家族の一員であるペットは、いつでも・どこへ行くのにも一緒でありたい。パンデミックの影響からか近年はペットを飼う人も増えており、同時にペットに寛容なキャンプ場も増加している。今回はそんなペットと一緒のキャンプをAPIOジムニーで実践してみた。
キャンプをはじめたきっかけが、愛犬だったというキャンパーは少なくない。家族の一員でもあるペットだが、残念ながらペットと同宿できる宿泊施設は限られる。運良く旅先で見つけたとしても、料金に見合わないことが多い。宿泊施設側からすれば、ペットはトラブルの要因になりかねないから、通常よりも割り増しにした料金でなければ受け入れる理由にならないからだ。結果的にペットと一緒に旅をするのは、簡単なことではないのである。
こうした理由からペットに対して比較的寛容なキャンプ場を利用する愛犬家が増えているようだ。もちろん、キャンプ場を利用しているキャンパーの中には犬や猫が嫌いな人もいるから、無駄吠えや排泄物など飼い主側のルールやマナーの徹底は必須だが、ルールをしっかりと遵守した上でキャンプ場を利用すれば、もっと自由にペットと一緒に旅やアウトドアライフを堪能できるという訳である。
今回はそんな「DOG &C AMP OUT」を実践するべく、APIOジムニーに愛犬を乗せて、八ヶ岳の麓にある「富士見高原リゾート貸別荘」へと向かった。APIOジムニーの助手席には、シートハーネスを取り付けられた愛犬がちょこんと座りこんでいる。初めて乗り込むクルマだと、落ち着くまでに少し時間がかかることが多いが、APIOジムニーにはすんなりと馴染んでしまった。
ソロキャンプだけならUL系のキャンプギアだけでも楽しめるが、ペットと一緒ならオートキャンプ用のギアを持ち込んでゆったりとしたキャンプサイトを構築するのもいいだろう。ラゲッジスペースは荷物で満載になるが、APIOで取り扱うフロントランナー製のルーフキャリアにギアを収納したコンテナを2つ括り付けることで、必要なものは十分に積載できた。今回はゼインアーツ製ギギ1をベースに、占有面積1200㎡(!)という広大なドッグラン付きのキャンプサイトにシェルターを張った。
他のサイトから距離をとったプライベート感満載の広々とした区画サイトは、四方をアメリカンフェンスでぐるりと取り囲んでいるから、ノーリードで自由にペットを走り回らせることができる。焚き火を囲むように椅子と愛犬用のコットを配置したら、あとは静かに夜が更けていくのを楽しむだけだ。
CONTACT|APIO
WEB|https://www.apio.jp
LOCATION|富士見高原リゾート貸別荘
WEB|https://fujimikogen-kashibesso.jp
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.27
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