霧多布岬キャンプ場(北海道)|断崖絶壁と360度開けた絶景を堪能

北海道

太平洋に突き出るように伸びた霧多布岬(きりたっぷ)から徒歩5分ほどの距離にあるのが、浜中町が運営する「霧多布岬キャンプ場」だ。キャンプ場があるのは海抜40~60mのゆるやかな丘の上。3日に一度しか晴れないという霧の多い場所だが、晴れた日には、まさに息をのむような絶景が広がる。

“霧多布”とはアイヌ語で“茅を刈るところ”を意味するキータプに由来する。霧多布(きりたっぷ)は当て字ではあるが、実際に北海道東部太平洋沿岸は海霧の影響を強く受けることで知られており、霧多布岬もまた霧が多いことでよく知られている。“晴れるのは3日に一度”ともいわれており、全方位に広がる絶景を楽しめるかどうかは、残念ながら運次第となる。

浜中町が運営する「霧多布岬キャンプ場」は、そんな岬(先端部)に近いところにあり、左右両岸を断崖絶壁に挟まれ、海に飛び出したような地形の中でキャンプが楽しめる場所だ。霧多布岬からは徒歩5分ほどの場所になり、高台の緩やかな傾斜面にキャンプサイトやバンガロー(有料)が広がっている。

利用時はまず「霧多布温泉ゆうゆ」で受付後(フリーサイト・バンガロー共に)」、クルマを専用の駐車場に停めて、場内へと荷物を運ぶ。

キャンプエリアはすべて車両の乗り入れができないフリーサイトだが、6月上旬から10月上旬までの開放期間中であれば誰でも無料で楽しめる。キャンプサイトは場所によって傾斜はあるものの、手入れの行き届いたフカフカの芝生の上で、快適なキャンプが楽しめることだろう。事前の予約も不要だから、旅の途中で突然立ち寄っても、優しく出迎えてくれる。

そのフリーサイトを囲むように配置されているのが、簡易宿泊棟となる18棟のバンガローだ。大人2名・子供2名の合計4名での利用を想定して建てられたこのバンガローは、1泊1棟1760円とリーズナブルな料金で利用できるが、あくまでも雨露をしのぐだけ。電源、照明、寝具などは一切用意されていないので、まさにテントの代わりに使うような施設となっている。

共有施設は簡易水洗トイレに炊事場、ゴミステーションなど。洗濯機(1回200円)や乾燥機(1回300円)も用意されており、売店が開いている時間なら炭やゴミ袋なども購入できる。ペット同宿も可能なバンガローもあり、愛犬と一緒にキャンプを楽しむのにも最適だ。

天気が良ければキャンプ場から徒歩10分程度の距離にある展望台へ。または同じように徒歩5分ほどの距離にある岬(先端部)にも展望スペースがあるので、ぜひ立ち寄ってみよう。ちなみに岬の先端に向かう途中にあるのは、湯沸 (とうぶつ) 岬灯台。じつは霧多布岬とは俗称で正式名称は湯沸岬と呼ぶそうだ。

けっして設備が充実しているわけではないが、北海道を旅する際にはぜひチェックをしてほしい景観の美しいキャンプ場だ。

VIEW|景観
多布岬の先端付近に位置する町営の小さなキャンプ場。周囲は風よけとなりそうな樹木が一切ない牧草地で、開放的な雰囲気の景観が360度に広がっている。もっとも、“霧多布”という名の通り霧に包まれることが多く、絶景を堪能できるかどうかは運次第だ。

FOOD & DRINK| 食料・飲料
道東の観光地として旅行客も訪れる霧多布岬。このためキャンプ場から3kmほど離れた場所に飲食店やコンビニ、食料品店、ガソリンスタンド、診療所、駐在所、さらには日帰りの温泉施設などもあり、必要なものは概ねクルマで5〜10分圏内で調達できる。

ACCESS |交通
移動に便利な高速道路は付近には走っておらず、国道44号線を経由して霧多布岬を目指す。釧路市内からは約75km(クルマで約80分)。苫小牧や札幌からはいずれも350km以上あり、ノンストップで走っても5時間強というロングドライブが避けられない。

ADVICE|ひとことアドバイス
町からも近いため、何かと便利。クルマがあれば近くの温泉や食堂も利用できる。山からも距離があるので、野生動物の心配も少ない。ファミリーでも楽しめる絶景キャンプ場だ。

霧多布岬キャンプ場|北海道
営業期間6月上旬~10月上旬
定休日なし
サイト数フリーサイト:50組、宿泊棟:18区画
所在地〒088-1522 北海道厚岸郡浜中町湯沸41
予約方法予約不要 ※バンガローは要予約(電話)
参考料金無料
チェックイン14:00~19:00
チェックアウト12:00
電話番号0153-62-3726(受付先)
WEBサイトhttps://www.townhamanaka.jp/kakuka/syoukoukankouka/kankou/2021-0428-kyanpu.html

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2020
SOURCE|CAMP GOODS MAGAZINE vol.13

Copyright © 2020 Camp Goods Magazine
UPDATE|2023年6月
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