キャンパーたちの気になる愛車|カスタムスタイルのお手本となる「ネルデザインワークス」のトランスポーター

クルマとバイク

カリスマ的な人気を誇る「neru design works(ネルデザインワークス)」。趣味で始めたモノづくりは、SNSを通じて全国に発信され、わずか数年で急成長を遂げた。そのブレることのないモノづくりを陰で支えているトランスポーターがここでの主役。全国のイベント会場へと商品を運ぶスタイリッシュなハイエースだ。

ネルデザインワークス|neru design works

▲ブルーグレーでリペイントされたネルデザインワークスのハイエース。

一部の例外を除き、バンモデルはオフロードを苦手とすることが多い。プライベートからビジネスユースまで大人気のハイエースも、後輪駆動モデルは未舗装路が苦手だ。特に空荷の状態では駆動輪にトラクションがかかり難く、あっけなくスタックしてしまうことがある。

熱狂的ともいえるファンを多数抱えるガレージブランドの雄、「neru designworks」のトランスポーターも、そのハイエースだ。

ベース車両は標準ボディのDXで、イベント出店などのため頻繁に未舗装のフィールドへ乗り入れるため、スタックすることがないように4WDモデルをチョイス。

ブランドネームを掲げて走ることから、エクステリアもしっかりとオフロードスタイルに仕上げてある。

ネルデザインワークス|neru design works

▲ボンネットやグリルガード、IPF製のランプ類を追加したフロント部。ヘッドライトも変更され、バンパー下部にはLEDライドも仕込まれている。

ブランドを主宰する重弘さんは、日頃からヴィンテージのアメリカ車を足にするほどのクルマ好き。シェビーバンやアーリーブロンコなど、素敵なヴィンテージを何台も乗りこなしてきた。

驚くことに生産から半世紀近い年月を経たその愛車で、これまで全国津々浦々で開催されるイベントに自走で出展していたという。

知り合いのショップでしっかりとメンテナンスされているため、これまでは一度も大きなトラブルに見舞われたことがなかったというが、古いクルマは常にリスクを抱えている。そこでイベント出展用のトランスポーターとして手に入れたのがこのハイエースだ。

「移動中に万が一でもトラブルが発生すると、周囲に迷惑をかけてしまうので、ハイエースに切り替えて安心しました」と、重弘さんは語る。

荷室は商品運搬用のラックを組んでおり、往路は商品を満載して移動するというトランスポーターなのだが、すれ違いざまに思わず振り返ってしまいそうな佇まいに仕上がっているのは、さすが「neru designworks」。

ネルデザインワークス|neru design works

▲フューエルリッドもカスタマイズ済み。ガラスリットとダミーガードを組み合わせている。

ネルデザインワークス|neru design works

▲ルーフキャリアに取り付けられているのはオーバーランダーの必需品であるスタックボード。左右輪用の2枚を備えている。

ネルデザインワークス|neru design works

▲荷物の積載量を増やすためにラダーとルーフキャリアも備えている。

OWNER|neru design works
「neru design works」は、時を重ねるほどに価値を増すような、長く愛用されるアウトドア製品を企画するガレージブランド。ひと度イベントに出展するとなれば、徹夜の行列を作ってまで商品を手に入れたいという熱狂的なファンを全国に抱える。近年はギア製作に留まらず、アパレルや店舗設計にも進出するも、モノづくりには一切のブレがなく、自分のペースを大切に、誰にも真似できない製品をじっくりと練り上げている。
Instagram@nerudesignworks

CONTACT|ネルデザインワークス
WEB|https://nerudesignworks.com
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.32

※商品の詳細は掲載時のものとなります。
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