古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)|ハイビスカスやバナナの木に囲まれた 南国の楽園で楽しむジャングル・キャンプ

キャンプ場

沖縄本島と橋で繋がった古宇利島にあるキャンプ場。標高約100mという展望公園の脇にあり、上段からは東シナ海の水平線を見下ろすことができる。“キャンプ庭園”という名称通り、場内の景観も、いかにも南の島らしいものだ。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲標高約100mの円状の古宇利島は、周辺を珊瑚礁に囲まれている。斜面に沿った形でキャンプサイトが広がっている。

古宇利島(こうりじま)は、沖縄本島北部の本部(もとぶ)半島に浮かぶ、周囲約8kmの小さな島だ。標高は約100mで、最頂部には「アマジャフバル農村公園」があり、園内の展望台からは遠くに浮かぶ島々が望める。

「古宇利島キャンプ庭園」があるのは、島でもっとも眺望がいいといわれている、その農村公園の隣だ。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲写真左側が下段中心にあるフリーサイト。ティピー型のテントは利用者が自由に使えるもので、中心部で焚き火を楽しむことも可能。

キャンプ場は元々未利用だった1万5000㎡という山林を造成し、北斜面に沿って階段状にサイトを整備、最大50組程度がキャンプを楽しめる施設として2021年12月31日にオープン。現在は最大40組が利用できる区画サイトと、同6組を定員とするフリーサイトを中心に営業しているが、今後は宿泊棟(ロッジ)やカフェの建築も計画しているそうだ。

眺望は管理棟のある施設入口付近がもっとも良く、晴れていれば眼下に伊是名島(いぜなじま)や伊平屋島(いへやじま)も見渡せる。キャンプサイトはその園内入口から北斜面を下った位置に階段状に整備されているため、下段になるほど樹々に邪魔されて東シナ海を望める範囲は狭まる。

もっとも、下段側はサイトの周囲に自生したハイビスカスやバナナの木、椰子の木などがそこかしこにあるため、まるで熱帯のジャングルの中にいるかのような景観が楽しめるなど、こちらも魅力あふれるロケーションだ。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲40サイトある区画サイトは電源付きや眺望の違いなど多種多様。

区画サイトは電源付きが5ヶ所用意されており、占有スペースにはばらつきがあるが全サイトでクルマの横付けが可能。場内中央にあるフリーサイトは6組限定。車両はテントに横付けできないが、こちらはフリーサイトの脇に駐車スペースがある。

共用設備は中央付近にトイレ・シャワー棟があり、炊事場も併設されている。給湯はないが、真冬でも15℃以下になることはほとんどないためお湯が必要になることはないだろう(1回300円で利用できるシャワーは温水)。

トイレも洋式水洗になっており、洗浄機能付きだから、キャンプに慣れていない人でも快適に滞在できる。

ちなみに、この「古宇利島キャンプ庭園」ではテントを含めてレンタルも用意されているので、最小限の道具だけでキャンプを楽しむことも可能だ。

那覇空港からは約90分。古宇利島は、周囲にも観光スポットが多く、沖縄の新観光スポットとして年々人気を増しているため、観光の拠点としてもいいだろう。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲一部にはウッドデッキ製のテント床が設けられたサイトもある。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲下段側にはハイビスカスやバナナの木が自生している。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲「古宇利島キャンプ庭園」上段西側の区画サイト。テントから北側に広がる水平線を望むことができる。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲場内中央部にあるトイレ・シャワー棟。男女別でシャワーは有料(300円)。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲キャンプ場入口の管理棟。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲トイレは温水洗浄機能付きの洋式水洗。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲男女別のシャワールームも完備。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

▲炊事場はトイレ・シャワー棟に隣接している。

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

古宇利島キャンプ庭園(沖縄県)

VIEW|景観
キャンプサイトは古宇利島でもっとも標高の高いアマジャフバル農村公園の脇から北方向に広がる斜面に沿って整備されている。天気が良ければ最上部からは島の北に位置する伊是名島や伊平屋島も見渡せる。海が望めるのは上段側サイトが中心だが、下段側の周囲にはハイビスカスやバナナの木が多く、南国の楽園の雰囲気に包まれている。

FOOD and DRINK|食料・飲料
最寄りのコンビニは沖縄本島・名護市真喜屋地区にあり、キャンプ場から約11km(クルマで約20分)。スーパーも沖縄本島今帰仁村に数軒ある(約10km、同17分)。古宇利ビーチ周辺にはテイクアウトのできる飲食店やカフェもある。

ACCESS|交通
古宇利島には2005年に開通した古宇利大橋を使い、沖縄本島から屋我地島(やがじしま)を経由してクルマで行ける。キャンプ場は島の最上部にあり、那覇空港から約96 km(クルマで約90分)。アクセス路にある古宇利大橋や古宇利ビーチなど、途中にも数多くの観光スポットがある。

ADVICE|ひとことアドバイス
静かな滞在を楽しみたいなら下段がお勧め。周囲はまるで南国の楽園。自生したハイビスカスの花が咲いているという珍しいキャンプサイトが連なる。

古宇利島キャンプ庭園|KOURIJIMA CAMP PARK
営業期間通年
定休日不定休
サイト数区画サイト:40区画、フリーサイト:6組
所在地〒905-0406 今帰仁村古宇利島2432
予約方法WEBのみ
チェックイン13:00〜17:00
チェックアウト11:00
地面芝生・草・土
参考料金4100円(おとな2名利用時の税込合計料金)
電話番号0980-56-3729
WEBサイトhttps://www.kourijima-camp.jp
備考※ゴミは有料にて引き取り可
※販売品は薪と炭など
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
×
水回り付宿泊棟ペットドッグラン焚き火直火炊事場
×××
給湯ゴミ捨てコインシャワー風呂・温泉洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
××
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
××××
売店Wi-Fiレストランレンタル
×××

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.31

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