佐賀県鳥栖市で2015年に創業した「クロスオレンジ」は、専門店の少ない九州では貴重な存在として、数多くのキャンパーから支持を受けるキャンプ道具のスペシャルショップだ。2018年8月には業務の拡大を目指して、現在の福岡県筑紫野市へ移転。中2階を設けた、床面積180坪という新店舗で営業を開始し、早くも移転後2周年を迎える。
飲食店などの商業施設が軒を並べるバイパス沿いに建つ新店舗は、九州自動車道・筑紫野インターチェンジからわずか3kmという好立地。共有の大型駐車場も備えており、交通の便もいい場所だ。店内はファミリー層が中心という客層に合わせて、メジャーブランドの現行・新品を中心とした商品ラインナップだが、一方でガレージブランドも積極的に取り扱うなど、オートキャンプ用品に特化して幅広く展開しているのが特徴といえる。
テントを例に挙げると、中2階のスペースにはコールマンなど、メジャーブランドの手の出しやすい価格帯の商品を展示・販売するが、一方でヒルバーグの専門コーナ―を設ける他、難燃性の高いヘルスポートやテンティピなど、高機能な海外ブランド品に関しても在庫を持っている。つまり、ビギナーから上級者まで対応できる豊富なラインナップを誇っているのである。
もちろん、人気のガレージブランドも取り揃えている。“オトコマエ”なアイアン製品を中心にしたサンゾクマウンテンや、美しい木製品を中心とする台湾のブラックデザインなど、SNSやネットで人気を集めるキャンプ道具は店内にサンプルを展示し、実際に素材を見て・触って確かめられるように配慮されている。
また、九州という地の利を生かし、西日本のガレージブランド製品を取り扱っているのも嬉しいポイントだ。高知県のオーチョキャンプや香川県の槙塚鉄工所、福岡県のレディメイドプロダクツなど、規模は小さくても良い商品を生み出すブランドの商品を取り扱っていることは、「クロスオレンジ」ならではの、確かな目利きを証明しているともいえるだろう。
阿蘇を中心に数多くのキャンプ場が連なる九州エリア。海から山まで豊富な自然を誇る地域だけに、今後もキャンプ人口は増加していくことが予想できる。新規参入のビギナーはもちろん、経験豊富なキャンパーにとっても「クロスオレンジ」は趣味を堪能できる貴重な存在といえるだろう。九州エリアのキャンパーなら一度は訪れてみたい専門店だ。
クロスオレンジとは?
2015年に創業したアウトドア用品の専門店。ランタンやバーナーの修理・メンテナンスも行っており、コールマンのメンテナンスライセンスカード取得者やペトロマックスのメンテナンス講習受講者なども在籍。おすすめの商品や、商品の使い方などをスタッフが分かりやすく説明してくれる。(クロスオレンジHPより抜粋)。
クロスオレンジ|CROSS ORANGE(福岡県) | |
所在地 | 〒818-0066 福岡県筑紫野市大字永岡948-1-2 |
営業時間 | 11:00-19:00 |
定休日 | 火曜日 / 第1水曜日 |
電話番号 | 092-408-6145 |
アクセス | 九州自動車道・筑紫野インターチェンジより約3km。渋滞さえなければクルマで10分程度の距離。店舗前には飲食店などと共有の大型駐車場も備わっている。 |
WEBサイト | https://crossorange.jp/ |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2020
SOURCE|CAMP GOODS MAGAZINE vol.14
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