シニア層を中心に人気の高まるキャンピングカー&トラベルトレーラー。昨年発表された統計では2018年には国内累計保有台数が11万台を超え、年間6000台超のハイペースで増加中だ。こうした市場背景をベースにメーカー側も積極的に新型モデルをリリースしている。キャンプグッズ・マガジン編集部では、そんなャンピングカーの最新モデルが並ぶ「ジャパンキャンピングカーショー2020」から、注目のモデルをレポートしていこう。
日本国内におけるキャンピングカーの種類は、大雑把には5種類。
・ワンボックスをベースにした「バンコン」
・貨物用トラックに専用装備を架装した「キャブコン」
・バスを改造した「バスコン」
・軽自動車ベースの「軽キャンパー」
・その他に「キャンピングトレーラー(トラベルトレーラー)」など
もっとも、最近は乗用モデルのミニバンを改造したキャンパーなどもあり、一括りできないものも登場しているようだ。
一方で、市場全体は高齢化が目立っており、実際「ジャパンキャンピングカーショー2020」の会場でも特にシニア層の来場者が目についた。車体価格も高価な上、日常使用にも兼用できる車両は少ないため、金銭的にも余裕のあるシニア層がキャンピングカーの中心的な顧客層となっているのだ。
つまり、日本国内での使い方は、短期間のキャンプというよりも、欧米のような車中泊を中心としたキャラバンが中心となっているのである。
もっとも、いつでもどこでもキャンプが楽しめるという点から考えても、数多くのキャンパーにとって、キャンピングカーは憧れの1台であることも事実だ。余裕があれば是非とも購入を検討したいと思う人も多いことだろう。
ここ数年、毎年のように頻発している自然災害においても、キャンピングカーは有用だ。自由に移動できるもうひとつのスペースがあれば、万が一の際にも安心できる。ここではおしゃれキャンパーの週末利用にも最適な最新キャンピングカーをご紹介していこう。
PHOTO|KAZUTOSHI AKIMOTO
TEXT|KAZUTOSHI AKIMOTO
PUBLISHED|2020
SOURCE|Camp Goods Magazine vol.11
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