パンゲアフィールド(徳島県)|コテージ、グランピングにオートキャンプ 、温泉も川遊びも楽しめるアウトドア施設

キャンプ場

7つの区画サイトとグランピングサイトのみというコンパクトなキャンプ場を備えた「パンゲアフィールド」。目の前に流れる勝浦川のせせらぎを聞きながらキャンプを楽しめる上、対岸にある「月ヶ谷温泉」ではお湯も堪能できる。アクセスするのは大変な山間にあるが、その分静かに滞在を楽しめるキャンプ場だ。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲上勝町は山深い山間の集落で、四国の中ではもっとも人口が少ない。周囲には標高1496mの雲早山、同1628mの高城山、同1439mの高丸山があり、勝浦三山とも呼ばれている。写真右奥にある吊り橋は勝浦川に架かり、対岸へ通じている。

大陸移動説に基づいた古生代の超大陸「パンゲア大陸」から名づけたという「パンゲアフィールド」は、元々30年近く前に営業を開始した月ヶ谷温泉キャンプ場を現オーナーが改修し、2016年にオープンさせたアウトドアアクティビティ施設だ。

ここでは、勝浦川沿いに広がるキャンプサイトを利用したオートキャンプだけでなく、さまざまなアクティビティを楽しめるツアーが用意されており、自然環境を生かした野遊びを体験できる。

オートキャンプは区画サイトが7つあり、いずれも川沿いに広がっている。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲ベルテントを組み合わせた「グランピングサイト」。

上流側にはベルテントを使用した「グランピング」があり、下流に向かって区画サイトが連なる。

キャンプ場は切り立った山々に囲まれているが、川沿いということもありサイトの周囲は全区画が開放感のある景観だ。

大きな岩がゴロゴロと転がる勝浦川は、普段は透き通るような水が静かに流れており、キャンプサイトには美しい音色が響いている。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲管理棟1階にある共用の炊事スペース。飯盒炊さん用の炉も用意されている。

オートキャンプサイトはシーズンによって料金が変わるが、11月から3月までのオフシーズンならば、わずか3850円(税込)で利用できる。

占有面積は6×9mと決して広くはないが、駐車スペースは別にあるので上手に使えば快適なスペースを確保できる。

また、管理棟内には2段ベッドを備えたログハウス調のコテージもあり、好みに応じてキッチン、冷蔵庫、冷暖房などを完備した快適な宿泊施設として利用可能だ。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲管理棟内にあるコテージ。ユニットバスやミニキッチン、ロフトや2段ベッドが用意されており、冷暖房も完備する。

共用設備もすべてこの管理棟内にあり、炊事スペースや温水洗浄機能の付いた洋式水洗トイレ、バーベキュー設備などがある。

なお、共用で利用できるシャワーや風呂などの入浴設備はないが、目の前の勝浦川を徒歩で渡り、階段を登った先にあるホテル(月の宿)を利用できる。

弘法大師様が修行をしていたという霊山月ヶ谷より源泉を引き込んだ湯は、万病に効くと伝えられているそうだ。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲オートキャンプのできる区画サイトは川沿いに連なっている。周囲の山々は険しいが、川沿いは樹木も少なく開放的な景観。川の対岸には温泉宿「月ヶ谷温泉・月の宿」が建っている。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など、万病に効くという月の宿内にある月ヶ谷温泉。2つの浴槽があり、写真は2階にある岩風呂。(写真提供:月の宿)

パンゲアフィールド(徳島県)

▲日帰り利用もできるバーベキュースペース。盛夏の頃は涼を求める観光客で大いに賑わうそうだ。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲管理棟内。ウォールクライミングが楽しめる設備も用意されている。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲「グランピングサイト」にはセミダブルベッドのほか、シュラフセット、ニーチェア、収納家具、センターテーブル、食器類、ドライヤー、コーヒーメーカーなどが備わっている。

パンゲアフィールド(徳島県)

▲「グランピングサイト」では冬季は薪ストーブも用意。テント外の芝生スペースには焚き火スペースもある。利用時には温泉入浴券と朝食が付く。

VIEW|景観
勝浦川の北側に広がる水辺の キャンプ場。潜水橋を渡ると「月ヶ谷温泉」のあるホテルまで歩いて行ける。目の前の川原は岩が多く遊泳には適していない。

FOOD and DRINK| 食料・飲料
山深い場所にあるため、近隣にコンビニやスーパーなどはほとんどない。最寄りのコンビニは15km(クルマで約20 分)ほど東へ向かった勝浦町内にある。

ACCESS |交通
大阪方面からは徳島自動車道・徳島IC経由で約40km (クルマで約60分)。高知方面からは、山間の国道を利用するしかない。特に冬季の山道は凍結に注意。

ADVICE|ひとことアドバイス
目の前に流れる勝浦川は岩場になっており、水泳には適していない。下流側に少し行った場所にひらけた川辺があるため、夏場はバーベキューなどで賑わう。

パンゲアフィールド|PANGEA FIELD
WEBサイトhttp://www.k-pangaea.com
所在地〒771-4501 徳島県勝浦郡上勝町福原字川北 4
営業期間通年
定休日水曜日
電話番号0885-46-0345
サイト数区間サイト:7区画、コテージ:4室
参考料金3850円(大人2名利用時の税込合計料金)
予約方法WEB・電話・メール
チェックイン13:00〜20:00
チェックアウト〜10:00
地面芝生・砂利
備考オートキャンプ(オフシーズン:1区画):3850円
オートキャンプ(ハイシーズン:1区画):5500円
コテージ(ハイシーズン):大人1名:6050円
コテージ(オフシーズン:大人1名):4400円
グランピング(大人1名):1万3200円
※グランピングのチェックインは16:00、チェックアウトは10:00
※コテージのチェックインは16:00、チェックアウトは11:00(水曜定休)
※コテージおよびグランピングには子ども料金などあり
※Wi-Fiはエリアを限定
※温泉は川の対岸にある「月ヶ谷温泉」を利用する
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
××
水回り付宿泊棟ペット共用ドッグラン焚き火直火炊事場
××
給湯ゴミ捨てコインシャワー風呂洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
××××
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
××
売店Wi-Fiレストランレンタル
×××

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。
掲載されている写真は取材時のものです(以下のPUBLISHED参照)。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|全国キャンプ場ガイドブック 2022-2023

Copyright © Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。

関連記事

新着記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


人気ランキング

  1. 1

    キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖(山梨県)|2023年、もっとも注目すべきキャンプ場がグランドオープン

  2. 2

    The Country Sunset(ザ・カントリー・サンセット)|千葉県|房総半島・茂原にオープンしたガレージブランドの新拠点

  3. 3

    キトウシ(来止臥)野営場(北海道)|断崖絶壁から太平洋を見下ろす「上級者向け」絶景の野営場

  4. 4

    燈人(トモシビト)|沖縄県|沖縄・那覇市内に立地する希少なキャンプ用品専門店

  5. 5

    オートキャンプ竜門(大分県)|趣向を凝らした貸し切り家族湯も必見! 設備の揃った温泉付きキャンプ場

最近の記事

  1. キャンプグッズ・マガジン vol.36|4月30日発売

  2. キャンセル分追加募集中【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  3. キャンプグッズ・マガジン vol.35|2月29日発売

  4. 【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  5. 彩り豊富なヘルシーラビゴットソースとサーモン焼き

TOP