休暇村近江八幡(滋賀県)|天然温泉も利用できる、斜面に面した階段状のキャンプ場

西日本

琵琶湖八景のひとつ「春色 安土・八幡の水郷」で知られる水郷・近江八幡。「休暇村近江八幡」があるのは、その近江八幡市内から15分ほど走った場所にある。斜面に面して広がるキャンプ場は、最上部からは琵琶湖も望める林間のロケーションだ。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲「休暇村近江八幡」は琵琶湖に面しているが、林間のキャンプ場は、やや湖岸から距離がある。車両の乗り入れはできないので、場内はリヤカーを使って荷物を運ぶ。斜面は急で階段部分も多いので、荷物の多いキャンパーにはおすすめできない。

「休暇村近江八幡」は、琵琶湖の湖岸に広がる宿泊施設。ここではテント泊を楽しみながらも同時に温泉やレストランなどさまざまな施設を利用することもできる。また、休暇村は美しい景観で知られる宮ヶ浜水泳場に面しているのも特徴のひとつだ。

もっともキャンプサイトそのものは湖岸に面していないので注意が必要。

キャンプ場は一般道・彦根近江八幡線を挟んだ山側に広がっており、上部に琵琶湖を望む区画はあるものの、周辺環境は“林間”である。

また、場内への車両の乗り入れは不可。セントラルロッジ前で荷物を下ろした後、車両は休暇村の駐車場へ移動させる必要がある。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲常設のテントが設営されているロッジ型テント(ベンチ・タープ付き)。プランによっては食材や調理器具も用意される。

キャンプサイトは合計40区画。すべて斜面に面して配置されており、テントが常設されている「ロッジ型テント(ベンチ・タープ付き)」(30区画)と、幅4×奥行3mのウッドデッキの上に持ち込みのテントを張る「テント持込用デッキサイト」(10区画)の2種類だ。

後者は、3×4mサイズの高床式テント持込用デッキサイトの上にテントを設営する、林間サイトだ。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲炊事棟は昔ながらのスタイルで炉と洗い場が一緒になったタイプだ。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲水道と流しのみの炊事棟。数は十分あるので、混み合うこともなさそだ。給湯設備はない。

共用施設は場内に4ヶ所ある炊事棟と、2ヶ所のトイレ棟。トイレは年代物だが、男女別の水洗式(洋式)。

炊事棟には給湯設備はないので、寒い日はちょっと大変かも。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲男女別の水洗式トイレは場内に2棟備わる。昔ながらのスタイルだ。

セントラルロッジ内には温水のコインシャワーもあるが、キャンプ場の利用者なら休暇村の天然温泉施設も利用できるので、ぜひ天然温泉を堪能しよう(別料金)。

オートキャンプができない上、斜面の上り下りも大変なので荷物の多いキャンパーには向いていない。一方で、常設テントを利用して、最小限の荷物でキャンプを楽しみたいという人には、温泉まで楽しめるという意味でもおすすめできるキャンプ場といえるだろう。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲斜面に面してキャンプサイトが連なる場内。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲キャンプ場の受付をするセンターハウス。内部にコインシャワーブースもある。

休暇村近江八幡(滋賀県)

▲場内の園路。キャンプサイトまでは、場内にあるリアカーに荷物を乗せて写真の坂道を上っていく。

VIEW|景観
山の斜面に設けられた林間のキャンプ場。傾斜がきつく、大半の区画が木製のテント床付きとなるが、スペースはかなり小さめ。遠目に琵琶湖の水面が眺められる。※本ページ内湖畔を望む写真はドローンで撮影したもので、実際のキャンプサイトから見た景観よりも高高度のもの。

FOOD and DRINK|食料・飲料
最寄りのコンビニは約4.4km(クルマで約6分)。大型のスーパーも約10.5km(同約15分)の距離にある。休暇村のレストランも営業している。

ACCESS|交通
大阪方面から向かう場合は名神高速道路・竜王ICから約23km(クルマで35分)。名古屋方面からの場合は彦根ICから約23km(同35分)。

ADVICE|ひとことアドバイス
琵琶湖の沿岸で水遊びを楽しみながら、温泉も楽しみたいというビギナー向け。キャンプサイトが小さく、木製デッキのテント床は3×4mしかないので、持ち込むテントのサイズはあらかじめ確認しておこう。

休暇村近江八幡|QKAMURA OHMI HACHIMAN
WEBサイトhttps://www.qkamura.or.jp/ohmi/
所在地〒523-0801 滋賀県近江八幡市沖島町宮ヶ浜
営業期間通年(常設テントは4月下旬〜10月下旬)
定休日なし
電話番号0748-32-3138
サイト数40区画
参考料金2750円(大人2名利用時の税込合計料金)
予約方法WEB・電話
チェックイン13:00~21:00
チェックアウト~11:00
地面草・土
備考サイト使用料(常設ロッジ型テント・ベンチ・タープ付き):6600円
サイト使用料(テント持込用デッキサイト):1650円
サイト使用料(BBQサイト):3300円
入場料:550円(大人・小学生・幼児)※1名あたり
※キャンプ場利用者は休暇村・西館温泉大浴場の利用ができる。
※混雑時は利用制限あり
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
××××
水回り付宿泊棟ペット共用ドッグラン焚き火直火炊事場
××××
給湯ゴミ捨てコインシャワー風呂(温泉)洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
×××
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
×××
売店Wi-Fiレストランレンタル
××

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。
掲載されている写真は取材時のものです(以下のPUBLISHED参照)。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。

UP DATE|2023/08
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTOおよび施設提供写真
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2021
SOURCE|全国キャンプ場ガイドブック 2021-2022

Copyright © Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。

関連記事

新着記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


人気ランキング

  1. 1

    角島大浜キャンプ場(山口県)|美しい海岸沿いにある夏季限定営業のキャンプ場

  2. 2

    キトウシ(来止臥)野営場(北海道)|断崖絶壁から太平洋を見下ろす「上級者向け」絶景の野営場

  3. 3

    キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖(山梨県)|2023年、もっとも注目すべきキャンプ場がグランドオープン

  4. 4

    達古武オートキャンプ場(北海道)|釧路湿原の真ん中に佇む湖畔のキャンプ場

  5. 5

    オートキャンプ竜門(大分県)|趣向を凝らした貸し切り家族湯も必見! 設備の揃った温泉付きキャンプ場

最近の記事

  1. もっと気軽にバイクで楽しむアウトドアスタイル 手ぶらで楽しむ“焚き火時間”|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

  2. キャンプグッズ・マガジン vol.36|4月30日発売

  3. キャンセル分追加募集中【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  4. キャンプグッズ・マガジン vol.35|2月29日発売

  5. 【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

TOP