鉄の棒材や板材から手仕事でキャンプ用品を生み出していく「キャンプギア・ラマ(camp gear llama)」。無骨な印象を受ける製品が多いが、真鍮の蝋付けなど繊細なディテールも兼ね備えている。

▲ラマのセンターテーブル(写真左)と、ロゴマークであるハチドリを天板に真鍮で描いた飾りテーブル(写真右)。写真はセンターテーブルに別売りのフラットバーナーをセットししたもの。飾りテーブル用の天板はもともとセンターテーブルにも付属しているため、センターテーブルを購入した場合は別売の脚(8800円)を手に入れれば、写真のようなセットになる。
鍛治職人として活躍する宮本和俊さんが主宰する「ラマ」は、鉄を素材に宮本さん自身が手作業で加工を施しながら製作しているハンドメイドのギアブランドだ。
その製品の多くは鉄を素材にしたものだが、ところどころに真鍮を蝋付けするなど、繊細なディテールも加えている。これまでは焚き火台やランタンスタンドなどを中心に製品を展開してきたが、今シーズンは新たにキャンプサイトの主役としても使用可能なセンターテーブルをリリースした。
今回発売されたモデルは、W800×D500×H360mmという十分な大きさを誇るローテーブルの「ラマ・センターテーブル」。基本的なパーツ構成は天板、飾り天板、折りたたみ式の脚という3つ。

▲中央部にフラットバーナーなど市販のバーナー類をセットできるセンターテーブル。通常はセンター部に飾り天板を取り付けたまま使用。フラットバーナーや雪峰苑をインストールする場合は、その飾り天板を外して使用する。外した飾り天板も脚(8800円)を使ってサイドテーブルとして利用できる。なお、ジザイテーブルLやアンドロマ・サイドテーブルを両サイドに組み合わせることでテーブルを延長することも可能だ。
丈夫で肉厚な鉄を材料にしていることから、その重量はずっしりとした7.5kgとなっている。天板の中央には開口を設け、ハチドリを真鍮で模した化粧天板(飾り天板)をセット。この天板を取り外すと、スノーピーク製フラットバーナーなど市販のバーナー類が設置できる。取り外した化粧天板は別売の脚を組み合わせるとサイドテーブルとしても利用できるなど、無駄のない構成になっているのも特徴のひとつだ。
今回はさらにテーブルの延長パーツとしてジザイテーブルも3種類用意。高さの違うテーブルは組み合わせ方によってさまざまな使い方ができる。

▲ひし形から長方形まで自在に形状を変化させることのできる、鉄製のジザイテーブル。ひし形から長方形まで自在に形状を変化させることのできる他、脚を外せば鍋敷きとしても使用可能。高さはSからLまで3サイズが用意されており、好みのサイズを組み合わせて焚き火まわりなどでも使用できる。
SPEC | |
ブランド | キャンプギア・ラマ(camp gear llama) |
モデル | センターテーブル |
サイズ | W800×D500×H360mm(組立時) |
カラー | 艶消黒+真鍮 |
価格 | 4万6200円(税込) |
WEB | http://www.solysombra.site |
SPEC | |
ブランド | キャンプギア・ラマ(camp gear llama) |
モデル | 飾りテーブル |
サイズ | W340×D250×H360mm(組立時) |
カラー | 艶消黒+真鍮 |
価格 | 2万5300円(税込) |
WEB | http://www.solysombra.site |
SPEC | |
ブランド | キャンプギア・ラマ(camp gear llama) |
モデル | ジザイテーブル(S/M/L) |
サイズ | W500〜750×D90〜240×H150/250/350mm(組立時) |
カラー | 艶消黒+真鍮 |
価格 | 2万2000円(S)、2万3100円(M)、2万4200円(L) (すべて税込) |
WEB | http://www.solysombra.site |
ABOUT camp gear llama|キャンプギア・ラマとは
鍛治職人である宮本さんが主宰する、静岡県浜松市を拠点としたガレージブランド。一つひとつ丁寧な手仕事から生み出される、鍛冶屋ならではのギア類がアイテムの中心。無骨な鉄と、繊細な真鍮、手触りのいい革などを組み合わせている。手入れをしながら長く使い込める道具ばかりだ。
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.30
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