ゆたかな自然に囲まれた秩父エリアの中でも、水遊びのできる観光地として知られる長瀞。「ウォーターパーク長瀞」は、その長瀞を形成する荒川の川辺に設けられたキャンプ場だ。さまざまなスタイルの宿泊棟も用意されていることから特に夏は家族連れで賑わう。ゆるやかな川の流れを身近に感じながら、ゆっくりと滞在することのできる場所である。
埼玉県北西部、荒川の上流に位置する「長瀞」は、夏になると涼を求める人々で賑わう人気の観光地だ。周辺にはキャンプ場も多く、「ウォーターパーク長瀞」も「満願ビレッジファミリーキャンプ場」など、同エリアを中心に複数のキャンプ場を運営するサン・グリーンが手がける施設だ。
この「ウォーターパーク長瀞」は、もともと梁(やな)として賑わっていた場所へ、川遊びも楽しめるアウトドア施設として2004年にオープン。以来、「釣り堀」や「長瀞のライン下り」の乗船場などを併設し、ウォーターアクティビティを堪能できるオートキャンプ場として人気を集めている。
場内にはさまざまなタイプの宿泊棟もあるが、テント泊用のキャンプサイトは水辺に沿って配置されており、景観に優れているのが特徴といえる。これらのサイトは荒川の右岸に細長く広がり、すべて区画化されたオートキャンプサイトとなっている。
目の前に水面が広がる川沿いは管理棟に近い東側から順番に「オートキャンプ(レンガチップ)」が7区画、「オートキャンプ(スタンダード)」が12区画。さらに園路を挟んで「ハンモックサイト(電源付き)」や「電源サイト」など。占有面積はすべて約80㎡だ。のんびりと景色を楽しむなら、水辺の眺望を独占できる「オートキャンプ(レンガチップ)」や「オートキャンプ(スタンダード)」がおすすめ。
共用設備は炊事棟(3ヶ所)やトイレ棟(3ヶ所)、シャワー棟(2ヶ所)などがこちらも場内に分散して配置されている。炊事棟は給湯設備も完備しており、冬場の洗いものも苦にならない。トイレも温水洗浄機能付きの洋式水洗トイレが備わっていることから、キャンプ初心者や子どもと一緒でも快適に滞在できるだろう。
前述した通り、場内では釣り堀やライン下りも楽しめるため(別料金)、キャンプだけでなく、「ウォーターパーク長瀞」ではぜひ水遊びも満喫してほしい。
VIEW|景観
埼玉県・東京都の東部を貫く荒川の右岸に広がる水辺のキャンプ場。ウッドトレーラーやコテージなどの宿泊棟も数多くある。テントサイトはすべて区画化されており、水
辺は特に眺望に優れている。
FOOD & DRINK| 食料・飲料
キャンプ場は、秩父鉄道・上長瀞駅または親鼻駅から徒 歩800m。皆野町の集落の中にあるため、コンビニやスー パーなども近くに揃っている。近くのコンビニはキャンプ 場から約2km(クルマで約5分)。大型のスーパーも周 辺に複数ある。
ACCESS |交通
都心・高崎方面のどちらからの場合も関越自動車道・花園 ICが最寄りとなる。ICからキャンプ場までは有料道路・ 皆野寄居バイパスを使った場合で約16.5km(クルマで約 24分)。国道140号経由でもアクセス可能で、その場合 は花園ICより約20km、同30分。
ADVICE|ひとことアドバイス
所々に写真映えのするレンガチップを敷 いた区画サイトがある。写真は「オート キャンプ(レンガチップ)」。見栄えが よく、雨天時も水捌けがよく、泥がつく こともないなど利点も多いが、逆に雨の 少ない冬は埃が立ちやすいのが難点。
ウォーターパーク長瀞|WATERPARK NAGATORO | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | なし |
サイト数 | 区画サイト:35区画 |
所在地 | 〒369-1621 埼玉県秩父郡皆野町金崎1918-1 |
予約方法 | 電話・WEB |
チェックイン | 13:00~16:00 |
チェックアウト | 08:30~11:30 |
地面 | 砂利 |
参考料金 | 3850円(大人2名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 0494-62-5726(09:00~17:00) |
WEBサイト | https://waterpark.jp |
設備 | |
区画サイト | ◯ |
フリーサイト | × |
AC電源 | ◯ |
車両搬入 | ◯ |
オートキャンプ | ◯ |
簡易宿泊棟 | ◯ |
水回り付宿泊棟 | ◯ |
ペット | ◯ |
ドッグラン | ◯ |
焚き火 | ◯ |
直火 | × |
炊事場 | ◯ |
給湯 | ◯ |
ゴミ捨て | ◯ |
コインシャワー | ◯ |
風呂・温泉 | ×(※近隣に温泉あり) |
洋式水洗トイレ | ◯ |
洗浄機能付き便座 | ◯ |
BBQ設備 | × |
洗濯機 | × |
乾燥機 | × |
自販機 | ◯ |
管理棟 | ◯ |
24時間管理 | × |
売店 | ◯ |
Wi-Fi | ◯ |
レストラン | × |
レンタル | ◯ |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.23
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