目にも眩しい新緑の頃はもちろん、赤や黄色に染まった落ち葉を踏みしめながら楽しむキャンプも最高だという「キャンプラビット」。夏は場内を流れる小川で水遊びをする子どもたちも多いそうで、真冬を除く春・夏・秋のどの季節に利用しても美しい景観を楽しめる。家族経営のキャンプ場ではあるが、規模は大きく、設備も充実。何よりも自然景観に配慮した施設設計により、ありのままの自然を楽しめるキャンプ場だ。

▲「キャンプラビット」を西から東に向かって撮影した写真。こんもりとした森の中に区画サイトが広がっている。写真中央にある牧草地はキャンプ場の敷地外。
東北自動車道の最寄りICからわずか5分という好立地ながらも、森に囲まれたゆたかな自然の中で滞在を倒しめるのが「キャンプラビット」だ。サッカーコートが5面も入る3万7500平米という広々とした敷地は、もともと雑木林だった場所をオーナーが少しずつ手を入れながら作り込んでいったもの。1994年にキャンプ場としてオープンし、現在はゆるやかな南斜面に高低差を活かした135もの区画サイトと3台のトラベルトレーラーが配置されている。
場内にはアカマツやヤマザクラ、エゴやクヌギなどの樹木がしっかりと根を張っており、下段側には2本の水路が縦横に走っている。効率を優先すればまっすぐと通路を確保し、整然と区画サイトを並べるのが得策だろうが、「キャンプラビット」では自然地形を優先し、サイトの方を地形に合わせて変形させている。このため通路も曲がりくねっており、まるで雑木林の中でキャンプをしているような景観を楽しめる。

▲「キャンプラビット」の南側にある区画サイト(F-29区画周辺)。場内下段の南側エリアは小川や用水路が走っている。中には写真のようにテントの設営スペース内に樹木が根を張っている区画もある。
一つひとつのサイトは場所によって大きさが異なるが、占有面積は概ね80~130㎡。一部にはAC電源付きのサイトも用意されている。テントの設営スペースは石垣や丸太で明確に区切られており、地面はビリとよばれる非常に目の細かい砂利が敷かれているのも特徴のひとつ。水捌けが良いことはもちろん、テントやキャンプ道具の汚れも抑えられるため、利用者にも評判がいいそうだ。
共用設備は炊事棟とトイレがそれぞれ3ヶ所ずつ。コインシャワーやランドリーがあるほか、貸し切り制の露天風呂もある。

▲防火・水田などに利用される用水路も場内を流れている。水深は浅いため、夏場は水遊びも楽しめるだろう。
また、管理棟内ではランタンやバーナー類などを筆頭に本格的なキャンプ道具の販売も行っている。インスタント食品や薪・炭などの販売もしているので、消耗品の類はある程度キャンプ場内でも調達できるだろう。
オーナーによれば、おすすめのシーズンは新緑の頃と紅葉の時期。例年10月下旬から色づき始め、11月初旬まで赤や黄色に染まった森の中でキャンプを楽しめるそうだ。

▲上段側のキャンプサイトも林間のロケーションだ。AC電源付きサイトもあるので、必要に応じて予約時に相談してみよう。

▲下段西側の区画サイト。牧草地との境にサイトが配置されており、開放的な雰囲気も味わえる。地面はビリとよばれる目の細かい砂利で、コットなしでも就寝できるそうだ。

▲下段南側の区画サイト。テントの設営スペースと駐車スペースが1セットになっている。占有面積は80〜130㎡なので、2ルームなど大型のテントを設営する場合は2区画を予約するなど、事前に相談しておこう。

▲写真は管理棟からも近いG-1サイト。背後に沢が流れており、1日中涼しげな水の音が絶えない。車両は写真手前側のスペースに駐車できる。

▲写真は上段側にある炊事・トイレ棟。流しは左右6ヶ所あるが、うち1ヶ所はダッチオーブン・焼き網・鉄板など汚れのある洗い物専用だ。

▲炊事場は場内に3ヶ所。ダッチオーブンなど汚れのひどいものは専用の流し台を使用する。

▲管理棟のすぐ脇には水遊び場もある。写真は水遊び場へ水を引き込むたの沢。余笹川へ流れ込む透明感のあるきれいな水が流れている。

▲貸し切りの露天風呂は30分交代制(有料)。温泉ではないが、地下水をボイラーで沸かして掛け流しにしており、常時清潔なお湯を楽しめる。

▲貸し切りの露天風呂。繁忙期は混みあうため、チェックイン時に予約しておこう。

▲場内には炊事場と男女別のトイレが一緒になった施設が上段・下段側のそれぞれに1つずつある。炊事場は水のみで給湯はない。トイレは洋式水洗だが洗浄機能は付いていない。いずれも清潔感のある手入れの行き届いた設備。

▲「キャンプラビット」の管理棟。建物内に売店もある。外観はまるで海外のキャンプ場のような佇まい。管理棟内にキャンプ場のオーナーが住んでいるため、何かあった時でも安心できる。

▲キャンプの受付となる管理棟は大きなログハウス調。室内ではヴィンテージのランタンなど趣味性の高いキャンプ道具から消耗品の燃料類までキャンプに必要なものが販売されている。

▲管理棟内ではインスタント食品などを中心に食品や調味料、氷、酒類なども販売されている。洗剤や石鹸なども販売されているので、忘れ物をしてしまったらまずは管理棟で売っていないかチェックしてみよう。

▲トレーラーハウスも3棟用意されている。夏は扇風機、冬はセラミックヒーターを備える。専用の屋根付きウッドデッキもある。

▲洗濯機、乾燥機が各4台ずつ設置されたランドリー。洗濯機は1回200円、乾燥機は20分100円。連泊時には便利な設備である。

▲コインシャワーは男女別で5分200円。管理棟の並びにある専用のシャワー棟内にある。男女別々
の棟になっているので、プライバシーの面でも安心できる。
VIEW|景観
別荘地に囲まれた森の中に広がる林間のキャンプ場。元々雑木林だった土地はオーナーの手により樹木を残しながら極力自然な形で整えられている。サイトはなだらかな斜面に広がっており、テントの設営スペースはしっかりと水平レベルをとってあるので、コットなしでも快適な滞在を楽しめる。
FOOD and DRINK| 食料・飲料
キャンプ場の周辺は別荘地・山林ではあるが、クルマで15分圏内に2件のコンビニ、同20分圏内にスーパーも2店舗ある。最寄りのコンビニはキャンプ場から約8.3km(クルマで約13分)。スーパーは約10.7km(同約16分)。
ACCESS |交通
ETC搭載車なら東北自動車・那須高原スマートICから約5km(クルマで約8分)。ETC非搭載車の場合は那須ICより約14km(同20分)。仙台・福島方面からの場合は白河ICより12.6km(同約18分)。
ADVICE|ひとことアドバイス
人工的に区割りされた区画サイトと違って、自然地形を生かした形の歪な区画サイトが大半。ゆえにまるで森の中にいるかのような景観が保たれている。キャンプ場設計における、ひとつのお手本のような施設だ。
| キャンプラビット|CAMP RABBIT | |
| 営業期間 | 3月中旬~11月下旬 |
| 定休日 | なし |
| サイト数 | 区画サイト:135区画 宿泊棟:3棟 |
| 所在地 | 〒329-3225 栃木県那須郡那須町大字豊原丙4387-1 |
| 予約方法 | WEBのみ |
| チェックイン | 13:00~17:00 |
| チェックアウト | 08:00~11:00 |
| 地面 | 砂利 |
| 参考料金 | 6600円(大人2名利用時の税込合計料金) |
| 電話番号 | 0287-77-2721 |
| WEBサイト | http://www.camp-rabbit.com |
| 備考 | ※各サイト・キャビンの料金詳細はWEBサイトで確認 ※アーリーチェックイン(8:30~)あり ※日帰りキャンプは11:00~17:00 ※露天風呂(温泉ではない)は30分貸切制で大人1名550円、子ども1名330円 ※コインシャワーは5分200円 ※ソロキャンプでの電源使用は追加1100円 |
| 設備 | |||||
| 区画サイト | フリーサイト | AC電源 | 車両搬入 | オートキャンプ | 簡易宿泊棟 |
| ◯ | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 水回り付宿泊棟 | ペット | ドッグラン | 焚き火 | 直火 | 炊事場 |
| × | ◯ | × | ◯ | × | ◯ |
| 給湯 | ゴミ捨て | コインシャワー | 風呂 | 洋式水洗トイレ | 洗浄機能付き便座 |
| × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
| BBQ設備 | 洗濯機 | 乾燥機 | 自販機 | 管理棟 | 24時間管理 |
| × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 売店 | Wi-Fi | レストラン | レンタル | ||
| ◯ | ◯ | × | ◯ | ||
| 注意 | 営業内容は変更されている場合があります。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.24
Copyright © Camp Goods Magazine
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。



















コメント