鉈や斧、ナイフといった刃物はキャンプには欠かせない道具のひとつ。120年以上という長い歴史の中で培ってきた技術から生まれた「フェデカ」の新製品は美しいだけでなく安全にも配慮した、誰もが安心して使えるバトニング専用の鉈だ。
明治28年創業という、“金物のまち” 兵庫県三木市の大工道具メーカー「神沢鉄工」が運営する刃物ブランドが「フェデカ(FEDECA)」だ。
同社は遊びの中で自然と刃物を使う機会を創出することで、刃物文化を次の世代に継承していくことをビジョンとしており、これまでにもキャンプ料理を楽しむためのナイフや、レザークラフト用のナイフなど、さまざまなモデルをリリースしてきた。
今回発表された「鍛造バトニング鉈」も、キャンプに欠かせない薪割りを誰でも安全に楽しめるようにと開発されたものだ。
ご存知の通り“バトニング”とはナイフを使って薪を割る手法のひとつだが、使い方を間違えると怪我をすることもある。そこで「フェデカ」では、ナイフではなく、あえて鉈の形状にすることで危ない切っ先(刃の先端部)を無くし、さらに先端部に石突をつけることで、誤って地面に叩きつけてしまった場合でも刃が欠けることがないように工夫。勢い余って足に刺さるリスクも軽減させたという。
バトニングした際に鉈が折れてしまわないように、本体には刃先からハンドルまで鋼が入ったフルタング構造も採用。ブレードは6mm厚の極厚鍛造としたことで、軽い力でも薪を左右に押し広げられるなど、バトニングに特化した仕様となっている。
もちろん、木製グリップ部分にはお馴染みの名栗イペ、イペ、マルチカラーの3デザインをラインナップ。思わず見惚れてしまうほどの造形美を伴っているのは、従来製品同様である。
SPEC | |
ブランド | フェデカ |
モデル | 鍛造バトニング鉈 |
カラー | イペ、名栗イペ、マルチカラー |
価格 | イペ:1万3970円(税込) 他カラー:1万5400円(税込) |
WEB | https://store.fedeca.com |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.28
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