北海道の絶景を堪能するために設けられたモバイルハウス

ライフスタイル

トレーラー車台の上に小屋を建築したモバイルハウスは、北海道のゆたかな自然を身近に体験できるように考えられたもの。“自由に移動できる小屋”のメリットを活かして、未利用ながらも絶景の楽しめる場所にパーキングさせ、普段味わえないようなアウトドア体験を利用者へ提供している。水周りも完備した清潔で快適な小屋は、女性や子どもと一緒に滞在しても安心できるため、ユニークなグランピング施設として注目を集めている。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲「本別町新明台」の山頂に設置され「KOYA.lab」のモバイルハウス。早朝は雲海を、日中は足寄町の街並みや阿寒富士などの山並みを、夜は満天に広がる星を堪能できる場所だ。

2軸のトレーラー車台の上に6.0×2.5mの小屋を備え付けたモバイルハウスが、北海道中川郡本別町に本社を構える「KOYA.l ab(コヤラボ)」のサービス拠点だ。

「北海道には素晴らしい景観と豊かな自然に恵まれていながらも、有効利用されていない未利用の土地がたくさんあるんです。モバイルハウスなら、そうした土地に自由に移動させることができるし、お客さんには普段経験ができないような体験を味わってもらうことができる」と話すのは、同社代表の岡崎さん。

本業(建設業)の傍ら、以前からホテルを開業することを夢みていた岡崎さんは、モバイルハウスに興味を抱いていた建築士のビジネスパートナーと協業して、互いの夢を組み合わせる形で新業態の移動式グランピング施設を考案。2016年に独自のモバイルハウスを組み立てて、地元本別町で営業を開始した。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲小屋はトレーラー車台の上に建築されている。写真手前のウッドデッキもじつは移動式。モバイルハウスと一緒に移動させることができる。

オリジナルで設計したモバイルハウスは冒頭で記したようにトレーラー車台の上に建築しており、木造に見えるが、躯体は鉄骨製。外壁も樹脂製のパネルを鎧張りにして仕上げたものだ。

内部にはホテルライクな温水洗浄機能付きの洋式水洗トイレやシャワーが備わるほか、ミニキッチンや冷蔵庫なども揃っている。コンパクトながらも充実した居室部は2層式になっており、上段は大人ふたりがゆっくりと就寝できるロフトスタイルのベッドになっている。手を伸ばせば届きそうな天窓からは満天の星を楽しめるそうだ。

また、屋外にはモバイルハウスと床レベルを合わせた広々としたウッドデッキも備わっており、絶景を堪能できるベストポジションには露天の五右衛門風呂も用意されている。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲室内は2層になっており、写真手前のスペースがリビング&キッチン。その上がロフトになっており、就寝用のベッドスペースになっている。

取材時は標高300 mの低山の山頂、「本別町新明台」と呼ばれるエリアにこのモバイルハイスが設置されており、眼下には足寄町の街並みが広がり、その先には雌阿寒岳・阿寒富士・雄阿寒岳などの名峰が連なっている素晴らしい景観を楽しめた。

冬季はマイナス30℃になることもあるそうだが、その分夏は涼しく朝夕は15℃前後。明け方には雲海が発生することも多いという。

営業は4月〜11月下旬まで。設置場所は本別町周辺の4ヶ所を中心に、お好みで十勝エリアの各市町村に移動可能だ。

移動式の小屋=モバイルハウスならではの利点を活かしたこの新サービスは、1泊2食付きで税込5万5000円(1棟4名まで)。ユニークな小屋の活用例に興味のある人は、「KOYA.lab」のWEBサイトから予約もできる。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲ロフト部は全面がベッドスペース。天井高は低いが、その分天窓からは満天の星が満喫できる。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲2口のガスコンロと水道、シンクなどが備わったミニキッチン。コーヒーマシンも用意されている。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲室内からも素晴らしい絶景が堪能できる。エアコンはないが朝晩は肌寒いほどの気温であり、真夏でも快適に滞在できるだろう。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲室内では電気・ガス・水道が自由に使えるが、じつはオフグリッド仕様。水は利用者のために毎回運んでおり、電気はリチウムイオンバッテリーと発電機を組み合わせて使用できるようにしている。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲ウッドデッキ上にはロッキングタイプのアウトドアチェアが用意されており、美しい景観を思う存分楽しむことができる。

自由に移動できるモバイルハウスを使って、北海道の絶景を堪能できるグランピング施設

▲ウッドデッキ側に設置された露天の五右衛門風呂。薪で火を起こして風呂を沸かして楽しむ。

コヤラボ|KOYA.lab
建築KOYA.lab
外寸W2500×D6000×H3800mm(車台を含む)
内寸W2320×D5820×H3620mm(車台を含む)
床面積18㎡(約10帖)
基礎なし
工期要問い合わせ
建築費用850万円 (税込完成品価格 ※送料別)
※レンタルは1泊2食付きで1棟5万5000円
問い合わせ先KOYA.lab
WEBhttps://www.koya-lab.com

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|小屋 ちいさな家の豊かな暮らし Vol.7
Copyright © CLASSIX
※本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。
※本記事の内容は出版物の掲載時点ものとなります。

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