横浜駅からクルマで約30分、電車なら50分前後、八景島シーパラダイスにも程近い潮風が吹き渡るウォーターフロント。中小の工場などが建ち並ぶ一角に、居抜きの倉庫を改装した黒塗りのスタイリッシュな外観が異彩を放っているのがリニューアルオープンした「デバイスワークス」の新店舗だ。

▲倉庫を改装した新店舗の外観。写真手前側がショップの入口でロゴの入ったシャッター前は記念撮影のポイントだ。
2023年6月に新店舗に移転、リニューアルオープン
2023年6月に横浜駅近郊から移転した「デバイスワークス」。移転前は工房と倉庫、店舗が別々の場所にあったが、新拠点では作業場やクルマを格納できるビルトインガレージまですべてをワンストップで完結できるようになった。
新店舗は歩いてすぐのところに海釣り用の施設があるほど海が近く開放感の高いエリアにあり、店舗前には数台分の駐車スペースも用意されている。混み合う週末は250台を超える大型コインパーキングが徒歩数分の場所にあるため、気軽にクルマで訪問できる。
店内は大型のティピ型テントでも常設展示できるほどの天井高を誇る広々としたもので、階段を上がった天井裏には広大な倉庫スペースとなっている。

▲広い店内フロア中央部にはデバイスオリジナルやコラボブランドのギアを集めたシェルフが配置されている。
ご存知の方も多いと思うが、ショップオーナーの秋山大輔さんはグラフィックデザイン会社の代表兼デザイナーでもある。自らがコアなキャンパーであったことから、キャンプギアの自社ブランド「デバイスワークス」を立ち上げ、同時にショップを2018年にオープンした。
開店当初はガレージブランドを中心に、自社製品やヴィンテージギアを取り扱っていたが、最近はデザイン力を生かした別注バージョンを他のガレージブランドとコラボ展開する一方、オリジナル商品の開発に注力し、現在はほぼ自社ブランド専門ショップとして全国のキャンパーから注目を集めている。
それは自らのキャンプ体験で「こういうものが欲しい」「これが足りない」と感じたギアを追求し続けてきた自然な進化だった、ともいえるだろう。

▲壁際にはデバイスオリジナルのアパレルに加え、ヘルスポート、ミニマルワークス、バックカントリーなどのシェルターやテントも展示されている。
キャンプ業界全体をもっと楽しく盛り上げたいという秋山さんは、「自分自身を刺激する(Stoke the myself)」を今期のコンセプトとして掲げる。
ショップにやって来るお客さんのみならず、ここで日々働く自分たち自身も刺激を受ける空間をこの場で創造していきたいという。
そのひとつとして、「デバイスワークス」でないと、この空間でないと生まれないようなアウトドアとクルマをつなぐプロダクトも計画しているそうだ。そのベールが脱がされる日を楽しみに待ちたい。

▲焚き火関連のギアやカーミットチェア、テーブルなどを展示するエリア。実際の使い方を想定した展示や新しいキャンプスタイルを提案するような展示も今後、展開していく予定だ。

▲ショップフロアの裏手は秋山さん愛用のキャンプ道具が並ぶガレージスペースとなっている。

▲写真のクルマは1年前にアメリカから輸入したシボレー・タホ V8 6.2L。ここでキャンプギアを積み込んでキャンプ場に向かうこともしばしば。

▲韓国ブランドの「ウエスタンソウル」とコラボした「DEPI(デピ)」テント。
DEVISE WORKS(デバイスワークス)の推しアイテム

▲38エクスプロー×デバイスワークス・ルミコ38デバイスバージョン:アクリル導光板を使った38エクスプローのハーフユニットテーブル「ルミコ38」のデバイス仕様。裏面中央部のアダプタにゴールゼロをセットすると天板に光の紋章柄が浮かび上がる。

▲デバイスワークス・ボクサー1ユニット:シェラカップや皿、カップ類などを整理・収納するのに便利な1ユニットサイズの黒いボックス。ブラックにシルバーの紋章がプリントされ、ブラックデザインやシム・クラフトの製品にも使用可。

▲デバイスワークス・カゴメイ:金属製キャンプギアのガレージブランド「ターン」とコラボしたオリジナルランプシェード。ゴールゼロにベストフィットするが、他ブランドのLEDライトでも使用できる。

▲デバイスワークス・ボクサーハーフユニット:カトラリーや調理器具を整理・収納するのに便利なハーフユニットサイズの黒いボックス2個セット。ブラックにシルバーの紋章がプリントされ、ブラックデザインやシム・クラフトの製品にも使用可。

▲ピノワークス×デバイスワークス・デニムンバラ:ピノワークスとコラボしたカーミットチェア用張り替えシートのデニムバージョン。夏場は蒸れやすいレザーの代わりにブラックデニムを使い、サイドを本革で仕上げたもの。チェア本体は別売品。

▲デバイスワークス・コットタオル:店主推しのレゲエミュージシャン、アポロとコラボしたコットタオルのリニューアル版。白黒2パターンの紋章を入れたデザインもある。店主入魂のフレーズ「Stoke the myself」も添えて。

▲アドスパイスファクトリー×デバイスワークス・ニョッキ:ウッドの脚部をカスタムデザインしたランタンハンガー。“スパイス”を加えた独自の商品を開発・販売するアドスパイスファクトリーとのコラボモデル。

▲ピノワークス×デバイスワークス・デニムンバラ:ピノワークスとコラボしたカーミットチェア用張り替えシートのデニムバージョン。夏場は蒸れやすいレザーの代わりにブラックデニムを使い、サイドを本革で仕上げたもの。チェア本体は別売品。

▲ピノワークス×デバイスワークス・サンダンバラ:ピノワークスとコラボしたカーミットチェア用張り替えレザーシート。“サンダンバラ”のような見た目にソファーのような座り心地。素材は耐久性が高い国産牛革で、カラーは4色。チェア本体は別売品。

▲ブラックデザイン×デバイスワークス・福箱デバイスバージョン:ブラックデザイン「福箱」のデバイスバージョン。紋章柄で加工した1ユニットのボックスで、マグネットで固定した両サイドを開閉できる。別商品「ボクサー」の蓋を使えばサイドテーブルにも。

▲キャンプオーパーツ×デバイスワークス・蒸シェラ デバイスバージョン:シェラカップでセイロ蒸しができるキャンプオーパーツの「蒸しぇら」とコラボし、中華セイロをステンレスで仕上げたデバイスバージョン。木のセイロにはない男くささが漂うクールなブラック仕様。

▲サンゾー工務店×デバイスワークス・デバイスパルス:サンゾー工務店の薪バサミ「パルス」にウォルナット製グリップを装着したデバイスバージョン。独特な歯の形状で薪が扱いやすく、スタイリッシュなデザイン。グリップ単体販売は税込7500円。

▲デバイスワークス・デバイスマッキー:作り手の想いが詰まったバトニングナイフ。ステンレス一体成形で強度は抜群。絶妙なカーブを描く持ち手は最高級クラスのウォルナット材で、グリップエンドにはフックを用意。本革ケース付き。

▲ナチュラルマウンテンモンキーズ×デバイスワークス・ワルノビタ:カーミットチェアの座面・背面の角度を調整するナチュラルマウンテンモンキーズ「ノビタ」のブラック仕様にレーザーで紋章を入れたデバイスバージョン。サイズは前用110と後用130の2種類。

▲キャンプオーパーツ×デバイスワークス・ オボイン:シェルコン25用天板「SC25 TOP」の裏側に収まるジャストサイズのアイアン製トレー。グリップはオプションで各ブランドの好きなものを装着可。

▲デバイスワークス・デバイスウォッチ:文字盤が印象的な新しいカタチのカラビナ型ウォッチ。12時側のケーストップに組み込まれているLEDライトは側面ボタンで点灯し、照度は約45ルーメン。ムーブメントは日本製。

▲5050ワークショップ×デバイスワークス・マクラ:5050ワークショップに別注した低反発素材の枕。アウトドアだからこそ心地よいリッチな睡眠時間を楽しみたい。

▲サンゾー工務店×デバイスワークス・デバン(ケース付き):サンゾー工務店の折りたたみ式焚火台「ロダン」とコラボしたデバイスバージョン。窒化加工が施された鉄板全体を紋章柄でカット。火を入れると浮かび上がる焚き火の灯りが独特な世界観を映し出す。
SHOP INFORMATION | |
店舗名 | DEVISE WORKS|デバイスワークス |
所在地 | 〒236−0004 神奈川県横浜市金沢区福浦2-17-3 |
営業時間 | 13:00〜19:00 ※11:00〜18:00(土曜日・日曜日・祝祭日) |
定休日 | 不定休(※WEBサイトで営業カレンダーを確認) |
電話番号 | 045-367-9066 |
アクセス | 新東名高速道路・草津田上ICから約5km、クルマで約10分 名神高速道路・栗東ICや栗東湖南ICからクルマで約15分 |
@deviseworks | |
WEBサイト | https://dwcamp.com/ |
PHOTO|DAISUKE KATSUMURA
TEXT|OSAMU HONMA
PUBLISHED|2023
SOURCE|CAMP GOODS MAGAZINE vol.32
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