海辺のキャンプ場は全国に数多く存在するが、場内に椰子の木が植えられた、南国ムードにあふれるキャンプ場は珍しい。年間平均気温は17℃、快晴日数ランキングでも堂々1位(2018年度)を飾るなど、南国・宮崎はキャンプ天国でもある。背の高い椰子の木に囲まれた「宮崎白浜キャンプ場」なら、より一層南国気分も盛り上がるだろう。
宮崎県宮崎市の平均気温は1年でもっとも低い1月でも最低気温は摂氏2度、最高気温は13度もある。雪が降ることはもちろん、氷点下になることも稀で、一年中アウトドアライフを満喫できる場所だ。市内のあちこちで見かける椰子の木は、そんな宮崎の温暖な気候を象徴するものだ。
1998年にオープンした「宮崎白浜キャンプ場」も、背の高い椰子の木に囲まれたロケーションが特徴的。長年市民の憩いの場として親しまれてきたこのキャンプ場は、2020年春に大幅リニューアルされ、より一層快適なキャンプ場として再整備されたばかりである。
施設名にもある通り、ここは「白浜海水浴場」に程近く(キャンプ場から約800m)、夏は海水浴を楽しむ利用者が中心。加えて周辺にはサーフスポットが多いことから、サーフトリップの一環で利用するキャンパーも多いという。夏はファミリー、それ以外の季節は連泊する常連の利用者が目立つというが、近年は特にウインターシーズンの利用者が増加、温暖な気候を利用して冬キャンプデビューを楽しむキャンパーも増えているそうだ。
キャンプサイトはきれいに区画化されたサイトが30あり、いずれも電源を標準装備。占有面積は80~100㎡で、地面は美しく刈り込まれた芝生。どのサイトからも東側には太平洋を一望する眺望が広がっている。
また、バイクや自転車の利用者向けに南側の一部をフリーサイトとしており、最大5組が利用可能。キッチンやシャワー、エアコンなどが備わった「ケビン」も5棟用意されているので、気候や予算などに合わせて好みで宿泊スタイルを選択できるだろう。
共用設備は3つの炊事棟と、シャワーブースや水洗式トイレなどを備えた管理棟など。管理棟内にはキャンプの受付をする事務所や、食材やキャンプ道具などを販売する売店があるほか、誰でも利用できる海辺の図書館も備えており、滞在中にじっくりと読書を楽しむこともできそうだ。
VIEW|景観
観光名所である「青島」からほど近い距離にある「白浜海 岸」沿いにある海辺のキャンプ場。夏はキャンプと合わせて海水浴を楽しむ人も多い。温暖な気候で過ごしやすい宮 崎という立地をいかして、通年でキャンプが楽しめる設備の整ったキャンプ場だ。
FOOD & DRINK| 食料・飲料
宮崎の市街地から南へ12〜13kmほど走った場所にある。 最寄りのコンビニはキャンプ場から約1.6km、スーパーはキャンプ場から国道経由で約2km。どちらもクルマで約 3〜4分の距離にある。
ACCESS |交通
宮崎自動車道・宮崎ICから国道220号を経由して、キャ ンプ場までは約14km(クルマで約16〜17分)。JR宮崎駅からは約21km(同約30分)。「宮崎空港」からは約 13km(同20分)。
ADVICE|ひとことアドバイス
キャンプ場の目前にあるビーチは遊泳禁止。「鬼の洗濯岩」と呼ばれる波蝕海床が広がっている。「白浜海水浴場」までは約800mだ。
宮崎白浜キャンプ場|MIYAZAKI SHIRAHAMA CAMPSITE | |
営業期間 | 通年 |
定休日 | 不定休 |
サイト数 | 区画サイト:30区画 フリーサイト:5組 宿泊棟:5棟 |
所在地 | 〒889-2164 宮崎県宮崎市折生迫字上白浜6600-1 |
予約方法 | WEB |
チェックイン | 13:00~17:00 |
チェックアウト | 06:00~11:00 |
地面 | 芝生・砂利 |
参考料金 | 4000円(大人2名利用時の税込合計料金) |
電話番号 | 0985-65-2020(09:00~17:00) |
WEBサイト | https://aoshima-camp.com |
設備 | |
区画サイト | ◯ |
フリーサイト | ◯ |
AC電源 | ◯ |
車両搬入 | ◯ |
オートキャンプ | ◯ |
簡易宿泊棟 | × |
水回り付宿泊棟 | ◯ |
ペット | ◯ |
ドッグラン | × |
焚き火 | ◯ |
直火 | × |
炊事場 | ◯ |
給湯 | × |
ゴミ捨て | × |
コインシャワー | ◯ |
風呂・温泉 | × |
洋式水洗トイレ | ◯ |
洗浄機能付き便座 | × |
BBQ設備 | × |
洗濯機 | ◯ |
乾燥機 | ◯ |
自販機 | ◯ |
管理棟 | ◯ |
24時間管理 | ◯ |
売店 | ◯ |
Wi-Fi | ◯ |
レストラン | × |
レンタル | ◯ |
注意 | 営業内容は変更されている場合がございます。詳細は各施設に直接お問い合わせください。 |
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2022
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.23
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