2022年春頃から専門店の店頭に姿を見せ始めた「バーモントランタン(Vermont Lanterns)」。その名の通り、アメリカ・バーモント州を拠点にするオイルランタンの専門メーカーだ。

▲美しい真鍮製ボディが特徴的なバーモントランタン。
「バーモントランタン」はアメリカ北東部のバーモント州を拠点にするランタンメーカーだ。真鍮製オイルランプ&ランタン製品を中心に、1998年から販売をスタート。現在では250を超えるモデルをラインナップしている。日本には2022年春から輸入・販売が始まり、キャンプ用品専門店の店頭などで、その姿を見ることができる。
大きな特徴は本体に真鍮を使っていること。真鍮は銅と亜鉛の合金。市場には錫を使った真鍮メッキ製品も多いが、「バーモントランタン」では、すべてメッキではなく本物の真鍮を素材にしているのが特徴のひとつだ。
デザインそのものも昔ながらのクラシックスタイルを採用しており、100年以上前から愛用されてきた、由緒正しきオイルランタンが忠実に再現されている。このため、完成した製品はテレビ番組や映画の中で、セットの一部として使用されることも多いそうだ。
生産はインドで行われており、いずれもハンドメイド。機械による大量生産ではなく、一つひとつ現地の職人による手仕事で生み出されている。
商品のラインナップは「ミニランタン・シリーズ」から「シップ・チーフ・ランタン・シリーズ」までさまざま。どのモデルも燃料には灯油、またはパラフィンオイルを使用。芯は1/2や1/3などモデルによって異なる。ここでは一部の代表的なモデルを紹介しよう。

▲船舶で使用されていたオイルランタンを復刻したモデル。風雨を妨げるデザインを採用しており、例え嵐の中でも灯りを保つ性能を誇る。

▲オイルタンクは120mlで、連続点灯時間は約12時間。オイルタンクは本体の下から差し込み固定する。
SPEC | |
ブランド | バーモントランタン(Vermont Lanterns) |
モデル | シップ・アンカー・ランタン(Ship Anchor Lantern) |
サイズ | W140×D140×H250mm |
カラー | ブラス、アンティークブロンズ |
価格 | 2万9480円(税込) |

▲19世紀に航海中の一等航海士が使用していたというオイルランタン。夜中に見張り台に行くまでのデッキを照らすために作られたという歴史のあるランタンを再現したシリーズ。嵐の中でも使用できるランタンだ。

▲燃料タンク容量は90mlで連続燃焼時間は約9時間。
SPEC | |
ブランド | バーモントランタン |
モデル | シップ・チーフ・ランタン(Ship Chief Lantern) |
サイズ | W140×D140×H250mm |
カラー | ブラス、アンティークブロンズ |
価格 | 3万2780円(税込 |

▲真鍮製のハリケーン・ランタン。容量300mlのタンクは2重壁構造になっており、連続約15時間の点灯を可能としている。

▲構造は一般的なハリケーンランタンと同一。本体左側にあるシリンダーハンドルをあげて芯に直接着火。右側にあるのは火力調整ダイヤル。
SPEC | |
ブランド | バーモントランタン |
モデル | ハリケーン・ランタン(Hurricane Lantern) |
サイズ | W150×D150×H320mm |
カラー | ブラス、アンティークブロンズ |
価格 | 3万2780円(税込) |

▲エレガントな形をしたドーセットタイプのランタン。10インチと写真の12インチの2サイズがある。12インチモデルはタンク容量が300mlで連続燃焼時間は約30時間。
SPEC | |
ブランド | バーモントランタン |
モデル | ドーセット・ランタン 12inch(Dorset Lantern 12inch) |
サイズ | W100×D100×H300mm |
カラー | ブラス、アンティークブロンズ、シルバー |
価格 | 1万780円(税込) |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.28
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