熊野灘臨海公園中に属する浅間海岸に面したオーシャンビューのキャンプ場が「孫太郎オートキャンプ」だ。1992年にオープンしたこの施設は、三重県が所有する土地・建物を第三セクターが運営管理を行っており、開業当初から設備の整ったオートキャンプ場として知られている。整然と区画化されたキャンプサイトなど、ビギナーでも安心して利用できるキャンプ場である。
三重県紀北町の浅間海岸に面したオートキャンプ場が「孫太郎(まごたろう)オートキャンプ」だ。周囲には世界遺産の“熊野古道伊勢路”や、温泉ホテルなどを完備した城ノ浜海水浴場などがあり、観光の拠点としても人気が高い。
1992年にオープンしたというキャンプ場は、そんな紀北町の北部南岸に位置しており、地域の生活圏となっている市街地から5kmほど離れた海岸沿いのロケーションに、全86区画というキャンプサイトと11棟の宿泊施設、新設された2つの「グランピングドーム」を備えている。
場内は長島港に面した西側へ向かって南北に細長く伸びた地形となっており、海岸線に面した400m近い敷地の過半をキャンプサイトに割いている。
このため17の区画がオーシャンビューのビーチフロントという絶好のロケーションを確保しているのが大きな特徴だ。
平均100㎡というサイトは植栽によって区画化されており、ビーチフロントの区画サイトが一番人気の「Aサイト」。続いて海側から園路を挟んだ2列目にあたるのが17区画ある「Bサイト」。さらに山側に位置した「Cサイト」「Dサイト」のほかに、区画をロープで区切っただけの「フリーサイト」(植栽のない区画サイト)が3区画ある。
共用施設も充実している。センターハウス内には売店やランドリー、一部に給湯設備のある炊事場や温水洗浄機能付きの洋式水洗トイレも完備されている。南側にはトイレやキッチン、浴室などの水回りの付いたコテージが9棟ある上、簡易宿泊施設として使用できる水回りのないログキャビンも2棟ある。
なお、目前の浅間海岸は遊泳禁止であること。また場内はペットの入場が禁止となっているので、ペット同伴でのキャンプもNGだ。上記の注意事項を守れば、潮風に包まれながらゆったりとした滞在を楽しめる。
「孫太郎オートキャンプ」は、設備も整っていることから、ビギナーでも快適に利用できるオーシャンフロントのキャンプ場といえるだろう。
VIEW|景観
まるでリゾートホテルのようなオーシャンビューのキャンプ場。きれいに区画化されたサイトがビーチ沿いに整然と並んでおり、地面はどこも手入れの行き届いた芝生となっている。
FOOD・DRINK|食料・飲料
紀北町の市街地に近く、食料・飲料などは町内で入手できる。最寄りのコンビニやスーパーはともに町内にあり、キャンプ場から約5〜6km、クルマで10〜15分圏内に複数がある。
ACCESS|交通
名古屋市内からの場合、キャンプ場まで約150km、クルマで約2時間。最寄りの高速道路は伊勢自動車道・紀伊長島ICで、キャンプ場まで約6km、同約11分。
ADVICE|ひとことアドバイス
オーシャンフロントの「A区画」が一番人気だが、静かに過ごしたいなら山側の「D」サイトもおすすめ。近くに飲食のできる道の駅もある。
孫太郎オートキャンプ|MAGOTARO AUTO CAMP | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | なし(メンテナンス休業あり) |
サイト数 | 区画サイト:86区画 ドームテント:2棟 キャビン:11棟など |
所在地 | 〒519-3204 三重県北牟婁郡紀北町東長島浅間海岸 |
予約方法 | WEB |
チェックイン | 14:00~18:00 |
チェックアウト | 08:00~12:00 |
地面 | 芝生 |
参考料金 | 3300円〜(おとな2名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 0597-47-5371 |
WEBサイト | http://magotarou.com |
設備 | |
区画サイト | ◯ |
フリーサイト | × |
AC電源 | ◯ |
車両搬入 | ◯ |
オートキャンプ | ◯ |
簡易宿泊棟 | ◯ |
水回り付宿泊棟 | ◯ |
ペット | ◯ |
ドッグラン | × |
焚き火 | ◯ |
直火 | × |
炊事場 | ◯ |
給湯 | ◯ |
ゴミ捨て | ◯ |
コインシャワー | ◯ |
風呂・温泉 | × |
洋式水洗トイレ | ◯ |
洗浄機能付き便座 | ◯ |
BBQ設備 | × |
洗濯機 | ◯ |
乾燥機 | ◯ |
自販機 | ◯ |
管理棟 | ◯ |
24時間管理 | × |
売店 | ◯ |
Wi-Fi | ◯(※センターハウス1階付近のみ利用可能) |
レストラン | × |
レンタル | ◯ |
注意 | 営業内容は変更されている場合がございます。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|テーマで選ぶ全国キャンプ場ガイドブック 2022-2023
UPDATE|2023年6月
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