「橘ノ丘総合運動公園」は高松市の西端、綾川町との市境に近い場所にある市営の総合運動公園だ。橘池の脇に広がる公園内には野球場やゲートボール場、多目的広場などがあるが、じつは無料で利用できるキャンプ場もあり、市民の憩いの場所としても知られている。

▲広々としたスペースを割いた、橘ノ丘総合運動公園キャンプ場内のキャンプ場。好きな場所にテントを設営できるフリーサイトだ。
高松市が所有する総合運動公園に設けられたキャンプ場。園内にはさまざまな運動施設があり、お湯だけでなくサウナも楽しめる「はくちょう温泉」もある。
キャンプ場の利用には事前予約が必要だが利用料は無料。ただし、車両の乗り入れはできず、場内駐車場に車両を止めて荷物を運搬する。運搬用の台車などはないので、キャンプ用カートなどを持参しよう。
キャンプサイトは特に区画化されていないフリーサイトのみ。定員約100名(編集部注:20組程度)という芝生の広場がサイトになっており、自由にテントを設営できる。

▲春になると花見客も多く訪れるという園路の桜並木。満開の桜を眺めながらのキャンプも楽しそうだ。
場内にはさまざまな樹木が植えられているが、特に園道に並ぶ桜の木は必見。春になると美しい景観を見せ、例年花見客で賑わうという。
共用施設は炊事棟とトイレ、飯盒炊飯用のかまどなど。炊事棟は水のみで給湯設備はない。
トイレは公園にあるような一般的な公衆トイレだ。
入浴は前述した「はくちょう温泉」が公園内にあり、徒歩でもアクセスできる。入湯料は大人(12~59歳まで)が1人1回520円。キャンプ場ならびに温泉施設は共に月曜日が定休日(祝日の場合翌日)なので、営業日は事前に確認しよう。

▲キャンプ場の受付は公園内の管理事務所で行う。予約は2ヶ月先まで可能。

▲共用施設の炊事棟。給湯はないので冬場の洗い物はちょっと大変かも。

▲炊事棟は水道と洗い場、飯盒炊爨用の炉などがある。

▲トイレは公園内に複数ある。いずれも一部に洋式を備えた水洗トイレを備える。

▲園内にある「はくちょう温泉」。温泉のほかに、薬湯、気泡湯、サウナも楽しめる。足湯もあり。営業時間は10:00~20:00(最終入場19:30)。月曜定休。
VIEW|景観
キャンプ場は公園内の東側に設けられており、樹木の並ぶ美しい景観が広がる。背後には森が広がり、目の前には鷲ノ山を見上げることのできる林間のキャンプ場だ。
FOOD and DRINK| 食料・飲料
市街地にあるためコンビニやスーパーは周囲にいくつもある。最寄りのコンビニは1.6km(クルマで約3分)。食料・飲料を調達できるスーパーマーケットも10分程度の範囲に複数ある。綾川駅前のショッピングモールにはアウトドア用品店もあり。
ACCESS |交通
公園の側を高松自動車道が走っており、東側には高松西IC、西側には府中湖スマートICがある。徳島方面からアクセスする場合は高松檀紙ICで降りて国道11号経由で約9km(クルマで15分程度)。
ADVICE|ひとことアドバイス
高松市内にある公園内のキャンプ場。オートキャンプはできないが、無料で利用できる。市街地にあるため、気軽にデイキャンプ利用も◎。
橘ノ丘総合運動公園キャンプ場|TACHIBANANOOKA SPORTSPARK CAMP GROUND | |
WEBサイト | http://www.tachibananooka.com |
所在地 | 〒769-0104 香川県高松市国分寺町新名2069-1 |
営業期間 | 通年 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合翌日) |
電話番号 | 087-813-5045 |
サイト数 | フリーサイト:約100名(編集部注:20組程度) |
参考料金 | 無料 |
予約方法 | 電話・FAX |
チェックイン | 10:00〜20:00 |
チェックアウト | 10:00 |
地面 | 芝生 |
備考 | ※洋式トイレは身障者用のみ ※入浴施設・シャワーは「はくちょう温泉」のみ |
設備 | |||||
区画サイト | フリーサイト | AC電源 | 車両搬入 | オートキャンプ | 簡易宿泊棟 |
× | ◯ | × | × | × | × |
水回り付宿泊棟 | ペット | 共用ドッグラン | 焚き火 | 直火 | 炊事場 |
× | × | × | × | × | ◯ |
給湯 | ゴミ捨て | コインシャワー | 風呂(温泉) | 洋式水洗トイレ | 洗浄機能付き便座 |
× | × | × | ◯ | ◯ | × |
BBQ設備 | 洗濯機 | 乾燥機 | 自販機 | 管理棟 | 24時間管理 |
× | × | × | ◯ | ◯ | × |
売店 | Wi-Fi | レストラン | レンタル | ||
× | × | × | × |
注意 | 営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 掲載されている写真は取材時のものです(以下のPUBLISHED参照)。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2021
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.16
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