軽量コンパクトな焚き火台など、機能的なキャンプ用品を生み出してきた「モノラル(MONORAL)」から、折りたたみ式焚き火台の新作が発表された。

▲市販の薪を入れると、薪の自重でステンレスリングメッシュがバスタブのように沈み込む構造で、火の粉が舞うのを防いでくれる。
今回発売されたのは、従来モデル「ワイヤーフレーム」のコンセプトを継承しながらも、より一層剛性を高めた上、収納サイズもひとまわり小さくした「ワイヤフレームソリッド」。
長らく定番モデルとして愛されてきた従来モデルと同様に、2つのアームを中央部でクロスさせるフレームや、ワイヤーをひっかけるだけで火床ができあがる構造などはそのままに、新作はフレームをステンレススチールからアルミ合金へ変更。形状やサイズも見直され、フレームにはフランジを設けることで耐荷重を3.3倍の10kgへと引き上げている。

▲フランジを設けて強度を高めたフレーム。
また、本体重量は70g増にとどめた上で、収納時のサイズはよりコンパクトに仕上がっているのもポイント。組み立てサイズはほぼ変わらないまま、収納サイズは長さが1cmほど短い27cmとしている。火床も大きくアップデートされた。
従来品では特殊耐熱クロスを用いていたことから50時間ほどでクロスを交換する必要があったが、「ワイヤフレームソリッド」ではステンレスリングメッシュを標準採用。劣化を気にすることなく、より長く使える上、収納時も負荷なくきれいにたためるなど使い勝手が大幅に向上している。

▲新作に採用されたステンレスリングメッシュは、従来品にオプション設定されていた耐蝕性ステンレスメッシュ「焚き火メッシュⅡ」と同一のもの。従来品との互換性を維持している。
なお、前作の「ワイヤーフレーム」も販売は継続される予定。使用寿命があったとしても、素材の特性から小さな焚き火をしやすい特殊耐熱クロスの使い勝手の良さに惚れて、長年愛用してきたオーナーも安心してほしい。

▲火床はステンレスリングメッシュのワイヤーを引っ掛けていくだけ。最初に写真のリング部分をかけてしまった方が楽だ。

▲安定して使用できるようにフレームの足は設置面を大きくしてある。

▲フレームは分解可能で、今後火床を拡大するロングサイズのアームなどが販売される予定だ。

▲フレームの中央部。アームにはフランジを設けて強度を増している。

▲フレームを折りたたんだ状態。

▲専用ケースに収納した状態。
【画像アルバム(写真提供:モノラル】
モノラルとは?
「モノラル」は2010年にスタートした日本発のアウトドアギアブランド。マイクロキャンピングをテーマに、焚き火台からタープ、鉈など軽量で機能美にあふれた製品をリリースしている。
SPEC | |
ブランド | モノラル |
モデル | ワイヤーフレームソリッド |
サイズ | W37xD37×H27.5cm(組立時:10cm脚を含む) W7×D9×H27cm(収納時) |
重量 | 約1.05kg |
素材 | アルミ合金、ステンレススチール |
推奨人数 | 1〜2人用 |
価格 | 2万2000円(税込) |
WEB | https://monoral.jp/ |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.28
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