美しい広大な芝生の広場と、標高333mから見下ろす日本海の絶景というすばらしいコンテンツが揃った「千畳敷高原キャンプ場」。ここは夏の思い出づくりにもぴったり。ファミリーでも安心して利用できるキャンプ場だ。
長門海岸国定公園に属す「千畳敷」は標高333mという高台から、日本海を見下ろすことのできる景勝地のひとつ。眼下に広がる真っ青な海原はあまりにもスケールが大きく、時折現れる漁船の船影が、とりわけ小さく見える場所だ。 すばらしい眺望を楽しめるように敷地内には展望台も設けられており、立ち寄る観光客も数多い。キャンプ利用者はその展望台のある建屋の1階で料金を支払う。
キャンプ場は「千畳敷」の南側にあり、約8000坪もの面積を誇る広大な芝生の広場を利用している。利用にあたっては上下2ヶ所に最大200台を収納する駐車場にクルマを止め、持参したカートなどを使って目的のサイトまで荷物を運ぶ。 駐車場も大きく、芝生の広場(フリーサイト)と隣接しているため、荷物の運搬そのものはさほど苦労しないだろう。
何しろ広大なスペースであることから、どこにテントを設営するか悩んでしまうが、眺望が特に優れているのは、じつは東側にある東屋の周辺の区画サイトだ(フリーサイトからは海が見えない)。
駐車場からはやや距離があるが、あらかじめテーブルやイスが設置されており、炊事棟やトイレ棟にも近い。本来のキャンプサイトはこの東側にある区画サイトであり、広大な芝生の広場を利用したフリーサイトは、利用者の増加により後から追加された場所だという。
どちらのサイトを使っても構わないが、いずれにしても1年を通じて風の強い海沿いの高台というロケーションであるため、テントの設営はかなりしっかりと行いたい。長めのスチール製ペグが必須となるだろう。
共用設備は炊事棟(水道・流し・炉)が1つ、トイレ棟(水洗式・和/洋式)が2つ。多目的トイレには洗浄機能も付いている。
場内には桜やいちょう、もみじなども植えられており、日本海の絶景だけでなく、四季折々の草花も楽しめそうだ。
VIEW|景観
景勝地「千畳敷」内にあるキャンプ場。“千畳敷”の名称にたがわず、約8000坪もの面積を誇る広大な芝生の広場をキャンプ場として開放している。標高333mの高台からの雄大な眺望を楽しみに訪問する観光客も多い。
FOOD and DRINK|食料・飲料
最寄りのコンビニは約6km、クルマで10分ほどの長門市日置地区内にある。大きなスーパーは南に9km(同約15分)ほど走った油谷地区、または東に14kmほど(同約20分)離れた長門市の市街地にも複数ある。
ACCESS|交通
九州方面からの場合は中国自動車道・小月ICを利用して約54km(クルマで約70分)、広島方面からの場合は同・美弥ICを利用して約41km(同50分)。人気の観光地・角島までは約40分の距離だ。
ADVICE|ひとことアドバイス
標高333mから見下ろす日本海の絶景は全国のキャンプ場の中でも屈指の美しさ。場所を選ばないと、この絶景は見られないのでご注意を。
千畳敷高原キャンプ場|SENJOUJIKI KOGEN CAMP GROUND | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | なし |
サイト数 | 区画サイト:21、 フリーサイト:定員設定なし |
所在地 | 〒759-4402 山口県長門市日置中1138-1 |
予約方法 | 予約不要 |
チェックイン | 設定なし |
チェックアウト | 設定なし |
地面 | 芝生・砂 |
参考料金 | 100円(おとな2名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 0837-37-4211 |
WEBサイト | なし |
備考 | テント1張:1000円 デイキャンプ:無料(ただし18時以降の利用は宿泊とする) ※温水洗浄機能付きトイレは多目的トイレのみ |
設備 | |||||
区画サイト | フリーサイト | AC電源 | 車両搬入 | オートキャンプ | 簡易宿泊棟 |
◯ | ◯ | × | × | × | × |
水回り付宿泊棟 | ペット | ドッグラン | 焚き火 | 直火 | 炊事場 |
× | ◯ | × | ◯ | × | ◯ |
給湯 | ゴミ捨て | コインシャワー | 風呂・温泉 | 洋式水洗トイレ | 洗浄機能付き便座 |
× | × | × | × | ◯ | ◯ |
BBQ設備 | 洗濯機 | 乾燥機 | 自販機 | 管理棟 | 24時間管理 |
× | × | × | × | ◯ | × |
売店 | Wi-Fi | レストラン | レンタル | ||
× | × | ◯ | × |
注意 | 営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|テーマで選ぶ全国キャンプ場ガイドブック 2022-2023
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