エコキャンプみちのく(宮城県)|ファミリーキャンプにも最適! 東北随一という高規格オートキャンプ場

東日本

86万坪という広大な国営公園内に設けられた「エコキャンプみちのく」。ダム湖である釜房ダムの湖畔に佇むこのキャンプ場は、利用者を選ばない高規格のキャンプ場だ。3タイプある「オートキャンプサイト」に「フリーサイト」、シャワー棟やコテージも備わるため、好みや予算に合わせて利用できる設備の整ったキャンプ場だ。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲国営公園内の園路。「エコキャンプみちのく」は公園内の一番奥に位置している。

宮城県の釜房ダム湖畔にあるみちのく杜の湖畔公園は、東北地方唯一の国営公園だ。

「エコキャンプみちのく」はこの公園内で営業する高規格のキャンプ場。国道286号沿いには専用の入口が設けられているので、広大な公園内にあっても、キャンプ場へは迷うことなく辿りつける。

キャンプ場内には多彩なキャンプサイトが用意されている。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲センターハウス(管理棟)はログハウス風。内部にはキャンプの受付、売店などがある。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲センターハウス(管理棟)の棟内。

キャンプエリアは、サイトの広さによって異なる3タイプの「オートキャンプサイト」と、区分けのない「フリーサイト」の2種類。

前者は車両をサイトに横付け、後者は指定の駐車スペースに駐車する。加えて、設備も充実。この「オートキャンプサイト」には、区画内に給湯付きの流しと電源、アウトドアクッキングなどを楽しめる炉とテーブルが付属する「Aクラス」、電源が利用できる「Bクラス」「Cクラス」と、好みや予算に応じてサイトを選べる。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲設備の整った「Aクラス」のオートキャンプサイト。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲「Aクラス」には外用テーブルとイス、屋外炉、キッチン、15A4口の電源付き。区画内に給湯設備があるのはありがたい。

ちなみに「オートキャンプサイト」は69区画。区画内の占有スペースは小さい「Cクラス」サイトでも12×12mあり、約150㎡とたっぷりとしたサイズなので、大きめのテントやタープも設営できそうだ。

共用設備も豊富で清潔な男女別の洋式水洗トイレとコインシャワーが一緒になったトイレ・シャワー棟は場内に11ヶ所、共有の炊事場も11ヶ所備わる。

どのエリアでキャンプをしても近くに水回りがあるので、滞在中は快適にキャンプを楽しめることだろう。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲炊事棟は「コテージ」、「Aクラス」を除く、各エリアに1棟ずつ設置されている。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲炊事棟内には流し台、作業台などが設置されている。蛇口からはお湯も出る。

さらに、天候が心配な場合はコテージも選べる。場内に30棟備わっているコテージは、ログハウス調のものやバリアフリー仕様のものなどがある。好みの仕様やサイズ、利用人数に合わせたコテージの利用が可能だ。

すべてのコテージには屋根付きテラスが付いているため、あいにくの雨天でも濡れずにバーベキューなどが楽しめる。

東北でも随一といえるほど設備の整った「エコキャンプみちのく」なら、誰でも気軽に快適な滞在を楽しめるだろう。

なお、ペットは専用サイトのみで同伴利用が可能。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲トイレ・シャワー棟はコテージエリアを除く、全サイトエリアに1棟ずつ設置されている。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲コインシャワーは5分100円。7:00~11:00、または14:00~22:00の時間帯で利用できる。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲センターハウス(管理棟)内のコインランドリー。洗濯機は 1回:200円、乾燥機は30分:100円で、どちらも8:00~20:00まで利用可能。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲場内には広大で開放感のあるフリーサイトと、写真のような林間の区画サイトが組み合わされている。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲自然共生園をテーマにした公園内には広大な草原が広がる「風の草原」も。草原で色々な遊びやスポーツ、自然観察などが楽しめる。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲場内の奥には、芝生の上に子ども向けの遊具「プレイランド」が設けられている。円形の広場の周囲は「フリーサイト」だ。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲大人数でも利用できる「コテージ」にはバリアフリーのモデルもある。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲隣接する釜房ダム湖は、キャンプサイトから眺望を得ることは難しいが、水辺を抜けた涼しい風が場内を駆け抜ける。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲共用の「ドッグラン広場」もある。

エコキャンプみちのく(宮城県)

▲キャンプ場内は散策のできる木道もある。

VIEW|景観
周囲は美しい国営公園。キャンプ場もよく手入れのされた美しい芝生が主体だ。開放的なエリアもあれば、林間のエリアもある。好みのロケーションを選べるキャンプ場だ。

FOOD and DRINK| 食料・飲料
国道286号にコンビニや飲食店がある。最寄りのコンビニは約4km(クルマで約8分)。大型のスーパーマーケットも4.5km(同約9分)の場所にある。

ACCESS |交通
仙台市と山形市のほぼ真ん中に位置することから、クルマでのアクセスはどちらからも約1時間。山形自動車道・宮城川崎ICからはクルマで約10分だ。

ADVICE|ひとことアドバイス
釜房ダムの湖畔に位置しているが、場内からは湖の眺望はほとんど得られず、水辺へも簡単にアクセスすることはできない。水遊びは子ども向けの「ちゃぷちゃぷ池」が場内にある。釜房ダムではカヌーや釣りは可能だが、利用時はキャンプ場のフロントで申請が必要だ。

エコキャンプみちのく|ECO CAMP MICHINOKU
WEBサイトhttps://michinoku-park.info
所在地〒989-1503 宮城県柴田郡川崎町大字川内字向原254
営業期間4月1日~11月30日
定休日火曜日(月曜日の宿泊は可能) ※4月~6月の第3月曜日までと、 7月第2水曜日~10月の期間は無休
電話番号0224-84-6633
サイト数区画サイト:69区画 フリーサイト:約80組
参考料金4670円(大人2名利用時の税込合計料金)
予約方法WEB・電話
チェックイン14:00~18:00(※コテージは15:00~18:00)
チェックアウト08:00~11:00
地面芝生・草・土
備考サイト使用料(Aクラス):5250円
サイト使用料(Bクラス):4200円
サイト使用料(Cクラス):3150円
サイト使用料(フリーサイト・自動車):1600円
サイト使用料(フリーサイト・二輪車):500円
コテージ使用量:1万5750円〜3万6700円
入場料:760円(15歳以上)※1名あたり。別途団体料金などあり
入場料:120円(小・中学生)※1名あたり。幼児は無料
入場料:510円(65歳以上)※1名あたり
追加車両:520円※1台あたり
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
×
水回り付宿泊棟ペット共用ドッグラン焚き火直火炊事場
×
給湯ゴミ捨てコインシャワー風呂洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
売店Wi-Fiレストランレンタル
××

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。
掲載されている写真は取材時のものです(以下のPUBLISHED参照)。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。

PHOTO|KOSUKE ARAI
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|全国キャンプ場ガイドブック 2022-2023

Copyright © Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。

関連記事

新着記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


人気ランキング

  1. 1

    キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖(山梨県)|2023年、もっとも注目すべきキャンプ場がグランドオープン

  2. 2

    The Country Sunset(ザ・カントリー・サンセット)|千葉県|房総半島・茂原にオープンしたガレージブランドの新拠点

  3. 3

    キトウシ(来止臥)野営場(北海道)|断崖絶壁から太平洋を見下ろす「上級者向け」絶景の野営場

  4. 4

    燈人(トモシビト)|沖縄県|沖縄・那覇市内に立地する希少なキャンプ用品専門店

  5. 5

    オートキャンプ竜門(大分県)|趣向を凝らした貸し切り家族湯も必見! 設備の揃った温泉付きキャンプ場

最近の記事

  1. キャンプグッズ・マガジン vol.36|4月30日発売

  2. キャンセル分追加募集中【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  3. キャンプグッズ・マガジン vol.35|2月29日発売

  4. 【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  5. 彩り豊富なヘルシーラビゴットソースとサーモン焼き

TOP