「かわらっこ」は四万十川の下流に位置したキャンプ場。場内に26区画のキャンプサイトを有しており、四万十川へ直接降りることもできる。カヤックのレンタルやスクール、ツーリングの開催もしており、日本最後の清流でキャンプ＆カヤックを楽しむなら最適の場所だ。
▲「かわらっこ」の管理棟。国道441号線に面している。国道とはいえ、対面通行のできない区間も多い幅員の狭い道路だ。
“日本最後の清流”と呼ばれる四万十川の魅力を、ここであらためてここで紹介することもないだろう。興味のある人は本WEBサイト内のパックラフトを使ったダウンリバー＆キャンプの企画をぜひご覧になっていただきたい。
高知県四万十市に位置する「かわらっこ」があるのは、四万十川の下流域だ。2000年にオープンしたという、この「かわらっこ」は、カヤックやSUPを楽しめるウォーターアクティビティの体験スポットとして、四国を訪れる数多くのビジターに愛されてきた。一方でキャンプ場や宿泊施設としても営業しており、場内には26区画のキャンプサイトが整備されている。
▲AC電源の無い「Bサイト」（No.20区画付近）。地面は芝生だが所々に土が露出している。
アスファルト舗装された園路の左右に上下２段4列の階段状に配置された区画サイトは、２区画を除き車両の横付けが可能。樹木が枝葉を広げるサイトには全区画に水道と流しが用意されている他、電源を引き込んだ区画も一部に用意されているなど、設備の整ったキャンプ場である。
炊事棟は東側の一段高くなった場所にあり、広々とした屋根付きのスペースに６ヶ所の蛇口が設けられている。
キャンプや各種アクティビティの受付を兼ねる管理棟内には、男女別の温水シャワーや洗浄機能付きの洋式水洗トイレも備わるなど、快適な滞在が楽しめる施設だ。
▲広々としたシャワールームも充実している。水遊びで濡れた体もリフレッシュできるだろう。
さらに区画サイトの南側は四万十川の河川敷になっており、場内から気軽に水辺へアクセスできるのも大きな魅力のひとつになっている。
前述した通りここではカヤックを筆頭に四万十川でのさまざまなアクティビティを楽しむことができる。カヤックやSUPを持っていなくても船体はもちろん、ライフジャケットなどの装備一式のレンタルも可能。未経験者には体験レッスン、経験者にはダウンリバーを一緒に楽しむツアーも用意されている。
四万十川を舞台にしたキャンプ＆ダウンリバーを楽しむなら、この「かわっらこ」を上手に活用してみてはどうだろうか。
▲キャンプサイトを上空から撮影した写真。国道から下がった場所に２段４列のキャンプサイトが連なっている。
▲場内には適度に樹木が植えられており、真夏でも直射日光を避けることができる。
▲全区画に用意されている水道と流し。区画内で水が使えるのはやはり便利だ。
▲電源が利用できるのは管理棟側の６区画のみ。延長コードを用いており電化製品を利用できる。
▲屋根の架けられた広々とした炊事棟。
▲炊事棟の内部には６ヶ所の水道や流し、飯盒炊爨用の炉も用意されている。
▲管理棟内の多目的スペースである「コミュニティセンター」。奥にトイレやシャワー設備がある。利用者が自由に使える電子レンジも設置されている。
▲管理棟内の受付スペース。インスタント食品や調味料、飲料なども販売されている。
▲キャンプサイトから一段高い位置にある管理棟。棟内のトイレは24時間利用できる
▲場内からは四万十川の川原へ直接アクセスできる。カヤックに乗らなくとも、四万十川の水辺をのんびりと散策するのも◎。
▲レンタルの可能なカヤック。船体だけでなくパドルやライフジャケットなどの装備も一式用意されている。
▲地面は草地が中心だが、ところどころ土になっている。
VIEW｜景観
高知県四万十市に位置しており、四万十川の下流・右岸に広がる林間のロケーション。区画サイトは適度に樹木が配置されており、夏場でも直射日光を避けることができる。場内からは、四万十川の河原まで直接アクセスできる。
FOOD and DRINK｜ 食料・飲料
四万十市の市街地までは約14km（クルマで20分弱）。コンビニやスーパー、ドラッグストアなどはすべて四万十市の中心地にあるため、キャンプの際はあらかじめ食材や飲料を用意してからキャンプ場へ向かうのが賢明だ。
ACCESS ｜交通
最寄りの高速道路は中村宿毛道路・四万十ICになるが、高速道路網は未完成。大阪方面からの場合は高知市を経由して四国横断自動車道を使用するのが一番早い。もっとも四万十町中央ICで一度一般道に降りて、再度四万十町西ICから乗り直すなど、行程は複雑だ。
ADVICE｜ひとことアドバイス
四万十川まで来たらぜひ沈下橋観光も楽しんでほしい。人気の高い「岩間沈下橋」は「かわらっこ」から上流に向かって15km（クルマで約25分）、四万十川最長の沈下橋である「佐田沈下橋」は逆に下流側へ向かって約10km（約20分）。四万十川流域の道路は幅員が狭く、すれ違いのできない箇所も多いので、運転には気をつけて！
| 四万十カヌーとキャンプの里かわらっこ｜KAWARAKKO | |
| 営業期間 | 通年 |
| 定休日 | 月曜日（祝日の場合営業し、翌日休業） |
| サイト数 | 区画サイト：26区画 宿泊棟：4棟 |
| 所在地 | 〒787-1229 高知県四万十市田出ノ川24 |
| 予約方法 | 電話・WEB・メール |
| チェックイン | 15:00～18:00 |
| チェックアウト | ～13:00 |
| 地面 | 芝生・草・土 |
| 参考料金 | 4000円（大人2名利用時の税込合計料金） |
| 電話番号 | 0880-31-8400 |
| WEBサイト | https://www.kawarakko.com |
| 備考 | ※7〜9月は無休 |
| 設備 | |||||
| 区画サイト | フリーサイト | AC電源 | 車両搬入 | オートキャンプ | 簡易宿泊棟 |
| ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | × |
| 水回り付宿泊棟 | ペット | ドッグラン | 焚き火 | 直火 | 炊事場 |
| ◯ | ◯ | × | ◯ | × | ◯ |
| 給湯 | ゴミ捨て | コインシャワー | 風呂 | 洋式水洗トイレ | 洗浄機能付き便座 |
| × | ◯ | × | × | ◯ | ◯ |
| BBQ設備 | 洗濯機 | 乾燥機 | 自販機 | 管理棟 | 24時間管理 |
| × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
| 売店 | Wi-Fi | レストラン | レンタル | ||
| ◯ | ◯ | × | ◯ | ||
| 注意 | 営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO｜KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT｜KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED｜2022
SOURCE｜Camp Goods Magazine vol.25
Copyright © Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。
コメント