ネルシュラフ UDD450|構造・仕様から大幅に見直し、 バッグにまでこだわった新作シュ

キャンプグッズ

本格的な冬の到来により、愛用の道具類も一段と防寒を意識した装備へと変わる時期になった。春が待ち遠しい一方で、厳しい寒さの中、テントの中で薪ストーブを焚き、ぬくぬくと過ごす冬キャンプの醍醐味もまた、このシーズンだからこその楽しみのひとつである。もっとも、就寝前に活躍してくれる暖房器具の数々も一部の電化製品を除き、就寝時には火を落とさなければならない。余熱で朝までテントの中を温めることは難しいから、この時期は一段性能を上げたシュラフに頼るのが賢明だ。

neru design works

▲ナンガに別注したネルデザインワークスのオリジナル・シュラフ。単なるカラー別注では面白くないということから、構造・仕様から変更されている。3シーズン用としており、既成のネルデザインワークス製インナーシュラフと組み合わせることで、厳冬期を除く冬キャンプでも使用できる。快適使用温度/下限温度は1℃/−4℃(ベースモデルのUDD450DX)。製品にはコンプレッションバッグが付属する。

「ネルデザインワークス(neru design works)」からリリースされた新作のシュラフは、ナンガ(NANGA)に別注したスペシャルバージョン。春秋〜冬の低山までカバーする同社のUDD450DXをベースにしながら、ネルデザインワークスらしいこだわりを随所に盛り込んだモデルになっている。

サイズは身長185cmまで使用できるロングだが、構造・仕様から大幅に変更。登山ではなく、あくまでもキャンプという前提で、本来背面側にあったダウンを側面や前面へ移動。シュラフ背面部分のダウンは潰れると保温性が著しく低下するため、いっそのこと背面の保温はマットに任せてしまおうという考え方だ。

また、生地を2枚重ねることで、1枚では難しい微妙な色味を表現。2枚重ねたことで、シュラフ自体の保温性向上も狙っている。

加えて秀逸なのがオリジナルのコンプレッションバッグだ。独自仕様のバッグは「小さな収納袋にシュラフを入れるのが苦手」という方にも使い易いもので、収納した後にバッグに備え付けのベルトを使って圧縮することで、コンパクトに収納できるというもの。

残念ながら初回ロットは早々に予約で完売したが、セカンドロットも計画中。興味のある方は「ネルデザインワークス」のSNSで情報を待とう。

SPEC
ブランドネルデザインワークス
モデルネルシュラフ UDD450
カラーグレイ
価格6万9300円(税込)
WEBhttps://www.nerudesignworks.com

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.28

※商品の詳細(価格・サイズなど)は掲載時のものとなります。
※本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。

関連記事

新着記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


人気ランキング

  1. 1

    キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖(山梨県)|2023年、もっとも注目すべきキャンプ場がグランドオープン

  2. 2

    REI(アメリカ)|スタイリッシュなアウトドア用品店

  3. 3

    キトウシ(来止臥)野営場(北海道)|断崖絶壁から太平洋を見下ろす「上級者向け」絶景の野営場

  4. 4

    電波の届かないキャンプ場でも、これで安心!|スターリンクローム(STARLINK ROAM)

  5. 5

    朝霧Camp Base そらいろ(静岡県)|富士山・西麓に今夏オープン! 早くも大人気となりつつある注目スポット

最近の記事

  1. キャンプグッズ・マガジン vol.37|6月28日発売

  2. もっと気軽にバイクで楽しむアウトドアスタイル 手ぶらで楽しむ“焚き火時間”|ロイヤルエンフィールド・ハンター350

  3. キャンプグッズ・マガジン vol.36|4月30日発売

  4. キャンセル分追加募集中【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  5. キャンプグッズ・マガジン vol.35|2月29日発売

TOP