温泉やスポーツ施設を揃えたリゾートホテルに、オートキャンプ、ソロキャンプの各専用エリアを設けたのが「ニューサンピア埼玉おごせ」だ。都心から1時間余りという便のいい立地に加え、
2つのキャンプエリアはそれぞれ独立して配置されているので滞在スタイルを乱されることもない。特にソロキャンパーにはおすすめのキャンプ場である。
ソロキャンパーにとって、専用の区画が用意されているのは何よりも嬉しいポイントだ。せっかくひとりで滞在を楽しもうと思っても、ファミリーやグループキャンプの隣では、ゆっくりできない。その点、周囲がすべてソロキャンパーなら、おしゃべりが聞こえてくることもなく、互いに適度な距離感を保ちながら快適に過ごせるからだ。
天然温泉を楽しめる入浴施設にレストランやホテル、テニスコートなどの娯楽施設を加えたリゾートホテル「ニューサンピア埼玉おごせ」に「オートキャンプ場」がオープンしたのは2021年1月。同年3月には「ソロキャンプ場」も営業を開始し、ホテルだけでなくキャンプも楽しめるリゾートとして話題を集めている。
先にオープンした「オートキャンプ場」は敷地内の南東部にあり、開けたグランドエリア(下段)と木立に囲まれたマウンテンエリア(上段)に分かれている。下段はその名の通りグランドを区切っただけの平坦な場所で占有面積は48㎡。上段は砂利の駐車スペースと土のテントスペースを隣り合わせにしたオートキャンプ用区画サイトとなり、占有面積は45~77㎡となる。
一方の「ソロキャンプ場」は敷地内北西部にあり、オートキャンプ場から徒歩10分ほどと大きく隔てられた場所にある。ホテルの裏山を利用したこの「ソロキャンプ場」はやや険しい階段(70段:ビル3~4階相当)を上った山頂に広がっており、カートなどは使えず、荷物はバックパックひとつに収めるなど事前の工夫が必要だ。
サイトは自然林を極力いかした形になっており、定員は20組。知人同士のグループ利用は不可で、ひとりっきりのキャンパーだけが利用できる。
共用設備はどちらも水道・流しと簡易トイレのみ。特に「ソロキャンプ場」は階段下の駐車場内に水回りがあるので、利用のたびに階段を上り下りする必要がある。体力に自身のあるソロキャンパー向けとはいえるが、それでもなお魅力的な専用エリアである。
VIEW|景観
ソロキャンプ場は施設の北西部、オートキャンプ場は真逆の南 東部にあり、それぞれが大きく離れた場所にある。オートキャン プ場の一部を除いて、概ね林間サイトになっており、特にソロ キャンプ場は山の自然林をそのままいかした景観となっている。
FOOD & DRINK| 食料・飲料
食事はホテル内のレストランも利用できる。越生町の市街地か らはやや距離があるが、最寄りのコンビニは施設から約2.3km (クルマで約5分)、大型のスーパーは越生町の市街地にあ り、約3.3km(同約6~7分)だ。
ACCESS |交通
東京方面からの場合は関越自動車道・坂戸西スマートIC (ETC搭載車のみ通行可)が最寄りとなり、施設までは約 12km(クルマで20~25分前後)。ETC非搭載車などは東松 山ICを利用しても、約14km(クルマで20~25分前後)。
ADVICE|ひとことアドバイス
「ソロキャンプ場」の階段は70段。それなりに筋力を使うので、キャンプ道具は最小限に。
ニューサンピア埼玉おごせ|NEW SUNPIA HOTEL & RESORT | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | なし |
サイト数 | 区画サイト:12区画 フリーサイト:20組 |
所在地 | 〒350-0401 埼玉県入間郡越生町古池700 |
予約方法 | WEB |
チェックイン | 12:00 |
チェックアウト | 10:00 |
地面 | 土・砂利 |
参考料金 | 2530円(大人1名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 049-292-6111 |
WEBサイト | https://www.sunpiasaitama.com |
設備 | |
区画サイト | ◯(オートキャンプ場) |
フリーサイト | ◯(ソロキャンプ場) |
AC電源 | × |
車両搬入 | ×(オートキャンプ場は可) |
オートキャンプ | ×(オートキャンプ場は可) |
簡易宿泊棟 | ×(併設するホテルは有り) |
水回り付宿泊棟 | × |
ペット | × |
ドッグラン | × |
焚き火 | ◯ |
直火 | × |
炊事場 | ◯ |
給湯 | × |
ゴミ捨て | ◯ |
コインシャワー | × |
風呂・温泉 | ◯(天然温泉の入浴施設梅の湯を有償利用可) |
洋式水洗トイレ | × |
洗浄機能付き便座 | × |
BBQ設備 | × |
洗濯機 | × |
乾燥機 | × |
自販機 | ◯ |
管理棟 | × |
24時間管理 | × |
売店 | ◯ |
Wi-Fi | × |
レストラン | ◯ |
レンタル | × |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.23
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