レイクサイドパーク・のとろ(北海道)|能取湖の湖畔に整備された高規格のオートキャンプ場

北海道

網走市内にはいくつかのキャンプ場があるが、特に設備の整っているのが「レイクサイドパーク・のとろ」だ。電源まで完備したサイトもあり、道東観光の拠点としても最適。9月になると湖の周辺はサンゴ草の群落が一斉に花を咲かせ、見事な景観となる。

レイクサイドパーク・のとろ

▲通路脇に配置された「オートサイト」。写真左上が「フリーサイト」、写真右上方向に「プライベートテントサイト」が配置されている。

能取湖(のとろこ)の湖畔に面した網走市営の海洋レクリエーション施設が「レイクサイドパーク・のとろ」だ。

2002年にオープンしたこの施設は、イベント広場、パークゴルフ場、遊戯広場に加え、6000坪を超えるオートキャンプ場を付帯しており、網走市民の憩いの場としても人気を博している。

キャンプ場を利用する場合は事前に電話で予約した後、センターハウスで受付を済ませて入場。キャンプサイトごとに駐車スペースがあるため、荷物の搬入も楽々だ。

レイクサイドパーク・のとろ

▲地面はすべてきれいに刈り上げられた芝生になっている。区画毎に樹木も植えられており、開放感のあるキャンプサイトで快適に滞在を楽しめる。

キャンプが可能なエリアは大別すると3種類あり、好みや予算などを考慮して選べる。

「プライベートテントサイト」(3区画)はクルマを横付けできる駐車スペースに、専用の炊事台(水道・流し)や電源まで付いた区画サイト。さらに専用の駐車スペースがある「オートサイト」(22区画)や、文字通り区画のない「フリーサイト」(最大30組程度)から選べる。

レイクサイドパーク・のとろ

▲炊事棟は屋根付きで表裏に合計6ヶ所の蛇口が用意されている。炭や薪の灰を処分する専用の灰入れも炊事棟内にある。

フリーサイトを選んでも、周囲に駐車場があるので、うまく利用すればクルマの後ろにテントが設営できるだろう。

ほかにも場内には水回り(キッチン·トイレ付き)の付いた「コテージ」が3棟、常設のテントハウスとなる「パオ」が2棟あり、テントを持参しなくてもアウトドア体験が可能だ。

レイクサイドパーク・のとろ

▲3区画のみ配置されている「プライベートテントサイト」は占有スペース内に水道と流し、電源が用意されている。

共用設備はトイレ棟(洋式水洗)が1棟、炊事棟(水道・流し)が2棟用意されている。センターハウス内にはトイレのほか、コインシャワーやコインランドリーまである。

なお、網走市にはほかにも「北海道立オホーツク公園·てんとランド」や「呼人浦キャンプ場」といったキャンプ場もあり、予算や好みでキャンプ場を選べる恵まれた環境にある。

「レイクサイドパーク・のとろ」は、隣接する能取湖で春から夏にかけて潮干狩りが楽しめる上、9月にはサンゴ草の群落が一斉に開花し、湖畔を真っ赤に染める壮観な景色を堪能できる。時間に余裕があれば、付近にある能取岬にもぜひ足を運んでみてほしい。

レイクサイドパーク・のとろ

▲キャンプの受付を行うセンターハウス。棟内にはコインシャワーやコインランドリー、水洗式のトイレなども備わっている。

レイクサイドパーク・のとろ

▲樹木の少ない場内からは能取湖の湖面を望むことができる。特にサンゴ草が一斉に開花する9月は湖畔の美しい景観が楽しめる。

レイクサイドパーク・のとろ

▲「コテージ」は3棟のみ。大人6名が快適に就寝できる。

レイクサイドパーク・のとろ

▲コテージ内には冷蔵庫、コンロ、テーブル、テレビ、トイレ(水洗)、野外テーブルなどの設備が整っている。

レイクサイドパーク・のとろ

▲男女別のトイレ棟は洋式水洗トイレ。洗浄機能付きのトイレはセンターハウス内にある。

レイクサイドパーク・のとろ

▲炊事棟は水道と流しのみのシンプルな構成。

VIEW|景観
能取湖の東岸·湖畔にある網走市営の海洋レクリエーション施設「レイクサイドパーク・のとろ」内にあるオートキャンプ場。樹木が区画毎に植えられているが、基本的な景観は芝生の広大な広場である。

FOOD & DRINK|食料・飲料
網走市内にあるため、食料・飲料の調達は容易。最寄りのコンビニはキャンプ場から約7km(クルマで約7分)。スーパーは10km圏内(同約15分)の網走市中心地に複数ある。

ACCESS|交通
女満別空港から約20km(クルマで約25~30分)。紋別空港からは約100km(同約100分)。帯広市内からは約180km(同約3時間)。道東観光の拠点としても非常に便利な場所にある。

ADVICE|ひとことアドバイス
水辺である上、風除けの樹木も少ないことから風が強いことが多い。長めのペグなど、風対策も考慮して。

レイクサイドパーク・のとろ|LAKE SIDE PARK NOTORO
営業期間6月1日~9月30日
定休日なし
サイト数区画サイト:25区画、フリーサイト:30組、宿泊棟:5棟
所在地〒093-0131 北海道網走市能取港町5-1
予約方法電話
チェックイン13:00
チェックアウト11:00
地面草・土
参考料金2100円(大人2名利用時の税込合計料金)
プライベートテントサイト(電源あり):1泊・1張 3150円
オートテントサイト:1泊・1張 2100円
フリーテントサイト:1泊・1張 1050円
フリーテントサイト:デイキャンプ 520円
コテージ:6人まで 1万500円
コテージ:7人以上追加料金(1名)1050円
パオ:8人まで 6300円
パオ:9人以上追加料金(1名)520円
電話番号0152-47-1255
WEBサイトhttps://www.city.abashiri.hokkaido.jp/
040shisetsu/050sports/410lakesidepark_notoro/
備考
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
水回り付宿泊棟ペットドッグラン焚き火直火炊事場
××
給湯ゴミ捨てコイン
シャワー
風呂・温泉洋式水洗トイレ洗浄機能
付き便座
××××
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
×
売店Wi-Fiレストランレンタル
××

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|全国キャンプ場ガイドブック 2022-2023

Copyright © Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。

関連記事

新着記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


人気ランキング

  1. 1

    キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖(山梨県)|2023年、もっとも注目すべきキャンプ場がグランドオープン

  2. 2

    REI(アメリカ)|スタイリッシュなアウトドア用品店

  3. 3

    キトウシ(来止臥)野営場(北海道)|断崖絶壁から太平洋を見下ろす「上級者向け」絶景の野営場

  4. 4

    電波の届かないキャンプ場でも、これで安心!|スターリンクローム(STARLINK ROAM)

  5. 5

    朝霧Camp Base そらいろ(静岡県)|富士山・西麓に今夏オープン! 早くも大人気となりつつある注目スポット

最近の記事

  1. キャンプグッズ・マガジン vol.37|6月28日発売

  2. もっと気軽にバイクで楽しむアウトドアスタイル 手ぶらで楽しむ“焚き火時間”|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

  3. キャンプグッズ・マガジン vol.36|4月30日発売

  4. キャンセル分追加募集中【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  5. キャンプグッズ・マガジン vol.35|2月29日発売

TOP