デカトロン幕張（千葉県）｜フランス発の総合スポーツ用品販売店

フランス発の総合スポーツ用品メーカー・小売店である「デカトロン」の日本上陸2号店が「デカトロン幕張」だ。人気のワンタッチテントやエアーテントなど、デザインやカラーだけでなく機能も個性的な製品が多い。製造・小売だけに価格もお手頃で、ビギナーやファミリーキャンパーに最適な店舗といえるだろう。

1976年にフランスのリールで誕生した「デカトロン」は、同国内だけでも70店舗、さらに世界61か国で約1700店舗を展開する総合スポーツ用品店だ。モンブラン山塊に程近いサランシュなど世界9ヶ所に開発拠点を構えており、自社ブランド製品も多数リリースしている。このため店舗で販売されている商品は基本的に自社ブランドのみ。つまり、「デカトロン」は製造・小売りと呼ばれる業態に特化しているのが大きな特徴だ。

幕張新都心のイオン幕張（※近隣にあるイオンモール幕張ではない）の1階に、5月にオープンしたばかりの「デカトロン幕張」は、日本国内では昨年オープンした西宮店に続く2拠点目となる「デカトロン」の直営店だ。

750坪という広大な床面積の売り場に40ものジャンルのスポーツ用品を展開しており、店内は自転車やカヌーなどの大型ギアから、サッカーボールやゴルフ用品までバラエティに富んだ構成となっている。

もちろん、キャンプなどのアウトドア用品も充実。自社ブランドのQUECHUA (ケシュア)を中心に、テントからシュラフ、チェアやテーブル、カトラリー類など、豊富なラインナップが店頭に並んでいる。

さらに登山・トレッキングのブランド FORCLAZ (フォルクラ)にも山岳用のテントなどが用意されているため、目的に応じて必要なキャンプ道具を手に入れられるだろう。

特に人気が高いのは2セカンズと呼ばれる簡単・高速設営ができる特許取得済みのワンタッチテントシリーズだ。収納人数に合わせて2人用・3人用が選べるこのシリーズは、設営だけでなく撤収もあっという間ということから、テントの設営にかける手間と時間を節約し、その分ゆったりと滞在を楽しめるというもの。特にビギナー層からの支持を受けている人気商品である。

もちろん、カトラリーなどの小物やバッグ、シューズ、ジャケットなどのアウトドア・アパレルも豊富だ。どれもフランスを筆頭に海外でデザイン・設計されているだけに、色使いや柄などが個性的で、キャンプ場で映えるギアも多い。

さらにもうひとつ、製造・小売りならではの中間マージンカットにより、どの製品もコスパが高いのも注目に値する。

4ルームの8人用エアーテントでも12万円以下。3人用のドームテントや2人用の山岳テントの中には1万円以下の製品もある。キャンプデビューを計画しているビギナーはもちろん、コストを抑えたいファミリーキャンパーなら、ぜひ一度店舗を覗いてみてはどうだろうか。

デカトロンとは？
1976年にフランスのリールで誕生した総合スポーツ用品販売店。製造から小売までを一貫して手掛けており、キャンプなどのアウトドア用品ブランド「QUECHUA (ケシュア)」や登山・トレッキングのブランド「FORCLAZ (フォルクラ)」なども展開している。フランス国内では70店舗、加えて世界61か国で約1700店舗を展開し、日本国内でも店舗数を拡大しつつある。

PHOTO｜KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT｜KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED｜2020
SOURCE｜CAMP GOODS MAGAZINE vol.14

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