士幌高原ヌプカの里(北海道)|十勝平野を一望する絶景のキャンプ場

北海道

北海道のキャンプ場はキャンプ中~上級者向けの公営野営場が多いが、「士幌高原ヌプカの里」は士幌町営ながらも、別荘感覚で利用できるコテージまで揃っており、キャンプ初心者やファミリーでも安心して利用できるキャンプ場だ。開放感の高い高原から見渡す十勝平野の眺望は、きっと忘れ得ぬ思い出となるに違いない。

士幌高原ヌプカの里

なだらかな斜面に沿って広がるキャンプサイト。キャンプ利用時は荷物を下ろしたら、2つある駐車場に車両を止めて利用しよう。

北海道帯広市を中心とした十勝平野は、西に日高山脈、北に石狩山地、東には白糠丘陵に囲まれた面積3600㎢という広大な平野である。北海道のごく一部でしかないこの平坦な平野の中に、東京都や神奈川県がすっぽりと収まってしまうというのだから、まさに想像を絶するスケールである。

そんな十勝平野を眼下に収め、まるで地平線の果てまで望み見ることができそうなほど、すばらしい景観を堪能できるのが、士幌町にある「士幌高原ヌプカの里」だ。

キャンプ場は士幌町が整備を進める士幌高原の一角にあり、東ヌプカウシヌプリ山(1252m)と白雲山(1186m)に挟まれた標高600mの山裾に展望台やキャンプ場、コテージなどを展開している。 キャンプサイトは区画サイトのみ(50区画)で、大まかにスペースを割っているだけ。

所々に水平レベルのとれたテント床が設けられているが、基本的には斜面であるため、大型のテントやタープの設営は難しいだろう。サイトからの眺望も区画によって異なるため、現地に着いたらまずはしっかりと下見をした上で場所を決めてほしい。

ちなみに十勝平野を望めるのは管理棟に近いエリアに限られ、特に下段側は樹木に視界を遮られてしまうので、ご注意を。

これらのキャンプサイトは基本的にオートキャンプ不可だが、上段にオートキャンプが可能な上、眺望にも優れたサイトが2区画のみ用意されている。荷物が多いキャンパーには、この2区画がおすすめだ。また、それ以外のスペースも荷物の搬出入時は車両の乗り入れが可能となっている。

さらにキャンピングカーなどの車中泊利用には場内最上段の展望スペースも利用できる。地面は砂利敷きだが、トイレ棟や炊事場も用意されている上、スペースも広々としている。「展望台」も兼ねることから眺望も申し分なし。晴れた日には、眼下に大パノラマが広がり、夜になれば町の灯りと満天の星が同時に楽しめることだろう。

士幌高原ヌプカの里

オートキャンプが可能なのは2区画。焼肉ハウス横(写真)、トイレ棟横の2ヶ所だ。クルマ1台を駐車しても、さらに100㎡はありそうなスペースは眺望にも優れている。

士幌高原ヌプカの里

50区画と記載されているキャンプサイトは上段ほど眺望がいい。逆に下段は森が邪魔をして十勝平野の眺望が楽しめない。キャンプ場の地面は短く刈り取られた牧草となっている。荷物の搬出入時のみ車両の乗り入れが可能。

士幌高原ヌプカの里

展望台から見た眺望。十勝平野を一望する景観はまさに絶景のひと言。夜は満天の星が広がる。

士幌高原ヌプカの里

展望台側にある休憩棟。内部には木製のテーブルと椅子が用意されており、洗い場には水道(蛇口2口)と流しが設置されている。

士幌高原ヌプカの里

クルマに乗ったままでもすばらしい眺望を楽しめる展望台。立ち寄るだけなら無料だが、宿泊する場合は管理棟(ロッジ・ヌプカ)にて利用料(税込500円)の支払いが必要だ。

士幌高原ヌプカの里

展望台にあるトイレ棟。内部は男女別で個室は和式水洗式。清掃も行き届いている。場内にはほかに下段のキャンプサイトや管理棟内にもトイレ(洋式水洗式)がある。

士幌高原ヌプカの里

キャンプ場の最上段に位置している展望台は、炊事場、トイレも用意されており、車中泊が可能。最も眺望のいい場所にあり、木柵など眺望を遮るものも一切ない。

士幌高原ヌプカの里

事前予約しておけば「焼肉ハウス」も利用できる。絶品の「しほろ牛」は1週間前までに要予約。牛だけでなく、ラム肉(ジンギスカン)も楽しめる。

士幌高原ヌプカの里

2階建てを中心としたコテージは合計6棟。最大11名まで宿泊可能だ。いずれも眺望のいい斜面の上段にあり、キッチンや冷蔵庫、テレビ、トイレ、浴室などを完備している。

士幌高原ヌプカの里

広大なスペースには木造の遊具も用意されている。キャンプ場からは白雲山への登山も可能で、山頂からは然別湖が望めるそうだ。

士幌高原ヌプカの里

キャンプやコテージの利用受付を行う「ロッジ・ヌプカ」はかなり立派な建物だ。内部には売店や喫茶コーナー、天体望遠鏡室もある。

士幌高原ヌプカの里

「ロッジ・ヌプカ」内ではランチタイムには軽食も楽しめる(営業時間:10:00~16:00)。人気のメニューは牛丼やカレーなど。

士幌高原ヌプカの里

オートキャンプが可能な2区画はどちらも地面は水平で、トイレ棟はもちろん炊事棟にも近い。

士幌高原ヌプカの里

共用設備の炊事棟(水道・流し・炉)。入浴設備はないが、管理棟を兼ねるロッジ・ヌプカ内で16時までならシャワーが利用できる。入浴は近隣の公共浴場を利用しよう。

士幌高原ヌプカの里

焼肉ハウス横のオートキャンプ区画。テントの中から十勝平野を見下ろすことのできるすばらしい眺望が広がる。

士幌高原ヌプカの里

こちらも焼肉ハウス横のオートキャンプ区画。盛土されており、地面は水平だ。

VIEW|景観
十勝平野を見渡す景観に優れたキャンプ場。東ヌプカウシヌプリ山(標高1252m)および白雲山(同1186m)の裾野にあり、標高600mのキャンプ場からは眼下に十勝平野を見渡すことができる。眺望を期待するなら上段のコテージやキャンピングカーサイトを選ぼう。

FOOD & DRINK|食料・飲料
最寄りのスーパーやコンビニは士幌町内にあり、キャンプ場から約19km(クルマで約20分)。キャンプ場内にも焼肉ハウス(要予約)や軽食が用意された喫茶コーナーがある。

ACCESS|交通
札幌方面からの場合、道東自動車道・十勝清水ICから約50km(クルマで約60分)。帯広市内からは約45km(同45分)だ。アクセス路となる士幌然別湖線(道道661号)はいかにも北海道らしい風景が広がる景観のいい道路である。

ADVICE|ひとことアドバイス
キャンピングカーなら最上段の展望台がおすすめ。トイレや休憩スペースも用意されている。

 

士幌高原ヌプカの里|NUPUKA HOKKAIDO SHIHORO DAISETSUZAN NATIONAL PARK
営業期間4月下旬~11月末
定休日火曜日
サイト数区画サイト:50区画、宿泊棟:6棟
所在地〒080-1278 北海道河東郡士幌町字上音更21-173
予約方法予約不要(コテージは要予約)
チェックイン10:00~17:00
チェックアウト10:00~12:00
地面
参考料金500円( 大人2名利用時の税込合計料金)
1張1泊:500円
コテージ1泊(GW以外):8000円+1人1000円加算
コテージ1泊(GWなど):8000円+1人1500円加算
※キャンプ場の営業期間は降雪状況により変更有り
※オートキャンプ可能なのは2区画のみ
※荷物搬出入時の車両乗り入れは可能
※ゴミは有料(100円)にて引き受け可
電話番号01564-5-4274(10:00~16:00 )
WEBサイトhttps://www.nupuka.jp
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
×××
水回り付宿泊棟ペットドッグラン焚き火直火炊事場
××
給湯ゴミ捨てコイン
シャワー
風呂・温泉洋式水洗トイレ洗浄機能
付き便座
×××
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
×××
売店Wi-Fiレストランレンタル
××

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|全国キャンプ場ガイドブック 2022-2023

Copyright © Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


ランキング

  1. 1

    デルタフォース・オーバル|デリカの足元をスタイルアップさせる 定番外しのインチアップ

  2. 2

    エリバパック|優れたデザインから人気の高い ヴィンテージ・トレーラーの代表作

  3. 3

    旅するクルマ|メルセデスベンツ・トランスポーターT1 310D

  4. 4

    ヴィンテージ・コレクションに囲まれたホビースペース

  5. 5

    ディーン・コロラド|ネオクラシックなJA11Cをベースにした 遊び心あふれるカスタム・ジムニー

最近の記事

  1. OUTDOOR STYLE HAKU(アウトドアスタイルハク)|石川県|定番品からマニアックなものまで幅広い商品展開

  2. 歩歩是道具店(ホホコレドウグテン)|静岡県|定番品からマニアックなものまで幅広い商品展開

  3. SOTOSOTODAYS(ソトソトデイズ)|神奈川県|定番品からマニアックなものまで幅広い商品展開

  4. LOCKFIELD EQUIPMENT(ロックフィールド・イクイップメント)|神奈川県|スタイリッシュな製品を生み出すLFEの直営店

  5. TRUNKZERO(トランクゼロ)|千葉県|ミルジュアリーを提案するアウトドアショップ

TOP