日常使用からキャンプまで、“この位がちょうどいい”ライトカスタムで仕上げたJB64ジムニー

クルマとバイク

大胆なカスタムは確かに注目を浴びるが、毎日クルマを使うような用途に適しているとは限らない。ライトカスタムは日常使用を前提としたオーナーにとって、個性と実用性のバランスをとった最適なチョイス。組み合わせるパーツをちょっと変えるだけで、雰囲気もガラリと変わる。簡単なようで、じつは意外と難しいセンスが問われるスタイルだ。

ジムニー|JIMNY|村上自動車

▲ベージュとブラックのツートーンで仕上げた村上自動車製ジムニーJB64。足元に16インチのMGゴーレムを組み合わせたことで力強い印象に仕上がった。

年初早々、海外で発表された5ドアモデルのニュースで持ちきりとなっているスズキ・ジムニー。国内での販売体制に関しては正式にアウンスされていないが、販売されるとなれば人気になることは必至。ちなみに、軽規格のJB64も含めて納車までに10~12ヶ月を要するという状態が続いており、ジムニー人気はまだまだ翳りが見えてこない。

大阪府東大阪市でこのジムニーを中心としたスペシャルショップとして営業している村上自動車は、ちょっとユニークな存在として話題になっている。店頭に飾られている車両がベージュ (シフォンアイボリーメタリック)ばかりなのだ。

「女性のお客さんが多いので、あえてこのボディカラーばかりを在庫しています」というのは専務取締役の村上さん。「可愛い感じに仕立てることができるボディカラーですが、もちろんパーツを組み合わせことで男性的なイメージにもアレンジできます」とも。アウトドアと相性のいいアースカラーだから、キャンプなどで使いたいオーナーにも好まれる色合いといえるだろう。

ジムニー|JIMNY|村上自動車

▲1インチのリフトアップと共に前後のラテラルロッドもアップデート済み。見た目だけではなく、しっかりと使える仕様に仕上げられているのは、民間車検場を完備する村上自動車ならでは。

その村上自動車が完成させたばかりのコンプリートカーは、ダムド製ルーツグリルやエー・クロス製ルーフラックで外装をライトカスタム。足まわりはタナベ製サスペンションを使って1インチほどリフトアップし、16インチのMG・ゴーレムを装着するなど、男女を問わずどんなユーザーにも似合いそうな一台として仕上げられている。

クリムソンからリリースされているMG・ゴーレムは、オープンナットの5スポークを採用したコンケーブデザインが特徴。“コンケーブ”とはセンターキャップに向かって外から中央に窪んでいくデザインのことで、近年のトレンドともいえるホイールだ。

現車はこのMG・ゴーレムを組み合わせたことで、力強いイメージに仕上げているが、クリムソンのラインナップにはディーン・クロスカントリーやコロラドなど、オーセンティックなホイールも揃っている。目指したい方向性を伝えれば、村上自動車でもイメージに沿った足まわりの組み合わせを提案してくれるそうだ。

ゴリゴリにカスタムした車両は確かに目立つし、注目されることも多いが、普段使いならちょっと抑えたライトカスタムの方が使いやすい。1インチのリフトアップという絶妙なサジ加減も含め、ライトカスタムに仕上げたジムニーは毎日ステアリングを握るオーナーになってから、改めて「選んで良かった」と思うはず。気になる人は村上自動車を訪ねてみてはどうだろうか。

ジムニー|JIMNY|村上自動車

▲MGシリーズ待望のオープンナットフェイスで仕上げたゴーレム。高剛性ながらも軽量化されており、JB64にもジャストフィット。ジムニー&ジムニーシエラ用は専用の5本スポークを採用。カラーはシンプルな「マットブラック」(写真)とビートロックを彷彿させる「ブラックxマシニングリップ」が設定されている。

ジムニー|JIMNY|村上自動車

▲物理的なスペースに制限のあるジムニーにとって、ルーフラックは必需品ともいえる存在だ。村上自動車ではリーズナブルで使いやすいエー・クロス製ルーフラックを組み合わせている。

ジムニー|JIMNY|村上自動車

▲HKS製リーガルマフラーも装着済み。低音を強調したスポーツサウンドが楽しめる

ABOUT MURAKAMI JIDOSHA|村上自動車とは
ジムニー|JIMNY|村上自動車ジムニーを始めとした新車・中古車の販売店。販売だけに止まらず、購入後の整備・メンテナンス・車検にも対応できる民間車検工場を完備。長く安心して乗れる一台を探しているなら、心強いスペシャリストだ。店頭にはベージュ (シフォンアイボリーメタリック)のジムニーばかりが並んでいる。
SHOP|村上自動車
ADD|大阪府東大阪市御厨中1-10-8
WEB|http://www.murakamijidosha.co.jp

PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2023
SOURCE|Cal Vol.51

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