間は米子市街の夜景が眼下に広がり、頭上には満天の星が広がるのが「ますみず天空キャンプ場」だ。ガレージブランドのオールドマウンテンがプロデュースするこのキャンプ場は、2022年4月にオープンしたばかり。大山隠岐国立公園内に位置していることから、「焚き火台を使った場合でも焚き火は禁止」。一方で「ルールの範囲で音楽もOK」というユニークなキャンプ場でもある。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲大山の西麓に広がるキャンプ場は写真手前の草原部分。写真中央は「だいせん ますみず高原」。冬季を除いて「大山ますみず高原天空リフト」が営業しており、大山の中腹にある展望台まで乗車することができる。展望台は“恋人の聖地”のモニュメントもある。

鳥取県にある標高1729mの大山は、見上げる角度により、まるで富士山のような美しい山体をしており、“伯耆富士”や“出雲富士”と呼ばれる中国地方の最高峰である。「ますみず天空キャンプ場」は、その大山の西麓に位置しており、周囲は大山隠岐国立公園内にも属している。

このキャンプ場は、もともと牧草地だった場所を大山周辺で観光業を営む事業会社が「オールドマウンテン」にプロデュースを依頼し、企画されたもの。なんといっても、他では絶対に味わえない絶景を堪能できるキャンプ場だ。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲夕暮れ後は、時間と共に徐々に眼下に広がる夜景がはっきりと映し出されてくる。時間の移ろいをしっかりと感じられるキャンプ場だ。22時までは音楽もOK。24時以降は話し声もボリュームを落とすなどのルールがある。

日中は松江から米子にまたがる潟湖の中海や日本海を眼下に収めることができる。さらに夕暮れ時になると、真っ赤に染まった空から徐々に輝きを増していく市街地の夜景が全面へと広がっていく。米子市内までは直線距離で20kmほどある上、夜が更けると周囲には光害がないということもあり、夜景と同時に星空も楽しめる。

もっとも、国立公園内ということもあって設備は限られており、ルールも独特だ。キャンプ場としての設備は広大な草原に仮設のトイレ(洗浄機能付きのバイオトイレ)があるだけ。炊事湯はなく、水はジャグなどに入れて持参する必要がある。加えて台を使ったとしても焚き火も禁止されている。

標高700mの高原にあるため、朝晩は冷え込むことが予想されるので、利用する季節に応じて石油ストーブなどの暖房は用意した方がいいだろう。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲東側は大山の山頂を見上げることができる。大山の上部は針葉樹林帯がなく、低木林や草原の高山帯になっているのも特徴のひとつ。

ユニークなのは「22時までは騒いだり、音楽を楽しんだりするのもOK」という点だ。一般的なキャンプ場は静かに楽しむことに主眼を置いているが、ここでは時間を限ることで音楽などを楽しめる環境を提供している。

もちろん、深夜まで騒ぐことを目的にしているわけではない。ルールの範囲で楽しんで欲しいという意味だ。

広大なスペースはゆったり使うために利用は限定20組まで。当面は利用も抽選制で、まずは利用の権利を引き当てる必要がある。利用時は溝口ICそばの「ご当地ファーム 山の駅 大山望」内で受付を済ませよう。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲キャンプ場の受付となる「ご当地ファーム 山の駅 大山望」は溝口IC出口の目の前にある。新鮮な野菜やA5ランクの鳥取和牛も扱っている。施設内には肉好きもびっくりするほどの美味しさを誇る大山望レストランも営業している。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲キャンプ場の受付を兼ねる「ご当地ファーム山の駅 大山望」内にはオールドマウンテンがプロデュースするキャンプ用品店「ダイセンボウ」もある。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲プレハブの管理棟は日中のみ管理人が滞在する。飲み水やカップラーメンの販売はあり。今後はウッドフェンスで装飾を加える予定だ。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲オールドマウンテンがプロデュースする際に、もっともこだわったトイレ。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲。オフグリッドのバイオトイレには、なんと洗浄機能付きの洋式・水洗トイレになっている。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲大山の裾野に広がっているため、完全にフラットな場所は少ないが、それでもコットを利用するなどして水平レベルを調整すれば十分に快適なスペースになる。全面に車両乗り入れ可能なフリーサイトだ(ただし、2WDはフィールドの状態により乗り入れ不可。その場合はアスファルトエリアに駐車)。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲「ますみず天空キャンプ場」は夕日に染まる瞬間も美しい。20組限定だから、スペースを気にせずタープや2ルームのテントも設営できる。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲日本百名山や日本百景にも選定され、鳥取県のシンボルのひとつでもある大山。キャンプ場のある西側から見る景観がもっとも美しいともいわれている。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲場内には日陰になりそうな木立もいくつかある。場所は先着順で好みの場所を選ぶことができる。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

▲地面は短く刈り取られた牧草だ。ペグはしっかりと効くが、風が強い場所でもあるので風対策は万全を期してほしい。

ますみず天空キャンプ場 (鳥取県)

VIEW|景観
かつて放牧場だった場所を利用した大山・西麓に位置したキャンプ場。西側に向かって緩やかな斜面になっている。場内には一部起伏もあるが、全体として傾斜はゆるやか。標高は700mで市街地よりも気温が9〜10℃ほど低い。

FOOD and DRINK|食料・飲料
キャンプ場の受付にもなっている「ご当地ファーム 山の駅 大山望」内で肉・野菜・飲料が調達可能。周囲ではほかにコンビニや食料品店がなく、最寄りはキャンプ場から10kmほど離れたJR伯耆線・伯耆溝口駅の周囲にコンビニやちいさなスーパーがある。

ACCESS|交通
キャンプ場は米子自動車道・溝口ICから県道45号を大山山頂方向へ向かって約5km。入口に看板はないが、利用者がいる場合は県道沿いの出入口にのぼりが設置されている。但し、利用時は溝口ICすぐそばにある「ご当地ファーム 山の駅 大山望」内で先に受付を行う。

ADVICE|ひとことアドバイス
元々放牧場だったということからも場内にはアブやブヨが発生することもある。虫除け(蚊取り線香ではダメ)は必須。万全の準備の上で、景色を楽しもう。

ますみず天空キャンプ場|MASUMIZU TENKU CAMPGROUND
営業期間4月〜12月
定休日火曜日
サイト数フリーサイト:20組
所在地〒689-4213 鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷1801
ご当地ファーム山の駅大山望館内(受付)
予約方法WEB(※インスタグラム経由での事前抽選予約制)
チェックイン14:00〜16:30
チェックアウト11:00
地面
参考料金6820円(大人2名1泊利用時の税込合計料金)
電話番号0859-62-7577(09:00〜17:00)
WEBサイトhttp://masumizu.net/tenkucamp
備考レストランや売店は、キャンプ場から約5.7km離れた「ご当地ファーム 山の駅 大山望」内にある
※インスタグラムはhttps://www.instagram.com/masumizu_tenku_camp/
※参考価格は大人2名5500円+車両1台1320円=6820円
宿泊:中学生以上(1名)2750円、小学生(1名)1430円
デイキャンプ:中学生以上(1名)1650円、小学生(1名)880円
オプション:アーリーチェックイン 660円、
スーパーアーリーチェックイン1320円
自転車・オートバイ:1台660円
軽・普通・中型車:1台1320円
キャンピングカー・トレーラー:1台2750円
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
×××
水回り付宿泊棟ペットドッグラン焚き火直火炊事場
×××××
給湯ゴミ捨てシャワー風呂・温泉洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
××××
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
××××××
売店Wi-Fiレストランレンタル
××××

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO, OLD MOUNTAIN
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.31

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