エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)|氷点下の雪中キャンプも楽しめる、通年営業のフリーサイトキャンプ場

北海道

満天の星空と一面の銀世界にテントを張って、ゆったりとした時間をすごす。雪中キャンプを楽しみたいというベテランキャンパーにも支持されているという、北海道では珍しい通年営業をしているキャンプ場。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲敷地内に広がる芝生の広場がキャンプスペースとなる。周囲には桜の木が植えられ、春には桜が満開になるという。

かつて炭鉱の町として栄華を極めた北海道の赤平市に位置する「エルム高原リゾート」は、オートキャンプ場を中心に日帰り温泉施設、ケビン村などを有する総合アウトドア施設だ。ここで紹介する家族旅行村はこの「エルム高原リゾート」内にあるキャンプ場になる。

旭川空港から1時間半、札幌市内からも高速道路を使って1時間20分という立地にある「エルム高原リゾート」の施設内には、オートキャンプ場と家族旅行村というキャンプ可能施設が2箇所あり、それぞれ全く異なった設備と内容を持つ。

オートキャンプ場は5月上旬から10月中旬までのシーズン営業となるが、家族旅行村は通年営業となっている北海道内では数少ないキャンプ場なのだ。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲施設内にあるもうひとつのキャンプサイト「エルム高原オートキャンプ場」。

オートキャンプ場は区画割りされており、トイレや炊事場などの付帯設備が非常に整ったいわゆる高規格キャンプ場なのに対して、家族旅行村は特に区画整理を行っておらず、広大な敷地内の芝生や森の中など好きな場所に自由にテントを設営できるようになっているのも大きなポイント。

さらに家族旅行村はオートキャンプ場ではないため、原則的にサイトにクルマの乗り入れはできない。ただし、荷物の積み下ろし時に限って、場内道路を通りクルマをサイト付近に横付けすることが可能で、荷物の搬入は問題ない。

また高規格キャンプ場である「エルム高原リゾート」と比べて施設利用料が驚くほどリーズナブルなのも見逃せない点だ。

そのためあえて家族旅行村を選ぶ道内の常連も多いという。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲同じ敷地内にあるケビン村「虹の山荘」は二階建てで6~8人用の大きな山荘。

もちろんオートキャンプ場の設備ほどではないものの、トイレや炊事施設などはしっかりと整っており、キャンプに必要なレンタル品なども用意されている。

施設内にはバーベキュー設備やテニスコート、子供だけでなく大人も楽しめるロング滑り台を有する広大なトリム公園、スポーツやイベントで使用できる広場などさまざまな設備が併設されている。

さらに敷地内を流れる幌倉川では、釣りや沢遊びもできるため、家族連れで訪れても施設内で丸一日アクティビティを堪能することができるだろう。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲地元では美人の湯としても知られる温泉施設「ゆったり」は、エルム高原リゾート内にあり、家族旅行村からも徒歩でアクセス可能。

施設内に併設されている日帰り温泉「ゆったり」は天然温泉を使用しており、疲労回復や美肌効果が期待できる弱アルカリの冷鉱泉。キャンプサイトから徒歩で行ける上に、キャンプ場利用客には料金の割引もあるのも嬉しい。

また館内にレストランを併設しているため、食事も可能だ。

前述の通り、家族旅行村は道内では珍しく通年営業しているキャンプ場である。そのため冬場は一面の銀世界を堪能できる道内でも数少ないスポットで、雪上キャンプをするためにここを訪れるファンも多いという。

一面の銀世界で氷点下のキャンプを堪能しつつ、冷え切った体をゆったりと温泉に浸かってしっかりと温める。そんなウィンターキャンプを楽しむには、この「エルム高原リゾート」は最適な場所といえるだろう。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲温泉は冷鉱泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)、炭酸、水素ナトリウム、メタ硼酸。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲「オートキャンプ場」のトイレ棟。炊事場やトイレなどもキレイな高規
格キャンプ場だ。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲「オートキャンプ場」はイト内の一角のみ駐車場とキャンプサイトが離れているため、無料で使えるアルミ製の台車が用意される。

エルム高原リゾート家族旅行村(北海道)

▲「オートキャンプ場」の園路。

VIEW|景観
森の中にぽっかりと開けた開放的な景観の広がる、芝生のキャンプ場。適度な感覚で風除け、日除けとなる木立もある。場内中央には幌倉川が流れている。

FOOD and DRINK| 食料・飲料
赤平市内に複数のコンビニがある。最寄りは約3.3km(クルマで約5分)。15kmほど離れた滝川市の中心まで走れば、スーパーや飲食店も多く、何かと便利。

ACCESS |交通
キャンプ場は旭川市の西南に位置する赤平市にあり、旭川空港からはクルマで約1時間30分、札幌市内からも高速道路を使って1時間20分程度の距離にある。

ADVICE|ひとことアドバイス
施設内にあるもうひとつのキャンプサイトが「エルム高原オートキャンプ場」。、一部サイトを除いてクルマを横付けできるオートキャンプサイトで、設備は高規格。こちらは5月上旬から10月中旬までのシーズン営業となっている。

エルム高原リゾート家族旅行村|ERUMU KOGEN RESORT
WEBサイトhttps://akabira.net/
所在地〒079-1102 北海道赤平市幌岡町375-1
営業期間通年
定休日なし
電話番号0125-32-6160
サイト数全面フリーサイト 宿泊棟:3棟
参考料金1040円(大人2名利用時の税込合計料金)
予約方法予約不要(ログキャビンのみ要予約:WEB予約可)
チェックイン11:00〜
チェックアウト〜11:00
地面芝生
備考※ゴミは別途有料(要分別400円~)
※車両の乗り入れは荷物の積み降ろし時のみ
※レストランは温泉施設に併設
設備
区画サイトフリーサイトAC電源車両搬入オートキャンプ簡易宿泊棟
×××
水回り付宿泊棟ペット共用ドッグラン焚き火直火炊事場
××××
給湯ゴミ捨てシャワー風呂(温泉)洋式水洗トイレ洗浄機能付き便座
×◯※有料×
BBQ設備洗濯機乾燥機自販機管理棟24時間管理
×
売店Wi-Fiレストランレンタル

注意営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。
掲載されている写真は取材時のものです(以下のPUBLISHED参照)。現況と異なる場合がありますので、必ず最新の状況を施設で確認してください。

PHOTO|DAISUKE KATSUMURA、エルム高原リゾート
TEXT|DAISUKE KATSUMURA
PUBLISHED|2021
SOURCE|全国キャンプ場ガイドブック 2021-2022

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