るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)|夏は渓流で水遊び、冬は雪中キャンプ体験も! 四季を通じて好みのスタイルで楽しめるキャンプ場

東日本

冬は積雪1mに至ることもあるという降雪地帯ではあるが、山形自動車道・笹谷ICから約2分という便のいい立地にあるため、冬季でもアクセスは容易。このため、四季を通じてキャンパーに人気の高い「るぽぽの森キャンプ場」。サイトの種類も豊富で、共用設備も充実。経験を問わず、誰が訪れても快適に滞在のできるキャンプ場だ。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲写真右下はBサイト内「電源なしオートキャンプ」用の区画サイト。写真左方向のスペースはフリーサイトだ。

宮城県・山形県のどちらからもアクセスのいい林間のキャンプ場が「るぽぽの森キャンプ場」だ。

山形自動車道・笹谷ICからクルマでわずか2~3分という交通の便の良さもあり、東北エリアではシーズンを問わず人気のキャンプ場として知られている。

1999年にオープンしたという施設は、宮城県川崎町が保有し、町から委託された民間会社が管理運営を行っている。「るぽぽの森」という施設名も公募で決まったものだ。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲「Bサイト」内には中央に芝生の「電源なしオートキャンプ」サイトと、「フリーサイト」がある。それぞれの区画は明確に区切られておらず、開放的な雰囲気だ。

当初は和・洋の客室を中心とした宿泊施設として営業を開始、後にキャンプサイトが整備され、レストラン(現在休止中)や大浴場を備えたキャンプ場として人気になった。

渓流の川辺にあることから、特に夏場は利用者が多く、涼を求めるキャンパーや水遊びを楽しむファミリーで大いに賑わう。一方で、近年は積雪期の利用者も増加しており、週末はスノーキャンプを楽しむユーザーでサイトが埋まってしまうことも少なくないそうだ。

ただし、冬は1mほどの積雪となるためオートキャンプ(車両の乗り入れ)は不可。ウインターシーズン(12月下旬~3月中旬)は共用の駐車場にクルマを停めて、キャンプサイトまで専用のソリを使って荷物を運ぶシステムになっている。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲管理棟となるセンターハウスから一段下がった場所にある「Aサイト」。園路の左右に「電源付きオートキャンプ」が並び、中央に炊事棟がある。

キャンプサイトは大別すると管理棟に近い「Aサイト」と川辺の「Bサイト」の2つ。ほかに「グループ貸切サイト(6組程度が定員)」が用意されている。

区画サイトは概ね8×8mの64㎡(電源有り・無し)で28区画。10組程度が利用できるフリーサイトも用意されており、好みでロケーションを選ぶことができる。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲温水洗浄機能付きの洋式水洗トイレが備わった男女別のトイレ、炊事場、シャワー、ランドリーなどが集中するサニタリー棟は「Bサイト」側にある。

共用施設は炊事棟・シャワー・トイレ・ランドリーなどが集約されたサニタリーハウスが1つ。ほかにサイト内に洗い場が2ヶ所用意されている(冬はサニタリーハウスのみ使用可能)。管理棟内には利用時間中であれば何度でも入浴できる大浴場や、和・洋の客室などもあり、好みのスタイルで滞在を楽しめるキャンプ場だ。

いずれもアウトドアを満喫できる宿泊施設になっている。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲グリーンシーズンは車両の乗り入れが可能な園内も、ウインターシーズンに入ると積雪により車両の乗り入れが不可となるため、シーズンの切り替え時期は特に注意が必要。事前にWEBサイトで営業内容を確認してから出かけよう。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲「るぽぽの森 キャンプ場」の管理棟となるセンターハウス。路線バスの停留所も併設されているため、バス利用でも来場可能だ。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲北川の水辺に最も近い「Bサイト」内の電源付きオートキャンプサイト(B-16区画)。サニタリー棟にも隣接しており、使い勝手のいい区画サイトだ。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲「Bサイト」内のフリー
サイト。水はけを良くするために表面に玉石を敷いてある。硬めの土で、ペグが刺さりにくいが、効きはいい。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲釣り場としても人気の高い渓流・北川。天候にもよるが、普段は流れも穏やかで、夏は水遊びも楽しめる。真夏は川面で冷やされた風が心地よく吹き抜けることで、快適な滞在が楽しめるそうだ。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲「Aサイト」の脇にある、木製の遊具。園内には所々に子どもたちが遊べるような遊具が設置されている。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲炊事場には3つの蛇口があり、同時に3名が利用できる。給湯はないが屋根付きで夜間は照明も点灯する。水道の反対側には飯盒炊さん用の炉が並んでいる。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲温泉ではないが、疲れをたっぷりと癒やしてくれる大浴場。シャンプーや石鹸なども用意されている。利用時間中であれば、滞在中は何度でも利用できる。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲和室・洋室から選べる客室。トイレや洗面なども備わる。また、1階の2部屋はウッドデッキを加えて、アウトドア気分で滞在できるように工夫されているので、予算と相談しながら宿泊スタイルを選べる。

るぽぽの森 キャンプ場(宮城県)

▲センターハウス内では調味料や燃料類、薪や炭の販売も行っている。レンタル品も充実しており、雨天時のテント乾燥(乾燥後に宅急便で自宅へ発送)など、ユニークなサービスも行っている。


VIEW|景観
宮城と山形の県境にある笹谷峠を源流とし、笹谷街道(国道286号)沿いを流れて釜房湖へと注ぐ北川沿いにある林間のキャンプ場。周囲は木立に囲まれながらも、サイトそのものは空の開けた開放的なロケーション。しっかりと整地されており、1年中楽しめる。

FOOD and DRINK| 食料・飲料
最寄りのスーパーはキャンプ場の東側にある川崎町の町内にある。キャンプ場からは国道経由で約17km、クルマで15〜16分ほどの距離となる。コンビニも同町内にあり、キャンプ場から約11km(同12〜13分)。

ACCESS |交通
キャンプ場は山形県山形市と宮城県仙台市の中間に位置している。山形自動車道・笹谷ICから約2km(クルマで約2分)。山形市内からは約22km(同約30分)、仙台市内からは約50km(同45〜50分)。

ADVICE|ひとことアドバイス
キャンプ場にも大浴場があるが、付近には良質の天然温泉もある。日帰り温泉に浸かって、体を温めるのもおすすめだ。

るぽぽの森 キャンプ場|RUPOPO-NO-MORI CAMP GROUND
WEBサイトhttp://www.rupopo.org
所在地〒989-1502 宮城県柴田郡川崎町今宿字小屋沢山39
営業期間通年
定休日不定休
電話番号なし
サイト数区画サイト:28区画 フリーサイト:10組
参考料金4400円(大人2名利用時の税込合計料金)
予約方法WEB
チェックイン13:00~17:00
チェックアウト12:00
地面草・土・砂利
備考施設使用料:大人(高校生以上)1名 700円
施設使用料:小中学生1名 300円
施設使用料:幼児以下1名 無料
電源付きオートサイト:1区画 4000円
電源なしオートサイト:1区画 3000円
フリーサイト:テント1張+タープ1張 2500円
グループ貸切サイト:幼児以下1名 1万5000円
サイト指定料:500円
※レストランは休止中
※オートキャンプはグリーンシーズン
(4月中旬〜11月上旬)のみ可
※Wi-Fiは管理棟のみ利用可能
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
×
水回り付宿泊棟ペット共用ドッグラン焚き火直火炊事場
××
給湯ゴミ捨てシャワー風呂洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
×
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
×
売店Wi-Fi※管理棟内レストランレンタル
×

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。
掲載されている写真は取材時のものです(以下のPUBLISHED参照)。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|全国キャンプ場ガイドブック 2022-2023

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