デルタフォース・オーバル|デリカの足元をスタイルアップさせる 定番外しのインチアップ

クルマとバイク

“定番”とされる組み合わせは、ある意味“無難”なチョイスではあるが、一方で差別化するのが難しい。他人とはちょっと違った雰囲気に仕上げるならば、あえて“定番”を外してみるのも面白いだろう。オンロード・モデルでは定番のインチアップを、オフロード・モデルに施した、“定番外し”の好例が写真のデリカD:5である。

オフロード志向のミニバンとしてキャンパーにも人気の高いデリカD:5。ノーマルでもいいが、タイヤ&ホイールの変更をするだけでも簡単にスタイルアップできるので、オーナーなら是非試して欲しい。足元は純正同様の16インチではなく、17インチにサイズ変更するのがポイント。

デリカD:5の純正装着タイヤは、上位グレードが18インチの225/55、標準グレードが16インチの215/70。キャンプやアウトドアなどオフロード向けの使い方であれば、ドレスアップも16インチを軸にするのが一般的といえるだろうが、ここでは17インチにサイズアップした1台をご紹介しよう。

装着したホイールは、SUVを中心に人気の高いホイールブランドの「デルタフォース」だ。デリカD:5用としてラインナップされているのはM/C前、M/C後のどちらも16インチだが、写真のデリカD:5には17インチを装着し、BFグッドリッチ製オールテレーンT/A(245/65-17)を組み合わせている。

じつはこのセットアップは、同じ5穴-114.3の「デルタフォース・オーバル」17×8.0Jを装着して実現したものだ。 デリカD:5用に設定されているのは本来16×7.0J/インセット+35/5穴-114.3/hubφ73。対して、セレクトしているのはアルファード用として設定された17×8.0J/インセット+35/5穴-114.3/hubφ73である。

ホイール径だけでなく、幅も1サイズ大きくなるが、特別な加工もせずにジャストフィット。むしろ、サイズアップしたことで、デルタフォース・オーバル特有のコンケイブ(ホイールの中心に向かって凹んだデザイン)もより深くなり、陰影もはっきりと現れている。

現車はさらにオーストラリア・ライノラック製のパイオニアプラットフォーム(ルーフラック)を装着。デリカD:5用の専用脚は「エクシズルライン」が独自に製作。ルーフに無加工で装着を可能としたものだ。

キャリアには同じくライノラック製のバットウイング・オーニングを装着するなど、キャンプやアウトドアでも使い勝手のいい装備を加えている。 ライトカスタムながらも完成度の高いデリカD:5。定番の組み合わせをあえて外したことで、他人とはちょっと違った印象を与えることができた好例といえる1台である。

CONTACT|DELTA FORCE
WEB|https://www.force-wheels.jp/
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2021
SOURCE|Camp Goods Magazine Vol.22
本WEBサイトにて掲載されている写真及びテキストの無断転載を禁じます。

関連記事

新着記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


人気ランキング

  1. 1

    こいつはすごい! ガツンとくる最強ガーリック飯「G飯の素」

  2. 2

    The Country Sunset(ザ・カントリー・サンセット)|千葉県|房総半島・茂原にオープンしたガレージブランドの新拠点

  3. 3

    キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖(山梨県)|2023年、もっとも注目すべきキャンプ場がグランドオープン

  4. 4

    電波の届かないキャンプ場でも、これで安心!|スターリンクローム(STARLINK ROAM)

  5. 5

    燈人(トモシビト)|沖縄県|沖縄・那覇市内に立地する希少なキャンプ用品専門店

最近の記事

  1. キャンプグッズ・マガジン vol.35|2月29日発売

  2. 【5月25日〜26日】LAND CRUISER CAMP OUT FUJI 2024|ランドクルーザー・キャンプアウト富士2024

  3. 彩り豊富なヘルシーラビゴットソースとサーモン焼き

  4. うどんに合わせても美味しい! アジアンエスニックなあさりの酒蒸し

  5. カリッとした食感と肉汁が特徴的なチキン南蛮に、さっぱりと美味しいアボカドソースの組み合わせ

TOP