朝霧Camp Base そらいろ(静岡県)|富士山・西麓に今夏オープン! 早くも大人気となりつつある注目スポット

中日本

人気キャンプ場が連なる富士山周辺に、2023年7月にオープンしたキャンプ場が「朝霧Camp Base そらいろ」だ。一部エリアを除けば、場内の大半の場所から美しい富士山・西麓を見上げることができるというロケーションに、温水洗浄機能付きトイレや給湯付きの炊事場、さらにフリーサイトを中心としたエリア設計など、人気になる要因がずらりと並ぶ。早くも週末は予約困難になっているが、有給休暇をとってでも、まず一度は利用してみたい、注目のスポットだ。

朝霧Camp base そらいろ

▲管理棟前に位置する「まったり」サイト。写真のエリアはフリーサイトになっている。写真にはないが、手前側に電源サイト(区画サイト)や管理棟がある。

豊かな自然と都心から2時間圏内というアクセスの良さから、大小のキャンプ場が数多く連なる富士山麓。中でも静岡県富士宮市に位置する朝霧高原は、夕陽に染まった“赤富士”など、日没の瞬間まで富士山を見上げる絶景が楽しめることからキャンパーにも人気が高いエリア。一方で、一部には昔ながらのまま、アップデートされてない古い施設もあり、共用設備などに不便を感じる人も少なくないようだ。

2023年7月にオープンした「朝霧CampBase そらいろ」は、そうしたキャンパーたちの不満を解消できる注目の新施設。

全体で約13万㎡(約4万坪)、そのうち約7万㎡(約2万1000坪)を4つのエリアに分けたキャンプサイトは、どこもかしこも真新しく、美しく整備されている。

各エリアには給湯付きの炊事場、温水シャワー、温水洗浄機能付き洋式水洗トイレなどを設置したサニタリー棟も配備されており、季節を問わず快適に過ごせる共用設備が用意されている。

しかも一部区画サイトを除き場内は220組を定員とするフリーサイトが中心となっており、常識の範囲内で自由にテントを設営することもできる。

朝霧Camp base そらいろ

▲国道139号線(富士宮道路)から西側の舗装路へ侵入。1kmほど走ると砂利道になり、その先右側に「朝霧Camp Base そらいろ」の入口と看板が現れる。

気になるのは富士山の見え方だが、これも「ゆったりサイト」の一部を除けばしっかりと山体を見上げることができるように設計されている。

朝霧Camp base そらいろ

▲「まったり」サイトに電源区画が用意されている。

管理者に聞くと、利用者から人気が高いのは場内最深部に位置する「しっぽり」サイトと「どっぷり」サイトだというが、逆に人気がありすぎるため、週末は管理棟に近い「まったり」サイトもおすすめだとか。

ファミリーキャンパーには管理棟前に位置する電源付きの区画サイト(6区画)や、最大380㎡という広々とした区画サイト(あじわい区画、かたらい区画)などもある。

もっとも、区画サイトは人気が高く、週末の予約は困難だ。平日の火曜〜木曜は利用者も少なく、貸し切り気分で滞在できるというから、この際休みを取得してでも、試してみてはどうだろうか。

ぜひ、注目の新施設で快適なキャンプを楽しんでみてほしい。

朝霧Camp base そらいろ

▲全体の配置図。キャンプサイトの外周は背の高い柵に囲まれており、野生動物の侵入対策も施されている。

▲「どっぷり」サイト(フリーサイト)は園路を挟んで東西に分かれている。

朝霧Camp base そらいろ

▲「どっぷり」サイト(フリーサイト)を南側から北側に向かって撮影したもの。富士山がより綺麗に見えるのは西側(写真左側)だが、混み合っている時は東側(写真右側)を選ぶのもいいだろう。

朝霧Camp base そらいろ

▲場内最深部の「しっぽり」サイト。一番奥まで行くと樹木が邪魔になるが、それ以外はどこに陣取っても富士山を見上げることができる。

朝霧Camp base そらいろ

▲場内最深部の「しっぽり」サイトを北側に向かって撮影した写真。左手には人気の区画サイト「あじわい」「かたらい」がある。

朝霧Camp base そらいろ

▲場内最深部の「しっぽり」サイトの一番奥。北端までいくと、木々が邪魔になり富士山が隠れてしまう。

朝霧Camp base そらいろ

▲他エリアよりも下がっている関係で、富士山がやや見にくい「ゆったり」サイト。広々とした区画サイトもある。富士山の眺望よりも空いている場所を優先するなら◎。写真は富士山がわずかに見える「S4」区画付近から撮影したもの。

朝霧Camp base そらいろ

▲「ゆったり」サイトの北側にある「S4」区画。ここからは森の間から富士山を一部望める。

朝霧Camp base そらいろ

▲「まったり」サイトの管理棟側は電源サイト(区画サイト)が6区画並んでいる。富士山がきれいに見える上、管理棟にも近いためファミリーキャンパーにもおすすめ。

朝霧Camp base そらいろ

▲温水シャワー、温水洗浄機能付き洋式水洗トイレ、給湯付きの炊事場、自動販売機などを組み込んだサニタリー棟(写真は「しっぽり」サイト内)。

朝霧Camp base そらいろ

▲水道と温水の利用できる炊事場。真冬の洗い物でも冷たい思いをしないで済む設備だ。

朝霧Camp base そらいろ

▲清潔感の高いトイレと無料で利用できる温水シャワー。どちらも24時間使用可能だ。管理棟には多目的トイレも用意されている。

朝霧Camp base そらいろ

▲管理棟は場内へ入って左側にある。駐車場にクルマを停めて受付を行う。

朝霧Camp base そらいろ

▲管理棟内には燃料類や飲料、調味料などが用意されている。

朝霧Camp base そらいろ

▲薪は広葉樹、針葉樹(大・小)などが用意されている。標高の高い地域であるため、夏でも冷え込む時があるので、薪は重要。

朝霧Camp base そらいろ

▲指定のゴミ袋を購入した上で利用できるゴミステーション。ただし、分別必須。

VIEW|景観
標高約800mという朝霧高原に位置するオートキャンプ場。場内は全面美しい芝生に覆われた開放的なロケーション。フラットなスペースが大半を占めており、森の向こう側に富士山の西麓を見上げる位置にある。東側にある「ゆったりサイト」の一部を除けばどこに陣取っても富士山がしっかりと視野に入る。

FOOD and DRINK|食料・飲料
コンビニはキャンプ場から約1.5km(クルマで約3分)の距離にあるが、大型のスーパーは富士宮市街地まで片道約20km(同30分)の距離となるため、入場前に食料・飲料はしっかりと用意したい。

ACCESS|交通
新東名高速道路・新富士ICより西富士道路を経由して、キャンプ場までは約25km(クルマで約35分)。中央道経由の場合は富士河口湖ICから約28km(同約40分)。長野方面からの場合は甲府南ICから約35km(同約45分)だ。

ADVICE|ひとことアドバイス
「ゆったり」サイトは他エリアよりも一段下がっているため、森の木々に邪魔されて富士山の景観が見えにくいが、一番奥の「S4」(区画サイト)からは富士山が見える。編集部のおすすめ。

朝霧Camp Base そらいろ|ASAGIRI CAMP BASE SORAIRO
WEBサイトhttps://sorairo-camp.jp
所在地〒418-0109 静岡県富士宮市誇麓624-7
営業期間通年
定休日なし
電話番号0544-21-3955
サイト数区画サイト:12区画、フリーサイト:220組
参考料金6600円(大人2名利用時の税込合計料金)
予約方法WEB
チェックイン10:00〜(※繁忙期は12:00から)
チェックアウト〜14:00(※繁忙期は11:00まで)
地面芝生・土
備考フリーサイト・電源サイト宿泊料 1泊(大人1人):2200円
フリーサイト・電源サイト宿泊料 1泊(高校生1人):1100円
フリーサイト・電源サイト宿泊料 1泊(中学生以下1人):無料
フリーサイト・電源サイト宿泊料 1泊(ペット):無料
フリーサイト乗り入れ料 普通車(1台):2200円
フリーサイト乗り入れ料 キャンピングカー(1台):4400円
フリーサイト乗り入れ料 バイク(1台):1100円
フリーサイト乗り入れ料 自転車(1台):550円
電源サイト乗り入れ料 普通車(1台):3300円
電源サイト乗り入れ料 キャンピングカー(1台):5500円
電源サイト乗り入れ料 バイク(1台):2200円
電源サイト乗り入れ料 自転車(1台):1650円
ひろびろ区画サイト 基本料金(大人4名、車両2台):1万3200円
ひろびろ区画サイト 大人追加料金(1名):2200円
ひろびろ区画サイト 高校生追加料金(1名):1100円
ひろびろ区画サイト 追加車両(普通車1台):2200円
※Wi-Fiは管理棟周辺のみ可(ポケットWiFiのレンタルを準備中)
※焚き火は焚き火シートおよび焚き火台の使用必須
※指定のゴミ袋を購入して分別必須
※レンタルは公式サイト上から外部サービスを予約して利用
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
×
水回り付宿泊棟ペット共用ドッグラン焚き火直火炊事場
×××
給湯ゴミ捨てコインシャワー風呂洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
◯(※)×
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
××××
売店Wi-Fiレストランレンタル
◯(※)×◯(※)

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。
掲載されている写真は取材時のものです(以下のPUBLISHED参照)。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。

UP DATE|2023/12
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.35

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