ファミリーキャンプを卒業したら“バイクでソロキャンプ” |ロイヤルエンフィールド・ハンター350

クルマとバイク

「キャンプに行くぞ!」と声をかければ、いつでも駆け寄ってきていた子どもたちも、成長すると共に自然と一緒に出かける機会が減っていく……。多少の違いはあれども、ファミリーキャンプには、いつが必ず“卒業”する時がやってくるようだ。子どものいないキャンプ……。夫婦やカップルでゆったりと過ごすデュオキャンプもいいだろうし、大人たちだけでグループキャンプを楽しむのもいいだろう。もっとも、もしもバイクの免許を所有しているのならば、若い頃のようにバイクで行くソロキャンプも魅力的な選択肢のひとつになるはずだ。

ROYAL ENFIELD HUNTER 350|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

▲クラシックなフォルムが目を引くハンター350。シンプルで軽量な車体は、キャンプ道具を背負ったままでも思い通りのライディングを楽しめる。

使うことのない道具までついつい積み込んでしまうオートキャンプと違い、バイクの場合は持ち運べる荷物も厳選する必要がある。前日にギア選びをするところからが、バイクキャンプのスタート地点だ。

幸い、昨今はソロキャンプの人気が高まっていることから、バイクキャンプに最適なギア類も豊富に揃う。本当に必要なものだけを厳選し、バックパックに詰め込んだら、あとは目的地に向かって走り出すだけ。

今回の撮影では数多あるバイクメーカーの中から、バイクキャンプのトランスポーターとしてロイヤルエンフィールド製ハンター350をチョイスした。“世界最古の”という常套句が用いられることの多いロイヤルエンフィールドは、ギアにこだわるキャンパーにとっても興味の湧くブランドだろう。

長い歴史はいくつもの伝説を記しており、現在まで連綿と続くモデルの中には、英国を発祥とするスタイルをしっかりと継承しているモデルも少なくない。ティリーやヴェイパラックスなどの加圧式ランタンが英国を発祥とするのはご存知の通り。他にも同国を発祥とするギアブランドは多く、マニアックなキャンパーたちの間では、英国にまつわる製品は決して珍しい存在ではない。ロイヤルエンフィールドもまた、同じように古き良き時代の英国で愛されてきた老舗のバイクメーカーである。

現在のロイヤルエンフィールドは、新発売されたばかりの「スーパーメテオ650(SUPER METEOR 650)を筆頭に、アドベンチャー・クロスオーバーモデルの「スクラム411(SCRAM 411)」やクラシックスタイルのスポーツモデル「コンチネンタルGT650(CONTINENTAL GT 650)」など国内では8モデルをラインナップしている。

「ハンター350(HUNTER 350)」は、同社のモデルラインナップの中でも普通二輪免許で乗れる排気量349cc(空冷単気筒SOHC2ハルブエンジン)のトラディショナルなスポーツバイクだ。20 PSの最高出力はけっしてハイパワーではないが、トコトコと走るには必要にして十分。何よりも、そのジェントルマンな佇まいが魅力的な一台である。

ROYAL ENFIELD HUNTER 350|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

▲シート高79mmという足付き性がよく、取り回しのいい車体がハンター350の特徴のひとつ。渋滞の多い都市部でも、ストレスのない移動を楽しめる。

ROYAL ENFIELD HUNTER 350|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

▲今回使用したテントは2人用の超軽量タープ&シェルターであるライトウェイ・イリュージョンデュオテント。基本は1ポール仕様だが、別売のコネクターを使うと2ポールでの設営も可能。バイクキャンプにも最適なモデルである。

ROYAL ENFIELD HUNTER 350|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

▲メーターはアナログ速度計とデジタル表示を組み合わせたスタイル。ハンドル部にUSBポートも設置されているので、走行中にスマホの充電も可能。

ROYAL ENFIELD HUNTER 350|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

▲世界最古のバイクメーカーとして知られるロイヤルエンフィールド。マニアックなキャンプ道具同様、長い歴史と伝統を携えた老舗のバイクブランドだ。

ROYAL ENFIELD HUNTER 350|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

▲エンジンはフューエルインジェクション仕様の350cc空冷単気筒。低回転域での力強いトルクを特徴としており、街中からアウトドアまで場所を選ばずゆっくりと走るのに最適なバイクといえる。

ABOUT ROYAL ENFIELD|ロイヤルエンフィールドとは
1891年、縫製用の針や自転車を製造していたジョージ・タウンゼンド社を実業家のボブ・ウォーカーとアルバート・エディが手に入れたのが発祥。1893年には初のオリジナル自転車を製作し、「ロイヤルエンフィールド」のブランド名が生まれる。1901年には初のロイヤルエンフィールド・モーターサイクルを製造。以来、一世紀の歴史を超える世界最古のモーターサイクルカンパニーとして知られるのが「ロイヤルエンフィールド」だ。

CONTACT|ROYAL ENFIELD Tokyo Showroom
WEB|https://www.royalenfield-tokyoshowroom.jp
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.33

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