不快なキャンプとはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

キャンパー図鑑

非日常である屋外で、不便さを楽しむのもキャンプの醍醐味のひとつだ。とはいえ、実際には「虫か苦手」「焚き火の匂いが嫌い」などといった理由からキャンプを敬遠する人は少なくない。幼い子どもを含めた家族に「キャンプを好きになってもらいたい」、そんな思いからスタートしたTommyさんのキャンプスタイルは、不便なことを強制しないというのがルール。「少しでも快適に過ごしてもらいたい」という思いを込めた、“おもてなしキャンプ”である。

キャンプは家族全員で楽しめるのが魅力のひとつだが、非日常的なアウトドアライフを誰もがすんなりと始められるわけではない。今でこそ、年間20泊程度を家族4人で楽しんでいるというTommyさんファミリーだが、奥さんや幼い子どもたちは、当初キャンプにそれほど積極的ではなかったそうだ。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲アウトサイドの焚き火スペースは、サンゾクマウンテンのマウンコスを中心に、ざぁ~ッスのヘキサテーブル(クル次郎)とカーミットチェアで囲むスタイルにしている。

子どもたちに不快な思いをさせない!
非日常を無理強いさせない

Tommyさん自身は若い頃にラトビアへと渡り、国際ボランティアとして活躍。その後もイギリスへ留学し、バックパッカーとしてヨーロッパ諸国を旅するなど、国際経験も豊富。

ヨーロッパを旅している時は、寝袋にくるまって空き地で休むことも多かったそうで、帰国後も外で寝ることに抵抗を感じず、自然とキャンプを楽しむようになった。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲エアグランプソファと共に、ハイランダー製テーブルを挟むようにセットされているのは、ロッキンフット付きのヘリノックス×ペンドルトン・ホームチェア。

子どもたちを連れて楽しむファミリーキャンプは6年ほど前から。きっかけは落ち葉を踏む音が嫌いで、公園で満足に遊ぶことができなかったという幼いお嬢さんを見て、教育の一環として自然と触れ合う機会を創出するためだったという。

もっとも、前述した通り最初は家族があまり関心を持たなかったので、Tommyさんはフィールドで“いかに快適に過ごしてもらうか”というテーマを掲げ、ギア選びに工夫し、快適なキャンプサイト作りに奔走した。

椅子はキャンピングチェアだけでなく、ゆったりとした座り心地のアウトプットライフ製エアグランプソファを用意。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲アルニカの幕内にはエアで膨らませることのできるアウトプットライフ製エアグランプソファをセット。ゆったりとした座り心地で、自宅のリビングのような空間を作り出している。

シュラフはスノーピーク製セパレートシュラフ・オフトンで揃えて、自宅の布団と同じ感覚で寝ることができるように気を配った。

奥さんにも美味しいコーヒーを味わってもらえるようにと豆にもこだわり、モーニングコーヒーはハンドドリップで淹れた。

冬は寒くないようにと2台のストーブを使い分け、テント内でぬくぬくと過ごせる空間を用意した。

「本来は日常とは違った環境で、あえて不便を楽しむのがキャンプの醍醐味ですが、“不便” や“不快” だと子ども達がキャンプに来てくれなくなっちゃうので、最初はかなり気を使っていました」と笑うTommyさん。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲テーブルサイドのラックには、大好きな日本酒&コーヒーセットも用意。幼稚園のパパ友たちと一緒にグルキャンを楽しむことも多いそうで、Tommyさんはコーヒー担当としても人気。

お気に入りのテントはサバティカル・アルニカ

こうした努力の甲斐もあって、Tommy家の快適なキャンプライフは無事にスタートできたという。

そんなTommyさんは現在5張りほどのテントを所有しており、当日の天気や気温を鑑みながらチョイスしているそうだ。

取材当日に用意してもらったサバティカル・アルニカは特にお気に入りのモデル。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲気候・天候・環境や使用人数によって、さまざまなスタイルを楽しめるサバティカル・アルニカが主幕。撮影時はシェルターとしてセッティングしてもらったが、インナーテントを組み合わせれば2ルームとしても使用できる使い勝手のいいモデルだ。

暑い日は全開放にもできるし、虫が多い季節はメッシュパネルも併用できる。天気が急変しても、フルクローズすれば雨風もしっかりと凌げるし、家族4人で使う時はインナーテントを組み合わせて2ルームテントにもなる、と使い勝手の良さがお気に入りのポイントだという。

天気が良ければ大小2サイズを所有するノルディスク・アスガルドを使うこともあるそうだが、アルニカは設営・撤収も楽なため、使用頻度が高いそうだ。

夏はカヤックを積んで山中湖で水遊びも楽しむというTommyさん一家だが、キャンプシーズンは初夏の頃まで。夏休みシーズンはどこも混み合う上、夜も寝苦しいことからキャンプはお休みし、秋・冬・春の3シーズンを中心に、快適なファミリーキャンプを楽しんでいる。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲グラインドロッヂの生刷りが入ったハイランダー製テーブル。イベントで生刷りの権利がよく当たるという強運の持ち主。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲ユニフレーム製フィールドラックは、中央にフラットバーナーをセット。左右にはキャンプギークス製の天板を組み合わせている。ミリタリーカラーのフィールドラックはソトソトデイズの別注カラー。

不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”

▲手前からダルトン製コンテナ、ネイバーフット×アイランドクーラー、デルタ/MT製コンテナ。

Tommyさんご家族
不快なキャンプはサヨウナラ! 非日常を押し付けない “おもてなしキャンプ”ふたりのお子さんを交えた4人家族。キャンプは秋から春までの比較的涼しいシーズンが中心で、真冬でもストーブを炊いてキャンプを楽しむ。お気に入りのキャンプ場は「ふもとっぱら」。
Instagram @pyromanjr

次ページではTommyさんの愛用品について、ご紹介していこう。

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