ガレージブランドとコラボレーションしたパーツを搭載! オーバーランドスタイルに仕上げたジムニー・シエラ

クルマとバイク

コンパクトで取り回しのいいジムニーは、その高い走破性から人気を誇るが、一方で収納スペースに困ることも多かった。その点、APIOが製作したカスタムカーTS4は、見た目や運動性能だけでなく、キャンプモービルとしてもより効率的にギア類を積載できるように工夫されている。車両そのものがまるでキャンプギアのひとつのように、機能的にギア類を格納できるのだ。

ガレージブランドとコラボレーションしたAPIO(アピオ)ジムニー・シエラ

▲純正カラーのグレーをベースに内外装へ独自のパーツを装着したAPIOカスタムカーTS4。ジムニー・シエラ(JB74)をベースに、オーバーランドをイメージさせるような仕上がりになっている。

ジムニーのプロショップであるAPIOが製作したカスタムカーTS4は、まるでタクティカルヴィークルのような機能美に溢れた一台だ。

車両はジムニー・シエラ(JB74型)をベースにしており、40mmほど車高を上げたサスペンションや、前後に装着されたタクティカルバンパーなど、オリジナルパーツがふんだんに盛り込まれているのが大きな特徴だが、キャンプモービルとしても使い勝手のいい装備がそこかしこに採用されている。

ガレージブランドとコラボレーションしたAPIO(アピオ)ジムニー・シエラ

▲15mm厚の再生プラスチックを使ったシールドデッキ。

中でも目を引くのはボディサイドに装着された「シールドデッキ」や、ラゲッジに装着された「フィールド&ラゲッジデッキ」だろう。

前者は樹脂成形品を得意とするキャンプ用品ブランドとのコラボレーションにより生まれた製品で、APIOオリジナルのサイドラックへ簡単に取り付けできるテーブル。これは先行して開発されたロトパックス(燃料などの液体を入れる容器)用のサイドラックを転用し、テーブル(天板)をボディサイドに固定できるようにしたというもの。

一方の「フィールド&ラゲッジデッキ」は、リアシートを前方に倒した際に生まれるデッドスペースを無くし、ラゲッジを延長するエクステンション・フロアパネルとして機能しながらも、取り外すとスタンドやテーブルとしても使えるというアイデア品。

ガレージブランドとコラボレーションしたAPIO(アピオ)ジムニー・シエラ

▲ジムニー(JB64/74)のリアシートを倒した際にラゲッジスペースをフラットにするフィールド&ラゲッジデッキ。

車両には他にも積載スペースの効率化と見た目の印象も向上させる「APIO×ペリカン・イージークリック・モールパネルキット」も装着されている。

こちらはペリカン製ハードケース用のパネルを転用し、ジムニーの室内に装着できるようにアタッチメントを開発した製品だ。

ガレージブランドとコラボレーションしたAPIO(アピオ)ジムニー・シエラ

▲フィールド&ラゲッジデッキはバリスティクス製SBSキット(別売)を使用することで、屋外ではサイドテーブルとしても使用できる。

もともとキャンプとは相性のいいジムニーだが、APIOが製作したこれらのパーツによって、現車はクルマそのものがまるでモールシステムのように仕立てられている。

収納スペースが少ないシムニーのウィークポイントを補いながら、見た目の印象も向上させるアイテムは、パーツ単品でも販売されているので、既存のジムニー・オーナーにとっても食指の動くアイテムといえそうだ。

ガレージブランドとコラボレーションしたAPIO(アピオ)ジムニー・シエラ

▲APIO×ペリカン・イージークリック・モールパネルキットは、モールパネル1560をジムニーのリアウインドウ内側に取り付けできるように、専用のマウントブラケットをAPIOが開発したもの。

ABOUT APIO|アピオとは
神奈川県にあるスズキ・ジムニーのスペシャルショップ。長い経験から培われた経験と技術力を背景に、ジムニー用パーツやカスタム・コンプリートカーの企画・製作・販売を得意とする。もちろん、新車販売、車検まで対応しており、ジムニーのことならワンストップで対応できる頼れる存在。

CONTACT|APIO
WEB|https://www.apio.jp
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.51

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