床面積約3帖という小さな2×4構造の家という基本設計は同じ。さらに外壁の仕様を塗り壁として仕上げたのが、「カントリータウンアンドカンパニー」によって販売されている「ヨーロピアンスタイル・塗り壁」だ。
同シリーズの「アメリカンスタイル」がパイン材のサイディングを外壁材として使用していたのに対し、こちらはモルタル造形(特殊セメント)で外壁を仕上げて、まさにヨーロッパの古民家の様に見せた小屋となっている。
壁の表面はわざと荒っぽく仕上げており、経年変化によって味わい深い意匠に変化したかのように見せているのも特徴のひとつ。よく見ると壁の端の方は塗装が剥がれて、塗り壁の下のレンガが顔を出してしまったかの様に見えるが、これもモルタル造形で再現したもので、「カントリータウンアンドカンパニー」による遊び心のひとつといえるだろう。
内部の仕上げも外装に合わせた塗り壁仕様とし、「アメリカンスタイル」とはまた違ったしっとりとした落ち着きのある仕上がりとなっている。小さいながらも構造体部分にはあらかじめグラスウールの断熱材を使用しているため、夏でも冬でも快適に過ごせるのも特徴のひとつだ。
価格は基礎を除き、建築、内装仕上げに電気配線工事まで含めて総額約120万円(税別:参考価格)。「ヨーロピアンスタイル・塗り壁」は女性に人気の高い商品で、ガーデニングの一環として完成した庭の中にこうした小屋を建てる女性ユーザーが増えているそうだ。ガーデニングの好きな奥様には、最高のプレゼントになることだろう。
- タイニーハウス・ヨーロピアンスタイル・塗り壁|TINY HOUSE EUROPEAN STYLE
- タイニーハウス・ヨーロピアンスタイル・塗り壁|TINY HOUSE EUROPEAN STYLE
- タイニーハウス・ヨーロピアンスタイル・塗り壁|TINY HOUSE EUROPEAN STYLE
カントリータウンアンドカンパニーとは
デザイン住宅、注文住宅、輸入住宅、平屋、ログハウス、カントリーハウス、木の家などユニークな住宅を施工する群馬県伊勢崎市の住宅メーカー。木で作られたかわいらしい看板を頼りに小道を入ると、まるで外国の小さな田舎町を連想させるようなタイニーハウスが連なる場所が、展示場を兼ねた本社だ。小道沿いに石や木で造られたかわいらしい建物が建っており、そのひとつひとつがスタッフの個室にもなっている。展示場にはカフェも併設されているので、気軽に訪れてみては?

カントリータウンアンドカンパニー|CountryTown&Co.
タイニーハウス・ヨーロピアンスタイル・塗り壁|TINY HOUSE EUROPEAN STYLE | |
本体価格 | 124万円(税別) |
施工 | 販売価格に含まれる(基礎工事別途) |
工期 | 1カ月程度 |
外寸 | W2900×D2000×H2600mm |
床面積 | 1.5坪 / 5㎡ / 3帖 |
床材 | あり(コンパネ) |
窓 | あり |
断熱材 | あり(グラスウール) |
備考 | 注文後1カ月程度で完成品を配送・納品、完成品は内外装、屋内電気配線を含む |
問い合わせ先 | カントリータウンアンドカンパニー|CountryTown&Co. |
電話番号 | 0270-75-5691 |
WEBサイト | https://country-town.com/ |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
MODEL|MARK
STYLING|KAZUNARI HAYAKAWA
PUBLISHED|2017
SOURCE|小屋マガジン Vol.1
Copyright © 2020 Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。
コメント