リゾートホテルやグランピング、キャンプなど既存のスタイルとは大きく異なる、まったく新しいアウトドアライフを体験できるのが「ムービングイン十勝 北の森」だ。絶景を求めて移動・宿泊することができる本格的なキャンピングカーと、快適なトレーラーハウス。好みのスタイルで極上のアウトドアライフを堪能できる。
「十勝」は北海道南東部地域にある19市町村で構成された道内最大の面積を持つエリアだ。大阪府や香川県と比較すると、その面積は6倍にも至るというから、数字からもその広大さが想像できる。
ちなみに地名である「十勝」はアイヌ語の「トカプチ(乳という意味)」に由来し、流域を走る十勝川の河口が乳房のように見えたのが語源になっているという。
その北海道・十勝を拠点に、「新しい旅のカタチ」のアウトドアライフを展開するが「ムービングイン十勝 北の森」だ。
今春グランドオープンを果たした施設は日高山脈襟裳国定公園を上流域に持つ清流・ヌビナイ川沿いに広がる約2万坪という原生林が舞台。しかもこの広大な敷地に宿泊サイトはたったの4区画だけという贅沢な設計。
場内にはトレーラーハウスを使った2つの「グランドスイート」と、本格的なキャンピングカーを拠点とする2つの「ネイチャースイート」があり、深い森の中に隠れる様にそれぞれのエリアが配置されている。
いずれも専用のウッドデッキやプライベートサウナ、ダイニングや露天風呂が併設されているのも特徴のひとつといえるだろう。
中でも数寄屋建築の構匠・三浦史朗氏がデザインしたトレーラーハウス付き宿泊サイトの「NAGAME」は圧巻。寝室とリビング、シャワー、トイレなど客室機能を完備した2層式の和室トレーラーハウスに加え、囲炉裏がついた食事用のダイニングカーやほてった体をクールダウンさせる屋根付きのウッドデッキなど4つの建屋が設置されている。
トレーラーの2階には屋上風呂、サウナ脇にも露天の薪風呂が用意されており、滞在中はゆったりと湯に浸かることも可能。
食事は料理家・森枝幹氏がメニュー監修した地産の食材を使った創作料理も選べるそうだ。
自然との共生をテーマに、快適な宿泊スタイルを組み合わせた「ムービングイン十勝 北の森」は、大自然の中でまったく新しいスタイルの旅を体験できる注目のスポットといえそうだ。
VIEW|景観
2万坪という森の中に点在するように配置された4つの宿泊サイト。中でもヌビナイ川を眼下に収める「NAGAME」からの景観は際立っている。2層式のトレーラーは上階にデイベッドや展望風呂も備えるなど、どこにいても十勝の森を満喫できる。
FOOD and DRINK|食料・飲料
最寄りのコンビニは東に17km(クルマで約30分)ほど離れた大樹町内にある。スーパーは帯広方面に向かった中札内村内にあり、施設からは約32km(同約45分)。利用時は食事付きのプランを選ぶのが賢明だ。
ACCESS|交通
札幌からは約250km(クルマで約4時間)。帯広市内からは62km(同約1時間)。帯広空港からは38km(同50分)。キャンピングカーの利用時は帯広空港で車両を
受け取り・返却することもできる。
ADVICE|ひとことアドバイス
最高級の「NAGAME」は極上のアウトドア体験ができる。またキャンピングカーだけの利用も可能で、本格的なキャンピングカーを借りて北海道一周の旅をするのも◉。
ムービングイン十勝 北の森|Movin Inn Tokachi Kita no Mori | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | なし |
サイト数 | 宿泊棟:4棟 |
所在地 | 〒089-2271 北海道広尾郡大樹町光地園44-5 |
予約方法 | WEBのみ |
チェックイン | 15:00〜18:00 |
チェックアウト | 11:00 |
地面 | 草・土・砂利 |
参考料金 | —-円(おとな2名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 0155-88-7514 |
WEBサイト | https://moving-inn.com |
備考 |
設備 | |||||
区画サイト | フリーサイト | AC電源 | 車両搬入 | オートキャンプ | 簡易宿泊棟 |
× | × | × | ◯ | × | × |
水回り付宿泊棟 | ペット | ドッグラン | 焚き火 | 直火 | 炊事場 |
◯ | ◯ | × | ◯ | × | ◯ |
給湯 | ゴミ捨て | シャワー | 風呂・サウナ | 洋式水洗トイレ | 洗浄機能付き便座 |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
BBQ設備 | 洗濯機 | 乾燥機 | 自販機 | 管理棟 | 24時間管理 |
× | × | × | × | ◯ | ◯ |
売店 | Wi-Fi | レストラン | レンタル | ||
× | ◯ | × | ◯ |
注意 | 営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.31
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